タグ『セックス・アンド・ザ・キャシー』

第59回 儚い自尊心と生きるということ

  自分は価値がない人間だと感じてしまう瞬間は誰にだってある。勢いに乗っている間はそんなことを考える必要はないかもしれないが、ずっと走っていればいつかは転ぶ。いくら自信に溢れて完璧に見える人間でも、些細なことで自信を全て失って、不安に苛まれることがある。自尊心とは儚いものだ。こんな葛藤...

第58回 性欲が強い人、弱い人、底なしの人

  セフレとの関係を維持するのは難しい。セックスが中心にある人間関係だからちょっとしたきっかけで揺らいでしまう。お互いがしたい時にセックスできればいいが、なかなかタイミングが合わないと簡単にギクシャクする。 「ねぇ、今夜セックスしようよ!」 いつもの午後にセフレからそんなメッセージが届...

第57回 恋愛をしていてもハッピー・シングル

  子供の頃から小銭を握って一人で近所を散策するのが大好きだった。古本屋の100円コーナーで面白そうな漫画を漁って、駄菓子屋でうまい棒とジュースを買って、公園の芝生に座って日が暮れるまでまったりした。自分からすれば自然なことだったが、周りからよく心配されたこともあった。一人っ子だから性格が...

第56回 恋愛の中の不平等に敏感になる大切さ

  「ずっと同じくらいの収入だったのに、彼女の方が出世して二倍以上も稼ぐようになって二人の関係がぎくしゃくした」   クレープが美味しい喫茶店でレズビアンの友達と恋愛話をしていると、彼女は最近終わりを迎えた恋を赤裸々に語ってくれた。収入のギャップなんて他人事ではなかった。まったり仕...

第55回 ポケモンGOばかりやっている彼氏にイライラ

  ついにリリースされたポケモンGOはあっという間に大ブームとなって世界現象を巻き起こしている。20年前、友達みんなでゲームボーイと通信ケーブルを握ってポケモンを捕まえるのに夢中になった。こうしてまた友達とスマホを握ってポケモンの話題をしていることにノスタルジーを感じている。そして、目の前に座...

第54回 親しいからって恋人同士である必要はない

  友達はとても困っていた。デートに誘った相手に誰かと既に付き合っていると思われて、フラれそうになっているのだ。何を言っても独身だと信じてもらえないのは、どうやら私のせいらしい。正確に言えば、ふざけてアップロードした私たちのイチャイチャ写真が原因だ。そのおかげで、みんなから恋人ができたと誤...

第53回 恋愛をするのに余計な力はいらない

  彼氏と初デートに出かけた日から5年経った記念日にナイアガラ・オン・ザ・レイクへ小旅行に出かけた。トロントから車で数時間のところにある小さな町である。ワインの名所として知られているだけに、見渡す限りのぶどう畑が目の前に広がっている。自転車に乗れないくせに、サイクリングしながらワイナリー巡...

第52回 愛というものを狭い箱の中に押し込む必要はない

  真夏の6月、トロントはプライドの季節。多様な愛の形が祝福されるカラフルな時期だ。トロントのゲイタウンであるチャーチストリートはレインボーを身に付けた人で溢れている。そんな賑やかな通りで「ラブ・イズ・ラブ」というメッセージを掲げたフォトブースを発見した。ゲイやレズビアンのカップルの写真を集...

第51回 恋人がいても自分だけの時間を失いたくない

  「彼氏はどこ?」 また同じ質問だ。パーティに一人で参加すると何回もこの質問を聞かれるので、同じ答えを何度も繰り返すことになる。相手に悪気がないのはわかっているが、いい加減にワインが不味くなる。質問だけでは飽き足らず、恋人を家に置いてくるのは悪者だという議論を持ち出す人もいる。パーティ...

第50回 恋人と別れるベストなタイミング

  「そんな話題はやめようよ」 恋人と別れる未来の話を持ち出すと嫌な顔をされることが多い。破局という言葉を口にするだけでその場の空気が変わってしまうこともある。物事に始まりと終わりがあるという事実は、思春期に浜崎あゆみの歌詞で育った影響で骨の髄まで叩き込まれている。悲しいというよりは、そ...
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