第53回 夢は孔雀の羽根広げ。

御機嫌よう。
HOSSYで御座います。

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去る3月31日に新宿区立角筈区民ホールにて開催された、コチラの第29回目の連載でも登場頂いたポールダンス世界チャンピオンの実績を持つREIKOさんが主催、監督したベリーダンス、ジャズダンス、バレエ、アクロバット、バーレスク、ポールダンスの第一線で活躍するパフォーマー達のコラボによる複合舞踏の舞台を観て参りました。

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REIKOさんだけでなくコチラの連載にも登場頂いた事もある友人が多数出演してらっしゃったのですが、そんな身内贔屓抜きにして、ジャンルを飛び越え次々に繰り広げられた肉体表現による演技は一時間半という長さを全く感じさせないホントに素晴らしいものでした。

今回紹介させて頂く衣装はその公演の出演者であったポールダンサーのmayumi さんにこの舞台で着用する為に依頼頂いた衣装です。
今回の連載までに着用画像頂く事が叶わなかったのですがこちらがmayumiさん。

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REIKOさんも講師を務めるポールダンススタジオ “LUXYRICA” にて同じく講師を務める一児の母でもあるお方です。

依頼内容として頂いた内容がこちら。

【イメージとしては、二人の男に抱かれる女でして、その女は森のなかで育ったもんで、男に優しくされるということを知らないのです。彼女のテリトリーに入ってきた、人間の男に知らない自分と出会わされるというストーリーを予定しています。衣装は、どことなく裸に蛇か龍か孔雀とか草(まとわりつきやすいイメージのもの)がまとわりついてるような感じで、ピンクや赤の梅や桜の花、薄紫のお花、も纏いたいしキラキラもしたいです。強めの中に女性らしさを入れたいです。ポールで踊るため、右の肩と、右の脇、右と左のウエストは肌を出したいです。ヘッドピースも出来れば欲しいです。】

わお!!
物語!!

でも、実はこういった “イメージ” や “背景”、“物語” をお伝え頂きデザインするといった手法はもの凄くワタシ好みなんです。w

その後何度かやり取りをして、結果、このような感じに致しました。

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身体にまとわりつくモチーフとしては【孔雀】を選びました。

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ベースをベージュのパワーネットでハイネックでウエスト両脇と背中を大きく開けた股下で開閉できるハイレグのボディースーツを作り(ボディスーツ系は股下で開閉できる作りにすると装着後のトイレがラクチンです。)、ブルーのシフォンを立体裁断の要領でデザインし、身体に巻き付く用に配置した孔雀はフェルトで形を切り出し、所々身体にフィットするようにダーツを入れてから、そのフェルトに顔から首にかけてはビーズ刺繍をし、首から体にかけてはブルーの濃淡2種類の大きめのスパンコールをうろこ状に重ねて刺繍、そこから青と黒のグラデーションの羽根を配置し体はシフォン、オーガンジ、サテン、ベルベット等様々な生地をバイヤスに切って花びら状にしたものをミックスして縫い付けてい ます。そこから下はブルーの濃淡のシフォンと水色のレースの円フリルを縦に配しています。

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手で持ち上げると孔雀が羽根を広げたように見える孔雀の羽柄のシフォンは、スナップボタンで取り外しが可能になっています。
バックは背中を大きく空け、右側はブルーのから紫にグラデーションするように花びら状にバイアスカットしたものを縫い付け、左側は下部はグリーンのバイアスカットした花びらから上部はミモザの造花をつけました。

胸左側は桜を中心に梅、薄紫の小花、牡丹の造花を配し、所々にも花びらを散らしてます。
胸右側は水色のラインストーンとビーズで刺繍し、肌色のハードチュールの所々にも散らしてます。

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ヘッドドレスは土台を水色の羽根で渦巻き上になるように覆い、同色の羽根、紫の羽根、造花、ラインストーン、スパンコール、ビーズ等で装飾しています。

公演当日、mayumiさん、正に孔雀のようにポールで舞い、泡沫の美しい夢を魅せてくれましたよ。

ということで、また。

ちゃお。

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