ゲイにとっての「同窓会」

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「ゲイにとっての『同窓会』」……といっても、前回チラッと話題にした、井沢満先生脚本の名作ドラマ「同窓会」のことでも、井上由美子先生脚本の名作ドラマ「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」のことでもなく、一般名詞としての(?)「同窓会」が今回のテーマ。

超プライベートなネタでナンだけど、「40歳」という節目の歳を迎えたせいか、2012年はアタシにとって「同窓会のあたり年」。アタシは小学3年までを大阪で、小学4年から6年までを広島で、中学校以降を東京で過ごしたんだけど、5月には大阪の小学校の、6月(この間の土曜日)には東京の中学校の同窓会があり、7月には予備校の、8月には広島の小学校の同窓会があるわ。そしてアタシは全部出席。大阪にも行ったし、広島にも行くわよ!

ゲイの中には、意外と「昔の友だちとは関係が切れてる」「同窓会なんて行く気がしない」という人が多いもの。その理由として考えられるのは、「学生時代にあまりいい思い出がない」「同窓会に参加しても、何話したらいいかわからない」といったところかしら。

実はアタシも、学生時代は見事に周囲から浮きまくっていたわ。学級委員とかやっちゃうようないい子ぶりっ子(死語?)だったし、小学6年で、お小遣い8か月分貯めて、「おしん」のシナリオ集とか買ってたし。そりゃ浮くわ。ちなみに、担任の先生から「●●くん(アタシの本名)はクラスから浮いている」と、面と向かって言われたことも。って先生!それ、小学生に言っちゃいけないと思うの!

あと、「同性が好き」という気持ちを隠そうとしていたのも、やっぱり大きかったわね。ただでさえ自意識過剰気味なのに、重大な秘密(だと当時は思いこんでいた)を抱え込んで、さらに挙動不審になってただろうし、一方で女子からは「ガラスの仮面」とか借りまくってたし(オカマ隠してオネエ隠さず)。おそらく周りは、明らかに「男子」っぽくないアタシをどう扱っていいのか、戸惑っていたんじゃないかしら。

あれから30年近くが過ぎ、すっかり感覚が麻痺して、図太く適当になったアタシは、mixiの出身校の卒業生コミュにも「エスムラルダ」で参加(わざわざ別アカウント作るのが面倒くさいから)。ただ、みんな気づいているのか気づいていないのか、大阪の小学校と中学校の同窓会では、ほとんど誰からも突っ込まれなかったわ……。

そして、同窓会そのものも本当に楽しかったわ。まず、「買い食いさえほとんどできない子どもだったアタシたちが、酒を飲んで語らう歳になったんだなあ」と、しみじみ感動(アタシ、何目線?)。あと、昔、やんちゃだった子がすっかり丸くなっていたり、昔は全く気に留めてなかった男子にちょっぴりときめいたり(歳をとって、好みが変わったのかしら)、みんなが意外な職業に就いていたりするのも面白かった。子どもの頃に「おしん」を読んでいて、今はライターをやっている(そして、子どもの頃にオネエ丸出しで、今は女装をやっている)アタシって、実は一番意外性がないかも……。

そんなアタシにとって、今最も楽しみなのは、広島の小学校の同窓会で、昔「超イケる」と思ってた子に会うこと(彼が出席するかどうか、まだわからないけど)。素敵に育っていても嬉しいし、「……あれ?」って感じになってたとしても、それはそれでちょっと見てみたいわ!(意地悪目線)

 2012/06/13 00:00    Comment  コラム   同窓会              
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