最近のLGBTにまつわるニュースを見て思うこと

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他人の心配より自分の心配で手一杯! 大島薫です。

 

普段ボクは自身のSNSやブログ、コラムなどであまり世間の様子とかを話すことがなかったのですが、どうも最近芸能やニュース関係でLGBTの話題が騒がしいですね。

 

昨今オネェタレントも増え、そういったタレントの炎上騒ぎを目にすることも多くなってきました。もしくは、そういったキャラクターではなかったタレントさん、もしくは事件の犯人が、別件でLGBT関連の話題も取り沙汰され、話がそちらのほうに飛び火するなんてパターンもあると思います。

 

具体的なニュースや人物名は挙げませんが、皆さんが浮かんだそれぞれの話でご理解いただいて問題ありません。

 

こういうことに触れるのは普段の主義とは外れるのですが、なんとなく炎上騒ぎのあった際に芸能人がLGBTであることを隠れ蓑のように使用したり、ニュースの本質がLGBTのほうへと話題がズレてしまったりしているような気がして、いまこの文章を書くにいたっております。

 

例えば、芸能人の話題でいえば、もちろん何かの炎上の際に「ホモ死ね」とか「オカマ消えろ」といった本人のセクシャリティに触れた誹謗中傷は来るわけですが、別にそもそも炎上した原因がそこにあることは稀です。

 

だってそもそも同性愛者や異性装者である時点で炎上しているなら、オネェタレントでゲイを公言している方なんかはまず芸能界の舞台にも上がれなかったはずです。問題はそこではないという話。

 

しかし、当の芸能人側はそれを上手く利用し、会見や公式な文章では「ホモだとか、オカマだとか言われて辛かったです」と話をすり替えてしまうのです。もちろんこれは本人が考えたストーリーなのか、事務所が用意したストーリーなのかはわかりません。

 

ただどちらにせよ、そのストーリーに乗っかって公の場で話している時点で本人の意思も介在していることは間違いありません。本人はそれで良かったのかと思ってしまうわけです。それはそもそも自分も含めたそのセクシャリティ全体を否定することに繋がってしまうのではないのかとは考えなかったのでしょうか。

 

あー、ここで1つ言っておくと、ボクは何も「だから、悪い」と言っているわけではありません。ただ、そういう手法を取ってるんだよという話をしているだけです。

 

もちろんこれは炎上の当事者側だけではなく、ニュースを取り扱うマスコミや誹謗中傷を行う一般人に対してもいえることです。

 

例えば、「52歳の男性が万引きをしました」というニュースを見て、「50歳以上の人間は犯罪者ばっかりだな」とか、「男って万引きする生き物なんだな!」と言う人はほとんどいませんが、「52歳の男性が万引きをしました。男性はゲイだったとの噂もあります」というニュースが流れると、ネットでは「ホモだから相手が少なくて寂しかったんだろ」なんて言う人は結構いるわけです。

 

逆にそこを取り上げることによって本人が何かで証言をするときに「ゲイでいじめられてて辛かったんです……」などと話のすり替えを行うチャンスも与えてしまうことにもなりかねません。

 

「いや、そことそこは別問題だろ」はどちらにしても言える問題なのです。それでは真実がわからない。

 

ボクは自身のコラムやインタビューで「ゲイだからこうだ、ビアンだからこうだと論じることは『メガネをかけているからあの人は頭がいい』と言うのと同じで無意味だ」と申し上げてきました。それは「あなたが話しているのは《その人》自身であってメガネではない」からです。

 

恐るべきことにこれはLGBT当事者の間でも行われる会話としても存在しています。「あんたゲイなんだから、そんな女の子みたいな子とばっかり付き合ってんじゃないわよ」とか、「バイセクシャルなんだったら異性と付き合えばいいのに」なんて会話をゲイ同士で見たことも何度となくあります。

 

国籍に関しても、宗教に関しても同じ。〇〇国の奴らは犯罪者ばかり、〇〇教の奴らはやっぱり気持ち悪いなんてことも全てそう。大切なのは「その人がどうか」ということではないでしょうか。

 

ボク自身は、ニュースを見かけた際に「〇〇さんは××などの活動も行っており」や、「〇〇さんは××が好きだったと話していたという情報もあり」などの情報に惑わされることなく、事件そのものを見つめられる人でいたいなあと思うわけです。それらはノイズにしか過ぎませんから。

 

んで、ついでに言っておくと、ボクがもしなにか罪や非難されるべきことを起こしたときは「やっぱり女装はクソだな」とか「オカマ死ね」ではなく、「やっぱり大島薫はクソだな」と言って欲しいですね。ボクが自分の性癖や性指向を盾に弁明することはありませんから。

 

ま、でも、オカマでもホモでもゲイでもバイでもなんでもいいんですけどね。何を言われてもボクはボクですから。

 

 2017/01/28 08:00    Comment  コラム   LGBT  ニュース         2      
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