第44回 男と女 あやつりつられ 細い絆の糸引きひかれ

あー、ここんとこ締め切りを前に身悶えてばっかりわー。

元から身を削るような赤裸々ネタぶちこみまくってる上に、

カミングアウトとか、同性婚とか、多方面に気ィ遣うネタでしょ。

まるで全裸のままピアノ線に絡め取られて、

下手に動いたら乳首やワレメちゃんに食い込みそうな状況じゃない。

ぁヒッ……はううん!(悦んでんじゃねえか)

たまには、今週の下の口レシピ、とかでお茶を濁したい。連載を汚したい。

そうそう、聞いてくださいよ。

アタシのプライベートの顔は、ドスケベなタチ寄りホモおじさんなんですが(迷惑情報のおさらい)、

こないだ、出会いなツールで、近場の殿方とチョメチョメしたんです。

ガチムチ髭野郎だけど、やっつけられた途端にanan言ってSEXでキレイになっちゃうような、アタシ的にもたいへん高まるお相手で。

そんな彼のところに、二度ほど通った後に、

テレビ番組『ペケポン』でブルボンヌがクネクネしながら川柳を答える回の放映があったんですよ。

その直後、

「テレビおもしろかったっすよ」

ってメールが。

ヒイィィ。

すかさず

「もうムリ?」

と返した、臆病なアタシ。

意外にも

「ムリじゃないっすよ」

というお返事と、

その後、もう1回♪がちゃんとあったので、

胸とさくらんぼを撫で下ろしています。

ほんと、

セックスって不・思・議。

若い頃は、「女らしさ」を隠さなきゃいけないと思って(でもダダ漏れ)、

「男らしさ」を(大根役者として)演じる窮屈さを感じていたのに、

大人になって仕事で、「女らしさ」の演技を大量に求められるようになってからは、

プライベートでは「男らしさ」な振る舞いに妙な開放感を味わっちゃうようになったり。

そして、ゲイのガチムチ短髪髭兄貴の一部が、

表面を憧れの男性性で飾り立てた結果、

ベッドの中で衝撃のメス化どんでん返しを起こすことになっていたりね。

何なのこの裏腹感。

オカマ心はいつも言葉と 裏はらな企み隠してる

(竹内まりや)

野郎ぶっても 野郎ぶっても からだうらはらあなた…山が燃える

(石川さゆり)

と、ディーヴァたちが歌うように(誤字あり)、

本当に性ってのは、裏腹な面を多々含みますよね。

 

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http://www.sofina.co.jp/grace/cm/index.html

絶賛放映中の石川さゆり姐さん『GRACE SOFINA』CM。パシャパシャした後に天城を越えたアクメ顔をしていただけてないのが本当に悔やまれます……

実際、

男らしさとか女らしさなんて言葉、バカバカしい!

自分らしさだよ!

と訴えたい面も多いはずのセクシュアルマイノリティ自身が、

その既存の男らしさや女らしさに、自分を必死に当てはめようとしたり、

それの象徴みたいな相手に惹かれたりするのも、

まさしく裏腹な状況なのではないかと。

ゲイ業界の定番ジョーク、みたいなのにも、

「女装(ドラァグクイーン)にはタチが多い、

ゴーゴーボーイにはネコが多い」

とか

「2丁目のクラブイベントが終了した時に、

一番、店内がキレイなままなのは野郎ナイト、

一番、店内が汚れてるのがレズビアンナイト」

とかがありますしね。

女装と野郎の、真夜中は別の顔、が、

反動としてのSタチおじさんと、Mメス豚になりきれるなら

それはそれで好マッチングだとは思うんです。(ありがたやありがたや)

ただ、(とくに性の)ファンタジーってのは全てを知ってしまうと盛り下がりやすいのも事実。

アタシの敬愛する楳図かずお先生の作品に、

貞淑で清楚な妻の、底知れぬ魅力にとりつかれた夫の話があります。

ある日、彼女の後をつけた夫は、

金髪のウィッグに真っ赤なルージュをつけて変身した妻が

アバズレ口調で若い男と浮気をしているのを知るのです。

妻はそれを詫びて、裏のない貞淑な妻になるのですが、

それ以来、夫は彼女にまったく魅力を感じなくなってしまうのでした。嗚呼。

男と女、SとM、貞淑と淫奔、

人を作る対の要素ってのは、実は固定値ではないことも多いのです。

ただし、その使い分け、演じ分けの正体が知られてしまうと

人はファンタジーを失って、「ヤル気」をなくしてしまう面もあるのね。

自分のため、愛する人のため、社会のため、

バランスよく、引き出していきたいものですわ。

男と女 あやつりつられ

心の鏡 のぞきのぞかれ

 

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