炎上の件について

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毎度お騒がせいたしております、大島薫です。

さて、今回炎上している件について、正しい情報が出回っていないと感じ、この度普段連載させていただいている2CHOPO様のコラムページにて、ボクの見解について述べさせていただこうと筆を執らせていただきました。

すでに何度かニューストレンドにも上がり、ご存知の方も多いことと思いますので、経緯については割愛させていただきます。ご存知でない方は、少し前にハフィントンポスト日本語版のインタビューに答えているものがあるので、そちらをご覧ください。

ちなみにタイトルを見て、何かしらの謝罪文のようなものを期待されている方がいらっしゃいましたら、申し訳ございませんがそのようなものは以下の文章中まったく登場いたしませんのであしからず。

|更新されたハフィントンポストの記事について

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紆余曲折ありつつも、件の18日の放送については実施することができました。その放送内容について、さらにハフィントンポスト日本語版で新たな記事が作成されたようです。

記事中ではゲストの探偵・山木陽介氏から「捜索過程を本人の承諾なしに放送した場合に訴えられたら負ける可能性がある」「引退した元AV女優をファンが探すようなもので倫理的に問題がある」と指摘を受け、捜索を一旦断念することにしたとあります。

まずはこの点について補足をさせていただくと、捜索を断念したことは間違いありませんが野獣先輩をゲストに呼ぶこと自体は諦めておりません。

「引退した元AV女優をファンが探すようなもの」という山木氏の発言もたしかにありましたが、そこだけ抜き取り捜索を断念したと締めくくられるのは語弊があります。

もし、その発言を掲載するのであれば、ボクが「では、テレビ等の被害者家族へのインタビューなどは倫理的にどうなるんでしょうか?」と尋ねたことへの山木氏の回答「だから週刊誌はよく訴えられてるじゃないですか。逆にいえばそこまでの覚悟でやるんならってことですね」という発言についても掲載していただきたかったところです。

なぜ番組内で企画を変更すると運営共々発言したのに、それについては一切掲載せず、この件についてずっと記事を書かれていた吉川慧氏から安藤健二氏にライターまで変え、ただ「捜索中止」とだけ記載したのかについては、今度は逆にボクがハフィントンポストの見解をお伺いしたいところです。

番組中でも申し上げましたが、これに対しボク個人としては正直なところ「本人に訴えられるなら仕方ない」と考えております。もちろん企画趣旨についてお話しし、捜査段階中にプライバシーの侵害がないことを理解していただこうとはしますが、それでもダメならもうどうしようもありません。ボクは2年前の事務所退社後、ずっとフリーで活動をしておりましたし、個人ですからね。ですので、倫理観の話について判断するのはボク自身でしかありません。やろうと思えばできる話です。

ですが、番組を制作する運営会社のほうは別です。今回の放送では後半から運営会社のスタッフも一緒になって山木氏の話をお伺いしていましたが、もちろん会社として訴訟のリスクのあることは受けられません。この立場の違いについては、初めて番組を観る方のためにもう少し番組中で議論すべきだったかもとは思っております。

そこで、ボクの意向と運営の意向の間を取り持つ打開案として、番組中に出たのが『野獣先輩にオファーを出そう』というものでした。

ボクとしては冒頭ご紹介したインタビュー記事で申し上げている通り、野獣先輩本人に登場していただき想いをお伺いしたいというのが最終目的なので、捜索過程を見せる点については妥協することができました。

元々この番組はボクが無茶な企画を持っていき、運営がそれに対しコンプライアンスも考慮した打開案で対応するという形で成り立っていた番組ですので、いつもの流れといえば、いつもの流れです(ハッテン場に行く企画やウリ専を呼ぶ企画なども、最初は現場から生配信をしたいと言ったのですが、背景や人物の映り込みなどを考慮しロケ映像を流すこととなった会話の内容も過去の配信記録には残っていて、いまも観ることができます)。

今回はそれを運営側ではなく、山木氏から指摘され、変更になっただけに過ぎません。

|どうしてそんなに野獣先輩を見つけたいのか

ハフィントンポスト日本語版のインタビューが出た以降も、根強い反発の声はありました。

一般人のブログを晒すようで大変申し訳ないのですが、この記事と一緒に頻繁に掲載されている反論文ですので、リンクさせていただきます。

大島薫(@Oshima_Kaoru)の主張をすべてぶっ壊してやる」、「「元ゲイビデオ男優を探す」企画の悪辣さと、大島薫氏反論を見て改めて反論する」。

あまり反論に反論したりするのは揚げ足取りのようになっていくので好きではないのですが、今回ボクの企画の趣旨が変更になった点にも繋がる箇所があるので、「野獣先輩が登場したらコンテンツが衰退するか否か」ということについて意見を述べさせていただきたいと思います。

