タグ『セックス・アンド・ザ・キャシー』

第84回 バレンタインデーなんてもう必要ない?

  バレンタインデーは学校に行きたくない日だった。同級生の女子たちがラッピングされたチョコレートやクッキーを抱えて登校するのを見て見ぬ振りして、何事もないかのように装うのはしんどい。バレンタインデーという行事に参加できるのは限られた人気者だけの特権だ。別に参加なんてしたくはないが、そん...

第83回 目の前の痛みが怖くて別れられない

  別れたいと言い出す度に彼氏に泣きつかれて、結局別れられずにだらだら付き合っている友達は不満そうに愚痴をこぼしている。その愚痴を30分以上も黙って聞いている自分は、未だに友達がどうして別れを切り出せないのか理解できずにいた。話を聞く限り、友達はその彼氏との恋愛関係に未来はないと思ってい...

第82回 ボーイフレンド?パートナー?恋人の呼び方に悩む理由

  付き合って数ヶ月の男性を友達はやっと彼氏と紹介するようになった。数日前までデート相手と呼んでいたのに、何があったのだろうか。真剣に付き合うことを一緒に決意したのかもしれない。ソーシャルメディアで彼氏出来た宣言を済ませたからなのかもしれない。それとも、数ヶ月という物理的な時間がデート...

第81回 人の性癖を笑うな

  セックスの最中に馴染みのないリクエストをされることがたまにある。オムツを履いておもらしをしてほしい。寝たふりをしてほしい。洗ってない下着を履いてほしい。全身ツルツルになってほしい。思いっきり殴ってほしい。そんな唐突なリクエストたちにショックを受けることもあるが、もう焦ることはなくな...

第80回 セックス・ケミストリーという謎の領域

  雑誌の表紙を飾るモデルのようなイケメンとベッドの上でさっきから戯れているのに、全くムラムラしない。20代前半だった頃はどんな男だろうと体が反応した。あんまり盛り上がらないセックスも若さと勢いに任せればなんとかなった。しかし、ここ数年で性欲が落ち着いてきたのか、一気に男の好き嫌いが増えた...

第79回 自分を傷つけた人を許すという選択

  「二度と顔も見たくない!」   いつかそう思った昔の男と座ってまた話している。思い出の中でデートを楽しんでいた私たちは、今や知り合い以上友達以下な関係である。古傷に触れないように、さっきから当たり障りのない小話で気まずい間を埋めている。あんまり昔の話なので、私たちの間に何が...

第78回 片思いの彼と二人目のパートナー

  寒いトロントの冬を乗り切ろうとショッピングモールで暖かいセーターを探していると、密かに片思いを寄せている人が自分に向かって歩いてくるのが見えた。片思いといっても、思春期の初恋のような切実なものではなく、色んな意味でもっと近寄りたいと願うカジュアルな恋だ。しかし、それでも片思いは片思...

第77回 気になるならデートに誘ってしまえ

  結果ばかり考えてしまって行動に移せない。最近そうやって足踏みをすることが増えた気がする。まだ何もしていないのに、既に失敗の光景を頭の中で思い描いてしまう。頑張って全てがうまくいった時の光景を想像しようとしても、それが現実にならなかったらどうしようという不安に邪魔される。歳を取って、...

第76回 過去を取り戻したところで、もう同じものではない

  「出会ったばかりの頃の情熱を取り戻したい!」   最近ときめきがないという友達は倦怠期脱出を目指していた。デートでよく行ったレストランで食事して、お互いに勝負パンツを履いてセックスに励んで、昔のように頻繁なメール交換を試みたが、過去と同じようなシチュエーションに身を置いたと...

第75回 恋人に自分の趣味を押し付けない

  長く付き合っていると恋人同士似てくるという噂は本当だった。お互いに影響されたのか、自分と彼氏のファッションの好みは気持ち悪いくらいにそっくりだ。付き合った当初はそうでもなかったが、今やクローン状態である。冷静にクローゼットの中を観察すると同じような色やデザインばかり。同じブランドで...
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