ゲイ主婦のハードルをあげたあの漫画

藤谷美和子センセ、小田原観光大使になられたらいいの…

こんちゃ! 37歳、ゲイ、主婦(無職!)のおぱんぽんです。

毎日、毎日、家事、家事、家事!

うんざりですよ。
ふたりのゲイ主婦友(意外に多いもの…)に聞いてみると、一番しんどいのは、やっぱり料理。
あいつ、手がかかるくせに、あっという間に胃袋に消えるしね。。。ちぇっ

念願の主婦になって始めの一ヶ月は、料理も楽しかった。
それをすぎれば、こんなにめんどくさいものはないって、気づいたわ。
朝、昼、夜とまじめにつくってたら、主婦の人間活動((C)宇多田ヒカル)なんてできやしないのよ!買い物にも時間がかかるしね。

そもそも、性根がづぼらのあたしがなんでまじめに主婦活をしているかというと、
ゲイ主婦のバイブルといわれる漫画の存在があるからなの。。。

それはよしながふみ著 「きのう何食べた?」。

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よしながセンセといえば、ドラマにもなった「西洋骨董洋菓子店」や柴咲コウ主演で映画にもなった「大奥」などで名を馳せた、BL界出身の漫画家さん。
作品の登場人物にゲイがあまりにも多いので、ご本人がゲイかと思うほどでした(実際は女性)。
そのBL界から、エロを抜いて、ゲイカップルの日常生活を描いた作品がこの「きのう何食べた?」で、2007年から週刊モーニングに月一ペースで連載されているの。

内容は弁護士と美容師の四十路ゲイカップルの同棲生活。
その中でも一番リアルに描かれているのは、二人暮らしの節約レシピ。料理の制作風景を通して、二人の生活が展開していきます。
そこには四十路ゲイカップルの幸せが満載、なのである。
もちろんあたしも
「あ~、こんな生活おくりた~い」といいながら読んでましたよ。
読んでましたよ。

…同居するまではね…

うすうす、勘付いていたけど、この漫画、おとぎ話、です。
この漫画によく出てくる一汁三菜の夕食ってかなりハードル高いのです。
あと、二人暮らしのひと月の食材費が25000円という話が端々に出てくるんだけど、
あたしが実行してみても37000円くらいがいいところ。
「きのう何食べた?」を目指せば目指すほど、自分の首が絞まって
「あたしってダメ主婦だわ…」って気持ちになってくるの。

そのうえ、旦那もこの作品を読んでるから、
ゲイ主婦のハードルをあげてくんのよ~~~。

「筧さん(主人公・敬称付き)は、ちゃんと料理作ってるでしょ」
的なことを言われる始末…
そんなときは
「あれは、漫画。おとぎ話よ。」
と言い返すものの、いまいち納得してない様子。
もう私、ストレスから徘徊生活始めそうだわ!(藤谷美和子

よしながセンセ、筧さんみたいな品行方正、良妻賢母な主人公は、ゲイ主婦にとって目の上のたんこぶです。。。

でもでも、ゲイカップル生活の、喧嘩、仕事問題、親問題、結婚問題といった、マイナスの未来予想図をすべて描いてくれているこの作品は、やっぱりなんだかんだとあるアラフォーゲイのバイブルなのよね。

その上、ノンケ社会にあたしたちのような男同士の同棲生活を説明するときに
「よしながふみの『きのう何食べた?』みたいな生活~」と言っとけばいいイメージでとらえてくださるの。
ゲイカップルの日常をおとぎ話風に描いてくれたことが、得体の知れないゲイを世間の中にいれてくれるきっかけになっているのよね。

ほんまによしながセンセには、足向けて眠れへんわ~。
早く6巻でないかしら~?

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