第40回 会いたくて会いたくて震える よりも 会って震えて

皆々様、
ありがとうございます。(お辞儀)
ありがとうございますぅぅ。(さらに土下座)

1/17(木)に、AISOTOPE Loungeさんで開催したCampy! barオープニングパーティは、平日にもかかわらず350名を超えるお客様にお祝いしていただきました!

また、リニューアルオープンしたCampy! barも、木曜深夜からのプレオープン、そして金土の週末で、本当に多くの方々にご来店いただけました。

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中村うさぎ女王様、中瀬ゆかり親方と、Campy!ガールズが「新宿2丁目や、ゲイと女」などについて語ったトークショーも、さすがのお二人ということで、大いに笑えてちょっぴりためになる内容だったと思います。
『サイゾーウーマン』さんにこちらのレポート記事が掲載されております!

中村うさぎ&中瀬ゆかりと新宿2丁目――「マ○コがダメならア○ルを使え」

http://www.cyzowoman.com/2013/01/post_7785.html

そうそう、Campy! barには、まさかのあのお方がいらっしゃいました!

アメブロ『デヴィの独り言 独断と偏見』
新宿2丁目 新迷所(名所)OPEN!!
http://s.ameblo.jp/dewisukarno/entry-11453821247.html?frm=theme

ありがたやありがたや…(ふたたびヅラが地中にめりこむほど土下座)。

ちょうど金曜の夜に放映された『ペケポン』川柳でご一緒した時に、もしご興味がおありならと「今度2丁目でお店をオープンするんです」とお伝えしたのですが、まさか本当に、こんな端女装の店に足を運んでくださるとは~。

実は、1度番組でご一緒したというご縁から、わざわざお店に遊びに来てくださった方がもうお一方。
あの、カルーセル麻紀大先生でございます。

大先輩すぎる。ははあ~!(土下座からのスケキヨ体勢)

ぶっちゃけ、いろんなお仕事で知り合ったセレブさんと、自分の素性(女装オッサンで、2丁目でママとかもやってるよ)を語れば、けっこうな方が「今度行きますね~☆」なんて言ってくださるんですよ。
でも、それはたいていリップサービス。もちろんわかってます。「何さ、実際は来てくれないじゃん!」なんて思いませんよ。お忙しい皆さんだもの。

そして何より、昔からアタシ自身が「今度顔出すね~」「今度ゴハン食べようよ~」「今度やろうよ~」などと言うだけ言って実現させないクソオカマの筆頭ですもの。(ちなみに最後のだけは、割と本気で実現しようとしてるのに拒絶される)

昔から、2丁目オカマたちの「今度」は1万年後、なんてネタにされるくらいで。
まあ本気な時ってのは「今度」じゃなく「来週」とか、具体的なスケジュールで攻めるもんなんですよね。

でも、デヴィ様とカルーセル先生は、真逆。
その場でイクイクなんて甘い言葉は返さないで、きっちり実際に遊びに来てくださる。

これがBB…じゃなかった(あわわ)、
ベテランのなせるワザなのですね。
人とのコミュニケーションに、芯が通ってるんだわ。

それぞれに毒舌や過激発言が取り沙汰されることも多い方ですし、細かい信条などまで話せば、自分も(生意気をいえば)全て同調できることはないのかもしれません。
でも、それはむしろ人それぞれ違って当たり前。
それより、大前提としての、人とのお付き合いをきちんとされている姿勢に、あらためて感服いたしました。

オカマの軽口やリップサービスは、アタシを筆頭に許されちゃうこと前提でやってるんでしょうけど、やりすぎると狼少年だもの。身が引き締まる思いです。

とくにTwitterやLINEはじめ、お手軽なコミュニケーションツールが発達しちゃうと、文字やスタンプのやり取りを広く浅くやっとくことで、なんとなく他者とつながったような気になれちゃう。

でも、一人の夜とかに、そんな広く浅いトモダチつながりに頼りなさ、儚さを感じちゃったりしません?(問いかけ)
いろんな人とリプし合っても、イイネ付けられても、LINE POPのハートもらっても、それじゃ埋められない心の隙間に、冬の風が吹き込むの。寒い。寒いよぉ。

まあ孤独を感じることは悪いことじゃないけど、
自分の手のつなぎ方がインスタントになりすぎてるなら、それは自覚しないとね。

飲み屋さんという空間を、人生初の経営というチャレンジをする対象にしたのは、
より気持ちがほぐれた状態での、生のコミュニケーション、というものに期待をしているから。

怒ったり泣いたり、失礼を言ったりも含めて、人間の生々しさが飛び交う場所に、こだわりたいんですよね。
もちろん、それ以上に、笑いや喜びが生まれることを願って。

2丁目だのLGBTだの、「性」にまつわる属性から人間を語るからには、人をたくさん知って、人とたくさんつながらなくちゃ。

これは、いつもの「だからうちの店に来てね~」という営業オチってわけじゃないのよぉ(来てくれるに越したことはないですが)。

実は、怒涛のオープン週末を終えた日曜日の昼に、
世田谷区民会館で催された『LGBT成人式』のトークショーに登壇したんです。
ダブル成人、41歳BBAの殴りこみだよ!

舞台上には、『RENT』エンジェル役のヨウスケくん(ストレート)や、同じくエンジェル役の田中ロウマくん(先日ゲイをカミングアウト)、レズビアン起業家、FTMやFTX、ストレートの方までさまざまな人が並びました。

割と多くの時間が「カミングアウト」について語られる結果になったんですが、こういうイベントだからといって肯定一色になるわけではなく、「親にも会社にも言ってません」「カミングアウトをする必要はないと思っている」という言葉もパネラーから出ていたのが、興味深かったです。

こういう主義主張の晒し合いというのは、よく知らない相手との文字のみのやり取りになると、途端にギスギスしがちですが、目の前にいる人の表情や声まで見れば、より思いやり合えるコミュニケーションがとれるもの。
自分の信条とは違っても、相手の事情も汲み取ろうという気になりやすいんですよね。

個人的には、とくに田中ロウマくんのお話が心に染みました。

サンフランシスコで生まれ育った頃は、オープンにしていたのに、日本の芸能界に入ってからは、クローゼットにならざるを得なかったこと。
ファンの方に「ロウマはゲイなの?」と聞かれ、とっさに「違うよ」を答えてしまったのが、ずっと心から消えなかったこと。
その嘘は、アーティストという仕事を選んだ自分の根底に関わるものなのではという葛藤。

言葉を選びながら、彼の思う「大切なこと」を人に伝えようとする姿を目の前で見て、アタシはやっぱり彼のような想いを応援したいわ、と確信しました。

これは彼が生で見せてくれた魂に、アタシが勝手に共振しただけなんだけど、そういう「震え」の瞬間が、人に生きがいを与えてくれる気がします。

会いたくて震えるだけじゃなくて、
会って相手の魂を感じて震えていかなくちゃ。(今さらカナ…)

成人式世代では、デヴィ様やカルーセル先生と違って、
コミュニケーションの大半がスマホの画面に向かってたりするのカナ…(しつこい)。

でも、
目を見て、握手をして、時にはハグをして(下心含む)、
自分の想いを伝えられる機会も忘れないでね。

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