【写真レポート】ニューヨーク、虹をさがして歩く旅

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ニューヨークに行ってきたわ!

まきむらよ

10歳で同性に初恋して以降、なぜか「レズビアンはみんなニューヨークのマンハッタンにいるんだ」と固く信じてきた私ですが、あれから時が経ちました。私は大人になりました。追いやられるのではなく、自分自身の意思で、ニューヨークへ取材に行こうと思いました。

ニューヨークといえば、アメリカのLGBTs解放運動発祥の地と言われる場所です。数十年の歴史を誇るゲイバーが立ち並び、昼間っからド派手なドラァグクィーンがクソガキのスケボーのマナーを叱り飛ばし、あと、チーズケーキがおいしい。そういう場所です。

ということで今回は、2016年のニューヨークの写真を、現地に生きる人々のエピソードとともにご紹介していきたいと思います!

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ホテルの近くで早速、面白いものを見つけました。日本で言うホットペッパー的なグルメのフリーマガジンが置かれている横で、「Gay City」というゲイゲイしいフリーマガジンも置かれています。

「ゲイ vs 銃」って書いてある。オーランド銃乱射事件を受けて銃規制を訴えているわけですね。

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2016年7月です。オーランド銃乱射事件の直後であり、また、ニューヨークじゅうでプライドパレードが行われる6月のプライド月間の翌月でもあることから、街はレインボーであふれていました。

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「プライドパレードのたった3週間前から、突然レインボーフラッグを掲げ始めたレストランを見たの。もう、客寄せの旗でしかないのよね。あの旗が下げられることがないかどうか、ちゃんと見てなくちゃ。だまされちゃダメ」(レズビアン、71歳/写真のお店を批判して言ったことではありません)

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確かにというか、なんというか、「うちの企業はLGBTsフレンドリーですよー」的なレインボー広告もあちこちで見られました。写真はアマルガメーテッド銀行の広告で、「ニューヨークのLGBTコミュニティをプライドとともにサポートしています」って言ってます。

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同じ虹でも、オーランド犠牲者追悼のための虹を掲げているお店だってありました。写真は、むりやり日本で例えれば新宿二丁目とか堂山とか栄とかススキノ的な場所にある美容サロン、「Spa Jolie」店頭にあったもの。

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ハドソン通り沿いのピザ屋さんの店先にも、なにげなくこんなふうに書かれていました。「強くあってね、オーランド。私たち、あなたを愛してます」

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この「憎悪はもうたくさん」っていう虹色ステッカーも、あちこちに貼られていました。私がステッカーの写真を撮ってたら、Ne-Yoみたいなファンキーお兄さんがこんなふうに声をかけてきました。「憎悪はもうたくさん! いや、マジでそう思うよね」

そんな感じで、全般的にアンチLGBTsなんだと勘違いされがちな宗教施設も、レインボーフラッグを掲げていました。

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保守派ユダヤ教会、パーク・スロープ・ジューイッシュ・センター。

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こちらは合同メソジスト教会。LGBTセンター「The Center」の目の前にあります。

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「はじめてこの街に来た時、あちこちに虹の旗がひらめくのを見て、僕はやっと安心したんだ。ここなら仲間に会えるって。ここなら息ができるって。もう笑われることもない、気持ち悪がられることもない、僕はここなら、僕でいられるんだって」(クィア、23歳)

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うろうろお散歩していたら、ブルックリンの公園でフェスをやってました。

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ステージにもレインボーフラッグが! この日の出演は、Carla Morrison / Hurray for the Riff Raff / Buscabullaの3組でした。

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あと、ねこ。

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フェスで騒いでおなかがへったので、デリで腹ごしらえです。好きなものを好きなだけ取って、重さに応じてお金を払う、学食みたいな形式。いろんなお料理がカラフルにレインボー♡

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ふたたびハドソン通り。こちらは「ヘンリエッタ・ハドソン」っていう有名レズビアンバーです。

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ニューヨークは本当に虹にあふれていて、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にまでレインボーフラッグが展示されていました! MoMAショップにも、デザイナー本人の公式レインボーフラッグが売ってるよ!

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……と、あるところに、うっすらとですが本物の虹を見つけました。
こちらは、9.11のテロがあった跡地に作られた、グラウンド・ゼロ。とめどなく水が流れる周りをぐるりと歩き回り、いろんな角度から眺めてみると、ある一点からだけ、かすかな虹が見えたのです。

グラウンド・ゼロのまわりには、あの日の世界貿易センターで働いていらした方、ハイジャックされた飛行機に乗っていらした方、亡くなられた方々おひとりおひとりのお名前が刻みつけられていました。

そうした無数の名前の中心に、ようく見なければ気づかないくらいの小さくかすかな虹が、静かに浮かんでいるのを見て、あらためて考え込んでしまいました。「多様性ってなんだろう? 私は、私の認められるものだけを囲いに入れた上で、それを認める自分のアピールのために多様性という言葉を使うようなことをしていないだろうか?」

そんなことを考えつつのニューヨーク取材、2CHOPOでは今回含む全3回でお送りしたいと思います。次回は、半世紀の歴史を誇る老舗ゲイバー「Stonewall Inn」のご紹介。その次は、マンハッタンのLGBTセンター「The Center」訪問案内です!

ということで、読んでくださってありがとうございました。また次回もお楽しみに♡ まきむぅでした!

▼facebookもやってるわよ♡

 2016/07/20 07:00    Comment  コラム              
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