LGBT文芸:【映画】vol.2 ~初秋の純愛映画編~

みなさんは「純愛」ってどんなイメージを持つでしょうか?
あたしは「初恋の人」「初めてガチで付き合った恋人」=「生涯忘れられない人」的なイメージ。
そこに年齢は関係なくて、10代でも20代でも、40でも50でもそれ以上でも、その人が「初めて深くハマった人」っていうのは別格上位、まさに永遠だよねー。時に傷つけあっても、本当に心の底から大好きで、一緒に居るだけで幸せでいつも会いたくてしょうがない!キュンキュンで激アツ!!
そんな誰かと付き合うこと、関係を築き守ること、別れること。。。そこには人生ってなんだろう?生きるって何だろう?そんな問いかけが待っています。。。
さあ、そんなお相手に出会ったことがあるアナタも、そういう人募集中~というアナタも一緒に「純愛もの」に触れてみましょ~♪

ブロークバックマウンテン (Brokeback Mountain)ゲイ

2005年公開。原作はE・アニー・プルーの同名の短編小説。
アメリカ中西部を主な舞台として1963年から1983年までの20年間にわたり惹かれ合う2人の男性の姿を描いた作品。公開当初は「ゲイ・カウボーイ・ムービー」と評されたりもしたが、アン・リー自身、この映画を「普遍的なラブストーリー」と強調しているように、そのテーマが観客に広く受け入れられ、低予算で作られたにもかかわらず、アメリカ国内外で記録的な評価と興行収入をもたらした。2005年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、主題歌賞の4部門を受賞。2006年のアカデミー賞においては作品賞を含む同年作品中最多の8部門にノミネートと大変有名なこの映画、はっきり言って最 高 に 素 晴 ら し い !!!(大声)

ブロークバックマウンテンと言えば2CHOPOビューワーのみなさんにはお馴染の毎週火曜更新、ブルボンヌさんの連載「ブルボンヌのOVER THE RAINBOW 虹の向こうに」の第21回 ありがとう オリンピックがあった今年に出逢ったキミのこと忘れないよ  で、元TAKE THATメンバーの二人Robbie Williams &Gary Barlowの「Shame」という曲のM.V.がこの映画のパロディになっていると書かれていたので、きっと記憶に新しいはずですね♪
(かく言うあたしがブルボンヌさんの記事を読み、これは観ねばー!と高まったひとりw)

内容の核心にはあまり触れられないんだけれども、この映画は男と男の純愛の核がどんな人にも分かり易く描かれていると思うの。同性愛者であることがバレれば、なぶられ殺される時代だった1963年。雄大で過酷な大自然の中である種必然とも言える形で恋に落ちていくふたりの青年。
その辺のくだりはきっとノンケでも女でも男でも、元より「恋に落ちる」衝動というのは、どういったことなのかを良い意味で根底から考えさせてくれるわよ。
なぜなら!主演の男子が二人とも超演技派にしてイケメソだから。笑。
あなたは素朴な顔がカワイイ、イニス役のヒース・レジャー派?

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それとも超くっきり二重デカ目の派手顔イケメン、ジャック役のジェイク・ジレンホール派?

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はたまた脇を固めた美人女優アン・ハサウェイ派?

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薄幸地味系ながらカワイイ・女優ミシェル・ウイリアムズ派?

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やはり美しいキャストというのはどんな作品でも重要だよねえ。。。恋愛映画は特にそれじゃなきゃ観たくないよね。
あ、話が逸れた。閑話休題!(ホッシーさん風味)

「今度 一緒に山へ行かないか?そこで釣りをし、酒を飲むんだ。2人きりで。」

この台詞が物語る当時のアメリカの同性愛事情。
妻を持ち、子供を持ち、家庭を持つ男として生きながら、心の底では互いを強く求め愛しているふたりの姿には、現代のようなオープンリレーションシップな雰囲気は全く無く、「浮気したら殺す」という阿部定感あふれるガチ本気。ちなみにこの場合の浮気というのは妻とのSEXやそれ以外の女とのSEXのことではなく、あくまでも他の男とのSEXのことね。