「ビリー・ヘリントン氏が登場してコンテンツが衰退したか」という点については、反対しているこのお二方の間でも見解が分かれているようですので、一旦そこには触れずにいきたいと思います。

では、仮に『衰退しない前提』でお話ししますと、それでもボクは「本人が実在すると証明する」ということには意味があると思っています。そもそも本人が登場することで、いままで無法地帯と化していた動画や画像の無断アップロードに訴訟のリスクが生まれるという点が重要です。

|著作者でなくとも肖像権はある

今回対象となっている野獣先輩の画像や映像というのは、ほとんどがゲイビデオ内の映像を編集したものや、キャプチャです。この点において、なぜか「ゲイビデオ会社が訴えるなら別だけど、本人は訴えられないんじゃないの?」と思っている方が結構います。

ボクもゲイビデオ業界やAV業界にいましたから、契約書はよく書かされました。そこで明記されている肖像の使用は主に、ビデオ会社が映像を制作・販売すること及び、その販促についてビデオ会社が認めた第三者への素材の提供に関してのみです。

ですから、当然当事者としては「何の関係もない個人のブログにアップロードされる」ということや、「その映像を勝手に使用し誹謗中傷をする」といった点について権利を認めたわけではありません。

現に今回の件で淫夢厨の方々がボクの過去の映像や、写真を使用し、インターネットに無断転載してBB素材などを作成していますが、ボク自身が削除依頼を出せば次の日には消去されていました。まだ一部残っているものもありますが、それについても削除の申請を随時行っていく予定です。

ボクはまだ芸能分野に携わっているのでパブリシティの問題はありますが、もしこれが一般人であれば尚更肖像権の侵害による被害を訴えることは可能かと思われます。

仮に無断転載している張本人に対しての訴訟は認められなくとも、削除依頼を出さず放置している制作会社側にプライバシーの侵害の是非を問うことも可能でしょう。

|本人に知られるとコンテンツは面白くなくなる

その他、本人が登場してもコンテンツが衰退しないことの例として某弁護士の方や、他の淫夢ファミリーと呼ばれている方の例が上がってますが、野獣先輩の無断転載数は群を抜いています。某弁護士についてもイラストはよく出回っていますが、本人の写真についてはあまり出回っていません(まあ、あれはイラストのほうが面白いからという意見もありますが……)。

俳優の照英さんも以前自分の写真がコラージュされたものがネットに出回っていることを、テレビで「知っている」と発言したことで、そのネタが流行らなくなったということがありました。

結局これは現実世界でいうところの「陰口」みたいなもので、本人に知られてしまえばコンテンツとして楽しんでいる人たちにとっては楽しみがなくなるのだろうということは容易に想像ができます。

結局本人が言わなければ現状は変わらないんです。

|捜索することの問題

本人を見つけて真意を尋ねるというのが目的なら、なぜ捜索の形を取ったのかというところについては、皆さん疑念が残っていることかと思います。

この点においては番組内で申し上げていただけで、インタビューやツイートに明記していなかったということはボクの反省すべき点ですが、そもそもこの捜索はロケ映像で行うつもりでした。

生放送の番組内で事前に撮影したロケの映像を流すという形ですので、もちろん背景から場所が特定されるようなものはモザイク処理ができますし、発言についても伏せることが可能です。

実質1時間半の生放送番組の中で、探偵の方とトークをした上、捜索までその場で実施するなんてことができるわけがないので、わざわざロケだということは言わなかったのですが、一部生放送でそのまま捜索をすると勘違いしていらっしゃる方がいたので、説明不足は痛感しております。

あとは「野獣先輩を捜す」という企画を銘打った時点で本人に不安感を与えないかということに関してですが、本名を出して捜索しているわけでもなく、画像や映像を使って探しているわけでもないので、もしこの状況で野獣先輩本人が「自分のことを捜している」と気付くとすれば、野獣先輩がいまのこの無断転載されている状況を知っていたときのみです。であれば、いまの現状とは何も変わらないと考えています。誰が見ても自分だとわかる画像が出回っているのは、日本全国民から捜索されているのと同じですからね。

