第8回 薔薇まみれ。

君は薔薇薔薇ハートは赤い薔薇~♪なんて歌を田原俊彦というジャニーズの方が昔々歌っておりましたがお若い方々には、その歌どころかその人誰?!かもしれませんわね。じゃあ、おトキさんこと、加藤登紀子の「百万本のバラ」はご存知?!じゃあじゃあ、かつて「薔薇族」ってゲイ雑誌があったのは?!じゃあじゃあじゃあ、ピーター(池畑慎之介)主演の「薔薇の葬列」って映画は? 三島由紀夫の「薔薇刑」って写真集は?(どんどんコアな方へ。もちろん故意です。)

これだけの前振りすれば既にお察しいただけると思いますが今回のテーマは「薔薇まみれ。」
発注者は今回で2度目の登場となる“リオト”さんです。

これを作る事になった経緯から申しますとリオトさん主催のパーティー・ラッシュクルーズのスピンオフ企画としてコンセプチャルシリーズというものがが始まりましてまだ1度しか開催してないのですが、そのシリーズの会場内装はワタクシが担当なんですね。

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(ちなみにこれがその時のフライヤー。衣装スタイリングもワタシです。)

この時に会場内装として赤い薔薇の造花を300本弱使用したのですが、パーティー後、内装を撤収した際、使用した薔薇は全てリオトさん預かりとなったんです。でもね、この時点でワタクシ既に予想してたんです。その300本弱の薔薇がその後どうなるのか。。。。。。

案の定ですよ。
後日リオトさんその300本弱の薔薇を抱えてワタクシのもとを訪れ。。。

「これで衣装作ってください。」

という訳で制作したのがこちら。

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ボレロは顔半分埋もれる位の高衿にし、身頃と袖半分までは立体的な薔薇模様にリボン刺繍された生地を使用し、高衿と肩中心に花の大きさや密度を変えて手付けしているのですが下に行くに従いリボン刺繍生地に溶け込む様に造花自体もバラして手付けして行き最終的には花びらが散っている様にし、バックに3カ所フリンジタッセルを付けてます。。袖半分から先は赤のサテン生地で切り替え、大きなカフス袖にし、金ボタンと金のパイピングをポイントにしています。

 

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スカートはお引きずりの後ろに大きめにフレアを取ったロング。ボレロ同様に今度は下から上に花→花びらになるように手付けしています。演出上すぐに脱げる様に前会わせの重ねでマジックテープで容易に着脱できます。

コルセットは後ろ編み上げで前ジップ開閉の赤のエナメル合皮で作り金のカシメで装飾しています。

 

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アシメトリーな全身タイツはこれで一着なのですが赤のスパンコール生地とストレッチサテンを重ね着した様なトロンプイユ(だまし絵)構造になっており、要所要所に薔薇の花&花びらを手付けしています。

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ヘッドドレスは片側の仮面と一体化した構造で赤のサテンと赤の肉厚なフェルトを使って立体的なフォルムを作り、造花と羽根で装飾し、目の周りは赤のスワロと赤のビーズで装飾してあります。

一応この衣装はGOGO用ではなく彼のバレエのショーの為に制作したものですけど自分で作っておいていうのもなんですがバレエ衣装としても規格外も甚だしい。w
まあ、かつて、一飛びでモンテカルロの舞台を横切ったという伝説を持つかの名バレエダンサー・ニジンスキーも当時としては大胆すぎると言われた“薔薇”の衣装で物議かもしたという逸話が製作中ワタシの頭の中にあったのも事実でして、ワタシなりの“薔薇の精”ですね。

では、是非ご覧ください。

コチラ、実際の所、本番前日に出来上がり、当日は全部アドリブだったそうです。
という訳で、また。
ちゃお。

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