鼎談インタビュー:IMALUさん(アーティスト)【後編】

—IMALUさんと新宿2丁目 “出会えた人たちみんなが魅力的”

265_5

IMALU:2丁目に初めて行った時に、実は感じたことがあって。皆さん、思っていたよりもLGBTであることを凄く意識しているんだな、って感じたんです。皆さんフレンドリーで明るい人が多くて、でも「なんで来てくれたの?」ってたくさんの方に言われて。「なんでそう言われるんだろう」ってピンとこなかったんですよね。で、色々皆さんと話してわかったんです。確かに私はノンケだし、なんでいるの?って疑問に思わせさせちゃったのかな、って。

バブ:だってまずさ、フラっと遊びになんて来なそうじゃない。まさか2丁目にIMALUちゃん(笑)IMALUちゃんてオシャレなイメージよ。青山とか表参道とかにいそうなね。

キムビ:でもやっぱり来てくれて一緒に飲んだり遊んだりして、みんな嬉しいと思うよ。

バブ:もちろん絶対に嬉しいと思う。私だって最初はビックリしたけど嬉しかったもん。

IMALU:でもたくさんの芸能人の方が2丁目には来てらっしゃいますよね?きっと。

バブ:お忍びで遊びにくる芸能人は結構たくさんいるのよ。でもIMALUちゃんの場合はちょっと違う。名前も顔もきちんと出してこんなに何度もイベントに出てくれてるし、みんなを愛してるって公言してくれてる人って、国内ではほとんどいなかったと思うの。IMALUちゃん、我々セクシャルマイノリティを愛してくれて、本当にありがとう!

IMALU:だって出会えた人たちがみんな魅力的な人だから。本当に。だから好きなんです。普通に2丁目には遊びにも行くし、もちろんイベントにDJとして出させてもらっていて感じるのは、皆さん本当に流行に敏感で新しいものが大好きで、マドンナやガガのフレーバーをダイレクトに感じさせてもらえるし、皆さんの言葉のチョイスや頭の回転、話の深さやセンスが本当に凄いな、って感じてるんです。

バブ:面白い事言ってやろう、オシャレになってやろう、ってそればかり考えてみんな一人で悶々としてたりするのよ(笑)一生懸命一人で影で色々蓄えてる時間が長い。で、社交場で発散するの。

IMALU:でもそれをコントロールできるのが凄いですよね。皆さんの研究エネルギーそのものがエンターテイナーなんですよね。相手のことをよく見ているし、皆さんとても周りに気を配っているし、お互いが気を遣い合ってる。

バブ:やだ、よく見てる〜(笑)

IMALU:皆さんのエンターテイメントに向かう姿勢って凄く勉強になるんです。4月に新木場ageHaでのイベント「Shangri-La」に遊びに行かせて頂いて、皆さんのステージを観たんですけど、とにかくドラァグクイーンさんやダンサーさんのフェロモン・色気とエネルギーが遠くから見ていたのに物凄く伝わって来て。ただ立っているだけなのに美しいなんて、絶対に真似できないし、凄く羨ましかったんです。中身から湧き出る真の色気なんですよね。

キムビ:本当にそうだね。研究され尽くした上質の色気があって、そして味が濃い。そして奥行きが深い。凄くわかる!

バブ:濃いものを良しとして育っているからね、我々は。でもね、こんなに我々のところに来ているとね、嫁に行き遅れるからやめなさい(笑)。

265_3

IMALU:それ、マツコ(マツコ・デラックス)さんにも言われました(笑)「結婚できなくなるわよ」って。

バブ:本当に多いのよ。行き遅れる女子たちが。2丁目にいると、女性は楽だって言うよね。

キムビ:仕事をしている女性って感覚が自立していて尖ってるからこそ、性を超えた空間がきっと楽なのかもね。それで言ったら2丁目ってそう映るのかもしれないね。本当に婚期遅れるよ。危ないよ(笑)

IMALU:でも、行きますよ。皆さんに会いたいし、私の周りの友達もどんどん付いて来ちゃってますから宜しくお願い致します(笑)

265_8

—2CHOPOへのメッセージ
IMALU:LGBTに関して言えば特に、時代も世界もどんどん変わって来ているのを感じています。その流れをどんどんこの2CHOPOで発信し続けて欲しいです。私で何かできることがあれば、この2CHOPOを通してでも、イベントへの参加を通してでも、どんどん協力させて下さい。今まではこうやって感じていることを御話できる場もなかったので、今回色々御話できて嬉しかったです。

バブ:ああ、ほんと、IMALUちゃんはセクシャルマイノリティ、LGBTの味方!!

IMALU:悩んでいる人たちに「悩む必要はないよ」とどんどん伝えたい。明るい未来を作ってしっかり見せていきたい。

バブ:セクシャルマイノリティ当事者同士が繋がるのも大事なんだけど、こうやって周囲の人たちが理解してくれるっていうのがね、一番心の安寧を手に入れられるんだよね。本当にありがとう。

キムビ:前からIMALUちゃんは「LGBTに関して自分が何かすべきことがあるんじゃないか」「どんどんできることはやっていきたい」って言ってたもんね。何か一緒にやろうねってずっと前から話をしていたから、今回このインタビューをできたことがこちらこそ本当に嬉しい。ありがとうね。

265_2

IMALU:そんなそんな!私の方が年下なのに、本当にいつも気を遣ってくれて・・・キムさん、バブさん、そして2丁目の皆さん、いつもありがとうございます。これからも宜しくお願いします!

265_7

キムビ:では、本当に最後に・・・好きなドラァグクイーンさんがいるんだよね?言っちゃう?

IMALU:はい。リル・グランビッチさんです。もう私大ファンなんです。大好きなんです。リルさんを初めて見た時、衝撃だったんです。あまりにも綺麗で美しくて。

バブ:わかる!リルさんってザ・ドラァグクィーンだもんね〜。リルさん良かったねー!!!

バブ&キムビ:IMALUさん、ありがとうございました!!!!

265_6

<前編はこちら>

Top