第9回君に胸キュンキュン。浮気な女装がこわいくらい語ってる

さて。2週にわたって、欧米のゲイシーンから生まれたオープンリレーションシップという関係性をご紹介したわけですが、
別にアタシは、これで日本じゅうの浮気をそそのかして、皆さんの貞操帯をぶっ壊してやろうってんじゃないのよ。

アタシはお昼の情報番組をご覧になる、貞淑な奥様の味方ですもの!(保身)

いえね。世の塩谷くん騒動の反応を見ていると、斜め半笑いで楽しむ姿勢に混ざって、
本気で「こういうやつ絶対許せない!」的な怒りを覚えちゃっている方がけっこういるじゃないですか。
もちろん塩谷くんの場合は女性に対する婚姻契約詐欺の臭いもした行為なので、仕方ない面もあるとは思いますが、
基本、自分が付き合ってるわけじゃないんだから、そこまで感情移入しちゃってどうすんのー、と思うわけです。
あなたはそれで女優になるつもりなのですかーッ!(月影先生)

社会単位としての家族にはルールが必要でしょうが、それと切り離した、人と人の恋情や性の求め合いに関しては、
好きな人同士それぞれの中で、オリジナルのかたちを模索してもいいんじゃないかと。

ほら、昔から場末のゲイバーとかで、オカマが言ってきたじゃないですか。
「恋にルールはないのよ」(ダミ声)

本来の「恋は男と女の組み合わせで」というルールを破ってるオカマだからこそ、それ以外のルールを盲信する必要もなかったのかも。

たとえば、一途な恋情と激しい嫉妬心を持っている人が、浮気モノと組み合った場合にはそりゃ血祭り覚悟でしょーよ。

逆に、多情を自覚してる人なら、一途な相手をだまして傷つけるより、似たような多情タイプを相手にする「お互い様関係」を狙うか、
性的に淡白な人と性以外の面で付き合うかたちを模索するか、なんてことのほうが問題は少ないと思うの。
そうしてできあがったペアになら、国ごとに法律が違うように、他人には理解できない関係性があったっていいじゃないと。

誰をどんな風に愛すかは、人それぞれなんだから。
(と、むりやりRAINBOW風味に、ヤリ○ンをまとめる)

まあ、こういう多情感覚って男脳寄りのようだし、女性読者さんには嫌悪感持つ人も多そうなんだけどね。

「えー、ここ数年は『SEX AND THE CITY』のサマンサみたいに、多情な女像もありでしょ?」
と思われるかもしれませんが、
実はサマンサって、膨大な数の男を次から次に食いまくってるだけで、同時に3人4人と遊んではいなかったでしょ。

あのドラマは、スタッフがオカマだらけってこともあって、年増女性の皮をかぶったオカマたちの物語という面もあるし、
だからこそあけすけな性愛感覚が「新しい女性像」としてウケたのよね。(つまり新しい女性像=オカマ脳。嗚呼)

でも、そんなヤリ○ンオカマキャラのサマンサですら、同時進行の多情(二股、三股)は基本やってなかったってのが象徴的だわ。

サマンサほどではないけど、日本だと安野モヨコちゃんの『ハッピーマニア』も、複数のオトコたちを次々に渡り歩く女主人公として描かれていて、当時やっぱり新しさを感じたのよね。

でもこれはあくまで「いいかなと思った相手と終わったら、どんどん次いっちゃっていいよ」という解放であって、
「いろんな人と同時進行しちゃう」女性ってのは、視聴者の共感を得られにくいから、設定としてアウトなんでしょうね。
超ド級ヤリ○ンのサマンサですら、そこは迎合しやがったんだわ。(キャラですけど)

そこでね、あらためて、あの女スゲーわと思うのよ。
二股問題のちょっと前に、世間を騒がせた
七股発言の、遠野なぎこさん!

普通に考えても塩谷くんの3.5倍は騒がれてもいい股数だったわけだし、それを男ではなく、
清純の権化「NHK朝ドラヒロイン」まで務めた「女」側が言ったというのが実に痛快。

二股がバレて泣いて詫びる男と、七股を自分からゴールデンタイムに笑顔で語る女。
そんなステキな時代よ。

惜しむらくは、八股に届かなかったことよね。もう一人、適当なオトコにちょっかい出しといてくれれば、
今頃「現存した おろち!!」として、楳図先生とのコラボなども楽しめたかもしれないのに。

案の定、なぎこさんの発言は、バラエティ的にはほぼキワモノとして失笑の対象にされ、
一般ではこれまた本気で「ありえない!」と怒る声も多数。

そんななぎこさんですが、最近のテレビで、
「ある男性に生まれてはじめて恋のような感情を覚えて、そしたら一人としかムリになりました」とおっしゃってました。

チョトー。何、おろちスレスレから、いきなり普通の女になってるのよ!

とツッコミつつ、ま、それはそれでおめでたいわ。

皆様も、股の数はともかく、それぞれの恋を存分に堪能してくださいね~。

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