ってこれ以上ネタバレ出来ないので、この辺でブロークバックマウンテンのエンドロールに流れるこの楽曲を最後にご紹介!w
アメリカのカントリー界の大御所おじいさまシンガーソングライターWillie Nelsonの歌うその名も
「He was a friend of mine」

“He was a friend of mine
He was a friend of mine
Every time I think of him
I just can’t keep from cryin’
‘Cause he was a friend of mine”
(歌詞抜粋)

“彼は僕の特別な友人だった。。。”

ねえみんなは友情と恋愛の境界線ってどこだと思う?
昨日まで単なる同性の友人だった誰かと恋に落ちることは、あなたの人生には起きないと想う?
この作品を観て考えてみてね、考えてごらんなさいよ~

櫻の園 レズビアン

女と女の「純愛もの」といえば入門中の入門な気がするこの作品は、
吉田秋生先生の漫画「桜の園」が原作となっている女子高生同士のお話♪
吉田秋生先生と言えば、以前バブリーナ嬢が貸してくれた漫画「海街diary」にも男子高校生が男子高校生に恋をするくだりが描かれていて、その笑えてホロリ切なくて優しい視点が好きなのよねー。

今回みなさんにご紹介する櫻の園は2008年にリメイクされて不人気だったバージョンではなく、1990年公開のバージョンですーw。よって見る人によっては大変なつかしい女優陣がっっ。ボーイッシュなつみきみほがカワイイわけー!

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ロシアの作家チェーホフの作品である「桜の園」を毎年春の創立記念式典で演じる女子高桜華学園の演劇部の部員達。
記念すべきそんな日に巻き起こる学園内騒動を交えつつ、女の子同士の淡い恋を描いた青春万歳みずみずしい空気感あふれるこの作品。演劇部の生徒たちはみんな黒髪で、セーラー服に黒タイツ。校則違反したら即面談。
このへんは超校則が厳しくて閉鎖的な中高一貫教育にして上には短大付きの私立女子校で、思春期の6年間を犠牲にした(笑)あたしにとっては個人的になつかしのリンク祭りでしたわw

特に女子校を経験した女子ならば誰もが体感したであろう独特な百合ワールド(例:憧れの先輩にはラブレター♡)の中、演劇部・部長の志水パイセン(中島ひろ子氏演じる男嫌いキャラ)が想いを寄せる同期のちよパイセン(白島靖代氏演じる長身で美人の宝塚系モテ子)とのほんのり淫靡なシーンはドキドキもの♪

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そして志水パイセンがなぜか緊張して敬語になっちゃう一匹狼系女子の杉山パイセン(つみきみほ!)が想っているのは。。。!(ハアハア)

急速にカラダが成長していく過程の中で、コンプレックスを持ったり、異性や同性に憧れたり、自己顕示してみたりする思春期の女の子って性に対しても好奇心の塊で、どこか危うくて魅力的なんだよねー。
男女関わらず観ればどこかが潤っちゃうこの作品は、乾燥してくるこの季節にもとってもオススメ子ー♪

個人的にですけども、
朝イチで登校した志水パイセンの髪型が禁断のフラッパーになっているシーンからトバされるわけーw

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さてさて、第2回目の映画紹介はいかがでしたか?

それにしてもノンケ・ゲイ・バイセクシャル・レズビアンというカテゴリーは、一体どこが正確な境界線になるのか難しいよね。。今回紹介したブロークバックマウンテンはゲイ・バイセクシャル映画としても通用するのだろうけれども、作品自体の主題を尊重し、ゲイ映画としました。

このページはまだまだ始まったばかりなので、みんなの意見やリクエストももっと聞きたいな、と思っています。
次回は角度を変えて引き続き「秋の純愛もの」をお届けしようかなー。
なにせ山ほど作品はあるんですからーっ(白目)

それでは股お会いしましょう♪キムビアンカでした♪

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