今回ニュースになったことで野獣先輩を知らない人にまでその存在が知れてしまったのではないかということについても、野獣先輩という名前は過去にキー局のテレビ番組でも登場したことがあります。もはやここまで来ると、放置して風化させるという段階ではないのではないでしょうか。

少なくともボクはそう思います。

|ファンの皆さんへ

ここから先はこの場をお借りして、ご心配なされてるボクのファンの皆様へ少しだけ今回の炎上騒ぎについてお話しさせてください。

まず、第一に今回の件について、ボクは自分が間違っていたとは思っていません。それはこの件に関わらず、全てのことにおいてそうです。もし自分の考えが受け入れられなかったとき、非難されたとき、間違っているとすればそれはいつも「考え方」ではなく、「伝え方」なんです。

自分が一生懸命考えて、一生懸命悩んで決めたことは誰が何と言おうと正しいんです。あとはそれをどう伝えるか、どう理解してもらうかではないでしょうか。

ボクは今回数々の炎上の中で、基本的に自分から言及することはしてきませんでした。ハフィントンポストのインタビューもあちらから取材依頼が来なければ、炎上中まったく触れずに放送日を迎える予定でした。

今回新たに出たハフィントンポストの悪意のある新たな記事についてもそうです。

ですが、いまこれを書いている前の日、ファンの方から「今回の炎上の件、私たちも焚き付けたみたいですみません」というリプライをツイッターでいただき、少しだけ考えが変わり、いまPCに向かって文章を打っています。

いまボクのツイッターのリプライ欄や、大島薫のエゴサーチ結果は荒れています。ですが、それについてボクは傷付いてもいなければ、落ち込んでもいません。ボクは自分が間違っていたとは思っていませんが、もし仮に糾弾されるべき存在がいるとするなら、それは運営会社でも配信会社でも、もちろんファンの皆さんでもなく、紛れもなくボク自身です。あなた方ではありません。

そういえば、今回の件で殺害予告や住所特定をしようとしている人もいるみたいですね。ファンの方はご心配されているかと思います。それについては、然るべき対処は取っているのでご安心ください。それにボクがこういったネタにされることや、殺害予告、住所特定へ対処すること自体が、「実在する人物は標的にしにくい」ということを自ら証明できることになりますしね(笑)。

ともかく、別に落ち込んでいたり、これで執筆活動、タレント活動を辞めるようなことがないことは、ファンの皆さまにお伝えしておかなければと思い、自ら今回の件について語ることにいたしました。

|LGBTの方々へ

ハフィントンポスト日本語版のインタビューでボクがした発言についてホモフォビア(同性愛嫌悪者)や、セクシスト(性差別主義者)ではないかとするご意見を頂戴しました。まあ、元々LGBT界隈には好かれているとは思ってはいないのですが(2CHOPOで連載開始するときに担当者に言ったほど)、あまりこの点についても触れて来なかったのでちょうどいい機会ですし、ついでにお話しさせていただきます。

まず勘違いしていただきたくないのは、ボクはゲイの方も含め、同性愛者の方々を嫌ってはいません。ゲイの友人だって、ビアンの友人だっています。ですが、それは本来の意味でのゲイ(「お気楽」「しあわせ」「明るく楽しく」「いい気分」「目立ちたい」)の方々のことであり、自分たちの性を認めさせるため他人の自由な発言を血眼で弾圧して権利ばかり主張するLGBT界のノイジーマイノリティーに対してではありません。

そういったうるさい少数派を非難してホモフォビアと呼ばれるのは納得がいきませんので、丁重にお断りさせていただきたいことと、――あ、あとどちらにせよ、上記の記事でも書きましたが、セクシャルマイノリティー評論家もどきのライターどもは大嫌いですので、もしこれが「セクシャルマイノリティー評論家もどきのライターフォビア」という評価であれば、まあ、甘んじて受け止めなくもないということをお伝えしておこうと思います。

ですので、今後もボク個人の意見は個人の意見として、正当にご評価いただければと思います。悪いことを言っていれば悪いと仰っていただいて結構ですし、良いことを言っていれば良いと仰っていただければ喜びます。

今後もボクはあなた方の厄介な隣人であるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 2016/08/22 21:15    Comment  コラム         1      
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