第55回 true colors are beautiful like a rainbow

つっ。ついにっ。
アメリカでも同性婚が認められましたよ~!

といっても、すでに12州とワシントンDCでは同性婚が認められていたんですよね。
ところが「結婚は男女に限る」という連邦の結婚防衛法があったため、州ではOKなんだけど、連邦としてはNGという、ねじれ状態になっていました。
連邦最高裁判所が先日、この法律に違憲判決を出したため、婚姻届の受理を停止していたカリフォルニア州も、晴れて受け付けを再開したというわけ。

同性婚へのダメ出しへのダメ出し、という、ややこしいニュースではありましたが、ざっくり「アメリカでも同性婚が認められるようになった!」って言っちゃっていいと思います。認める州の数も、今後さらに増えていくのは間違いないだろうしね。

直後のNYのプライドパレードは、当然お祝いムードにわいて、なんと200万人も動員しちゃったそうな。今ね、お祭り~!

延べ200万人がNY5番街に 世界最大のゲイパレード(テレ朝news)
http://news.tv-asahi.co.jp/sphone/news_international/articles/000008020.html

というわけで、ヨーロッパのみならずアメリカでも意外なほど早々に同性婚解禁になってきた世界の潮流。
もはや、この流れは、小学生新聞で漢字にルビをふって説明されるほどのものになっているんですよ!

なるほどヒヨコ:同性婚、世界ではどうなってるの?(毎日小学生新聞)
http://mainichi.jp/feature/maisho/news/20130701kei00s00s010000c.html

なるほどヒヨコちゃんったら、名前に似合わず意外なほど大人な会話。
この記事、

ヒヨコ 変化してきているんだね。保守的だと聞く中東の様子はどう?
記者 サウジアラビアやイランでは同性愛行為の最高刑は死刑です。

と締められてるのも、なんかすごいわ…。

さすがに中東やアフリカはまだ道のりが長そうですが、ヨーロッパ、アメリカ、ときたら、そろそろアジアエリアもいけるんじゃないのぉ?
という気も、いよいよしてきましたよね。

そんな、世界が変わるニュースの飛び交う中、
ミュージカル『RENT』上演とともに、LGBTをテーマにしたレインボーウィークを開催してくださったのも記憶に新しい、日比谷シアタークリエさんで、同じ小嶋プロデューサーさんの作品、

『TATTOO 14』
http://www.tohostage.com/tattoo14/

を鑑賞してまいりました。

13TATTOO14_本チラシ表

サンフランシスコのライブハウスで出会い、ヘブンと名付けたプレハブ小屋で身を寄せ合ってステージに立つ孤児の女性7人組。紆余曲折ありながらも、姉妹の誓いをたてた個性溢れる7人が、夢にむかっていく熱いミュージカルです。

ストーリーはものすごくシンプル。かわいらしいくらいに、まっすぐ。
でも、女ばかりの7人組が、SHOW-YAばりのロックから、ウィルソン・フィリップス風のハーモニー、お色気たっぷりバーレスク、そして、GO WESTにビヨンセまで、オカマにばっちりなじむバラエティに富んだ楽曲で魅せてくれる色とりどりのステージは素直に楽しめるはず!

何より、彼女たちの、まったく血はつながっていなくとも、「姉妹」「家族」としてお互いを支え合う関係、そして、(SEX AND THE CITY劇場版でも使用されたシンディ姐さんの名曲)『True Colors』を歌いながら7人がレインボーのライトに照らされる姿には、LGBT的にもグッとくるんじゃないかしら。

そう、「同性婚」も、誰かとつながりたい、家族になりたいと願う心があってこそ必要とされるもの。

男女の結婚は、当事者両人こそ血のつながりはないものの、基本的にそれぞれの血筋であるお家とお家をつなぎ、さらに両人の間に新たな血筋を作っていくというものです。
だからこそ保守的な人には、血縁をつなぎ、下の世代を生み出すことのできないパートナー関係は軽視され、否定されたりもしますよね。

当たり前のように血のつながりを根拠に家族や村社会などのコミュニティがつながっていられた時代。それはそれでステキなものだったんだろうけど、LGBTをはじめ、それだけじゃうまくまわらない存在もいるのが世界の真実。

逆に言えば、核家族化、少子化、晩婚非婚化した社会の中で、アタシたちはより明確に「血縁以外の人間関係」を意識していくフロンティアになれるんじゃないかしら。

このテーマが、それこそ小学生新聞でまで語られるようになった時代だからこそ、
自分たちはいったい何がどうなって欲しくて、同性婚やパートナー法を求めているのか、その新しいつながりから社会に何を生み出していくのか、あらためて当事者が見つめ直す時期なのかもしれませんね。

I see your true colors
and that’s why I love you
so don’t be afraid to let them show your true colors
true colors are beautiful
like a rainbow

私にはあなたの本当の色が見える
だからこそあなたを愛してるの
自分の本当の色を見せることを怖がってちゃダメよ
本当の色ってのは、美しいんだから
まるで虹のようにね

『True Colors』シンディ・ローパー

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