第3回 自分のお財布の中身をのぞいてみよう

みなさん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーのTです。
なんと米ドル円が101円を突破しました。約4年ぶりです。(2013年5月10日現在)

1ドル75円の時からコツコツ積み立てた私のドルちゃんが日に日に成長しております。また株も投信も想定以上の続伸中で今すぐ売っぱらって利益確定して世界一周旅行でも行ってこようかしら!?!?なんて妄想に取り憑かれております。

ここ最近のお金の相談は、今まで銀行預金しかしていなかった方からの投資相談がどんどん増えていて、改めて政治、政策ってこんなに影響力あったりするものなんだ〜なんて感心している次第です。民主党のままだったら、ここまで相場が動いていなかった可能性大ですからね。

ただ、期待感で先行して動いているので実体経済が追いつかないままでいると、そのうち歪みが生じて悪い方向へ行かないとも限らない。相場は生き物。常に注意深く見守りながら自分たちの資産を守りながら増やして行きたいですね。

ところで本題に入る前に私のこともっともっと知りたくないですか?!えっ!?知りたい!?ですよね、ですよね。よくわかります。と一方通行のコラムでは独りよがりになりがち。そんなコミュニケーションのとれないコラムってほんと苦手。普段は対人間との仕事だから打てば響くわけですよ。でも、こんな寂しい一方通行に慣れていかなければならないですね。

さて、私は名前も顔も明かさずTというイニシャルの後ろ姿を公開しているわけですが、この後ろ姿、知っている人が見れば一発でわかりますよね。。。。。ま〜バレた時はバレた時ですね。笑。

では自己紹介として、私がファイナンシャル・プランナーになったきっかけをお話させて下さい。

不動産会社でマンションの販売をしていた時に、お客さんと色々な話をしているとお金に関する悩みがマンション購入のことだけではなく、老後のこと、教育費のこと、普段の貯蓄のこと、税金のことなど様々でした。マンション売っているだけでは何も解決しない。お客さんの考えていることを実現化し、悩みを全て解消してあげたい。それを出来るのはファイナンシャル・プランナーしかない!という思いから、この職業を目指したわけです。

FPが出来ることは本当に無限大で、つい最近こんなに素敵なお手伝いが出来ました。

6年位付き合っているゲイのカップルからのご相談だったのですが、数年前にA君の名義で一戸建てを購入。B君は一緒に住んでローン返済を半分負担している。万が一A君が亡くなってしまった場合でもせめてB君がその家に住み続けられるようにしたい。という内容でした。

遺言作成、遺言執行人の指定等をして、初期段階としてはひとまず完了です。A君の家族構成や金融資産状況により様々な弊害への対処も考えなければならないので、それはこれからゆっくり解決していく予定です。

二人ともひとまず安心して生活していくことが出来ると喜んでくれました。

では、そろそろ本題に入りましょう。

今回のトピックは、記念すべき第1回で皆さんにお願いした宿題の続きです。

※第1回目の導入編はこちらをご参照ください。
http://www.2chopo.com/topics/2361/

宿題は、現在保有している金融資産を、4つのカテゴリーに分けてみてください。
という内容でした。

①キャッシュリザーブ 普通預金などのようにすぐに使えるお金
②安定運用 定期預金や貯蓄型保険のように満期があり元本割れしないもの
③積極運用 株式や投資信託、外貨預金のように高い収益が期待できるが元本割れなどのリスクがある金融商品
④万一の保険 ケガや病気時の入院費や手術費に補填する保険


以上4つの財布に分けて現在自分が保有している金融資産を把握する。というところが第1歩でした。

なんでわざわざこんなことしなくてはならないのか?

それはそれぞれの特性が違うからです。その特性を理解して上手に付き合って自分にあったお財布分けをしていくことが効率の良いお金の増やし方なのです。

では、ひとつひとつの特性を見て行きましょう。

① キャッシュリザーブ 普通預金などのようにすぐに使えるお金


こちらは読んでそのまんま、すぐに使えるお金です。何かあった時に「ポーーンッ」と払えるお金ですね。

可愛い子ちゃんとデートしている時に、「ね〜ね〜時計が欲しいの〜〜」なんておねだりされちゃったら買ってあげちゃうでしょ!?そんな時にもキャッシュリザーブは大活躍!車なんかもおねだりされちゃうかもしれないから、相当の金額は必要ですね!?

というのは冗談ですが、基本的には生活費の3〜6ヶ月分位用意しておけば良いかと思います。生活費が20万円であれば60〜120万円位ですね。多数の方は普通預金に預け入れていますかね?

そういえば私のクライアントさんで多額の現金を自宅マンションのリビングのごくごく普通の木棚に仕舞っている方がいたのですが、火事になったらひとたまりもないので、ゲンダマを自宅に置いておくならせめて金庫にしましょうね。

さて、ここで「普通預金にお金を預け入れる」という行為を考えてみましょう。

これは私がマネーセミナーでいつも言っていることなのですが、今日この瞬間から「普通預金にお金を預け入れる」という感覚を捨てて、「銀行にお金を貸している」という感覚に変えてください。

これはどういうことなのか!?この「普通預金にお金を預け入れる≒銀行にお金を貸す」という行為は、まさに資産運用なのですね。私たちは銀行にお金を貸すことによって利息というものを受取っています。

ではここで皆さんに問題です。

一般的なメガバンクの普通預金に100万円を1年間預け入れるといくらの利息を受取ることが出来るでしょうか?

答えは「200円」です。

2013年5月10日現在の主要メガバンクの普通預金の金利は「0.02%」で、100万円×0.02%=200円なのです。銀行普通預金の利息「利子所得」に対する税金は源泉分離課税として一律20%なので、20%引かれて口座に入ってくる利息は「160円」です。厳密に計算すると、2013年1月1日~2037年12月31日に受け取る利息には、復興特別所得税が上乗せされ、20.315%の税金がかかるので「159円台」になりますでしょうか。増えないわけですよね〜。笑。

さてキャッシュリザーブの話に戻りますが、まずはこのお財布、生活費の3〜6ヶ月分を作ってからようやく次のステップに進めるわけですね。

続いて2つの目のお財布です。
② 安定運用 定期預金や貯蓄型保険のように満期があり元本割れしないもの

こちらは普通預金よりは金利は良いけど満期まで続けることによって、一定の利息を約束されるものですね。満期まで置いておけば、元本割れはしません。

1980年代の日本では定期預金や保険だけで資産を着実に増やしていける時代でした。3〜6%の金利、モノによっては10%位の金利をつける商品もあったようです。年利10%の複利運用だと約7〜8年で倍になるということですね。今のシニア層がお金を溜め込んでいる訳です。笑

さて、今の日本での定期預金や貯蓄型保険の金利はどうでしょう。

銀行の定期預金では最初の1ヶ月だけ1%だけど翌月から0.1%に下がってしまうものや、複雑な仕組み預金で解約したくても解約できなくなってしまったり、よくよく内容を見てみるとわざわざ定期にする必要性のなさそうな商品がたくさんあります。この低金利の中で、いかに皆さんからお金を集めることができるか各金融機関が必死になっているわけですね。

さて、
① キャッシュリザーブ
② 安定運用

基本的な2つの財布っていったいどんなものか、お分かりいただけましたでしょうか?

そして皆さんの4つの財布の中身はどのような構成になっていましたか?

次回は残りの2つの財布について書かせて頂こうと思います。
では、またお会いしましょう。

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