タグ『みっつんのLondon Days』

#30 サロガシーの旅 | 代理母決定

  なんだか急に忙しくなった。何が忙しいってサロガシーの準備だ。エージェンシーと病院の両方から、読みきれないほどのメールが連日怒涛のように送られてくる。それというのもつい先日、代理母(代理懐胎をしてくれる方)が決まったからだ。僕らは男同士のカップルなので、2人とも妊娠できない。そこでお腹の中...

#29 我が家の食卓。

  今週は唐突に、我が家の食卓を公開したいと思う。つい最近も食事ネタをやったばかりではないかという声が聞こえてこないでもないが、食事は僕らの“London Days”の割と重要な部分をしめているのだ。何しろロンドンは物価が高く、たいして美味くもないものに、2000円近く払わされるのがオチだ。いかに自宅で美味い...

#28 僕らは毎朝ヨガります – 瞑想・マインドフルネスのススメ

  ヨガで瞑想と聞くとみなさん何を思い浮かべるだろうか。哲学、宗教、スピリチュアル? 得体のしれない感じで敬遠しがちな方も多いと思う。しかしその瞑想、”マインドフルネス”という言葉とともに、こちらの新聞やメディアでも本当によくでてくる。それは僕がヨガを教えているから目につくというだけではないはず...

#27 体外受精の子どもは”化学合成”? IVF当事者から見る、D&G vs Eジョンの確執

  エルトンジョンが、ドルチェアンドガッバーナ(以下D&G)のボイコットを始めた。D&Gのステファノ・ガッバーナとドミニコ・ドルチェの二人がイタリアのファッション誌”パノラマ"で受けたインタビュー(原語はイタリア語)の発言を受けてのものだ。 「家族とは伝統的なものだけだ。化学的な出産や借り物の...

#26 納豆推しのスウェーデン人夫

  付き合って3年、結婚して3年半、食事を作るのは専ら僕の方が多い。そして、リカに今日は何が食べたいかと聞くと、大概「魚と野菜」と答えるに決まっている。彼はベジタリアンではないので肉も食べるのだが、あまり自分から肉を食べたいとリクエストすることはない。そして日本に10年以上住んでいたこともあり、...

#25 友の旅立ちと星の王子さまから学ぶ恋愛術

親友のひとりが旅発つことになった。ロンドンへいつ帰ってくるのかはわからない、当て所のない旅らしい。もちろん寂しい気持ちがあるが、なんだか清々しい気持ちで見送りたくなる。旧ソ連の一国で生を受けた彼女は、旧ソ連からの独立の動乱や、両親を同時に事故で亡くすなどの経験を経て、十四歳の頃から小さな弟の母親...

#24 ロンドン70年代ゲイリブの同窓会

  渋谷区や横浜市などの同性パートナーシップ制度の導入への動きに沸く日本のメディアとSNS。社会のシステムが変わるというのは、突然自動的に変わるわけではなく、それ以前に変化を求める人たちの運動や努力があるもので、それはここロンドンも同じである。先週末、70~90年代に活動していたというLGBTのテーマに...

#23 男二人で手を繋いで歩いてみた件

  日曜日、あまりにも天気がいいので、お弁当を持って公園に出かけた。日頃の暗く重たい曇天が真っ赤な嘘のような快晴。雲のない青空は突き抜けるように高い。公園の小高い丘から彼方に見えるのは、ここ数年で雨後の筍のようににょきにょきと伸びるロンドンの高層ビル群。そのうちの一つ、シャードと呼ばれるEUで...

#22 サロガシーの旅 | 遺言を書く

遺言を書くなんてことは、一生自分には縁のないことで、そんなことをするのは、金持ち土地持ちの高齢者ぐらいだと思っていた。今が良けりゃいい、今が楽しけりゃいいと、二丁目で朝まで飲んで、そのまま朝7時から酔っぱらったままバイトに行き、夜は芝居の稽古に行っていた頃の僕には、近い将来遺言を書くことになると...

#21 みっつん流『勝ち組』に入るためのふたつのこと

  「みっつんは長い付き合いの彼氏と同性結婚して、海外移住までして、さらには子どもまで持とうとしてる。ほんとゲイの中で『勝ち組』だよねー」 といった感じのことを言われたのは一度や二度ではない。しかし、僕は自分のことを勝ち組だと思ったことはないし、その前にその言い方自体が実は嫌いだ。しかし冒...
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