第134回 【ほっこり♡】同性どうしで子育てする鳥さんたち

 

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まきむらよ。

毎週金曜、世界のニュースから性を考える時事コラム「まきむぅの虹色NEWSサテライト」をお送りしております。

今回のテーマは、「同性同士で子育てする鳥」です。

同性同士でつがいになったり、求愛・交尾をしたり。そんな動物の同性愛的行動は、実に450種以上で記録されています(※関連記事関連書籍

今回はそんな中でも、同性同士で子育てする鳥についてご紹介します!


★二羽ならんで同じ巣で……ペンギンのゲイカップル

こちらは、ドイツのブレーマーハーフェン動物園に暮らすフンボルトペンギン、ドッティーさん♂とズィーさん♂(※どっちがどっちかは知らん)

オス同士でカップルになった二羽を見て、動物園の飼育員さんはこう思ったそうです。

「大変だ! フンボルトペンギンは絶滅危惧種なのに、これじゃ少子化に拍車がかかるじゃないか!!」

そこで決行されたのが、ドッティーさんとズィーさんの仲を引き裂く「誘惑作戦」。スウェーデンの動物園から、6羽のピチピチなメスペンギンを連れてきて「うっふん♡」してもらったというわけです。が……ドッティーさんもズィーさんも、ピチピチギャルたちのほうには見向きもしませんでした。二羽の絆は固かったのです

そんなドッティーさんとズィーさんを見て、飼育員さんはあることを思いつきました。別のペンギンに育児放棄された卵を、二羽の巣に入れてみようというのです。するとふたりは交代で卵を温め、りっぱに赤ちゃんを育てたのだそうです。

トペンギンのオス同士でのつがいは、もちろん彼らだけではありません。こちらは、イギリスの動物園に暮らすジャムさんとカーミットさん。彼らも同じように卵を温めて孵し、大事に育てました。

アメリカの動物園に暮らすロイさんとシロさんも、タンゴという名の赤ちゃんを育てて、絵本「タンタンタンゴはパパふたり」のモデルになりましたね。


★群れから外されることもなく……コウノトリの同性カップル

(※動画はイメージです)

ところかわって、オランダでのお話。こちらでも、オーフェルローン動物園において、コウノトリの同性カップルによる子育てが確認されています(出典)。

2006年に観察されたところによると、オス同士のカップルが2組、メス同士のカップルが1組。それぞれどのように卵を得たのかはわかりませんが、オス同士のカップルについては、「他のメスが産んだ卵を誘拐してきたのでは?」と動物園側が語っています。

とにかく、3組とも卵を温め、ひな達を育て、異性カップルと変わらない子育てをしているのだそうです。群れも同性カップルたちを排除しようとすることなく、平和に暮らしています。


★捨てられた子を迎えに……フラミンゴのゲイカップル

(※動画はイメージです)

イギリス・エジンバラ動物園でも、2014年、フラミンゴのゲイカップルによる子育てが観察されています出典

2014年、エジンバラ動物園のフラミンゴたちの間に産まれたはじめての卵は、残念ながら巣から転げ落ちて見捨てられてしまっていました。飼育員さんがそっと巣に戻しておいたのですが、もともとの親鳥は卵を育てようとしませんでした。

そこで卵を迎えにいったのが、もともとカップルだった二羽のオスのフラミンゴでした。卵は無事に孵り、ふわふわのひなが出てきたので、飼育員さんたちは大喜びだったとのことです。

ということで、ペンギン・コウノトリ・フラミンゴの例をご紹介してまいりました。

人間に観察されやすいため、ご紹介したのはすべて動物園での例です。ただ、動物が同性でつがいを作ったり子育てしたりという事例は、自然界でも見られることなのだそうです。たとえばハイイロガンという鳥は、5組に1組がオス同士のつがいなのだとか(出典:mnn

ふわふわのひなたちが、元気に育っていくといいですね!

ということで、読んでくださってありがとうございました。また来週金曜日にね。まきむぅでした◎


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