第5回 LGBTと住まい 〜”購入” vs “賃貸”なんて、ナンセンス?〜

みなさん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーのTです。

いやいや〜。毎日蒸し暑い日が続きますね。皆さんは熱中症などは大丈夫でしょうか?暑さに弱いワタクシは若干バテ気味ですが、大汗かきながら毎日お客様の笑顔のために走り回っております。

暑さもさることながら、「ここは性に開放的なタイだったっけ?」と思ってしまうくらいの連日のゲリラ豪雨。隅田川花火大会もゲリラ豪雨のため、開始30分で中止してしまったようですね。開催以来、初めてのことだそうです。皆さんの中にも、浴衣でキメて素敵な方とのデートだったのに、ゲリラ豪雨に襲われて折角の花火デートがまさかの雨宿りにすぐさまホテルへ直行〜!という不幸中の幸い的にめくるめく夜を〜なんて方もいたのではないでしょうか(笑)。

また、同じ日に某アイドルグループのコンサートもゲリラ豪雨のため、突然の中止。コンサートを楽しみにしていた会場の熱狂的なファンたちは雨でずぶ濡れになり、低体温症になっていまい20人近くが搬送されたそうですね。おそるべし猛暑とゲリラ豪雨。天候そのものはどうにもできませんが、体調管理には十分お気をつけくださいね。

では、そろそろ本題に入りたいと思います。
今回のテーマは『住宅』です!

今回はここ数ヶ月で私の事務所へ1番ご相談の多かった『住宅』についてお話をさせて頂きます。LGBTである私たちは、住まいを“購入”するべきか?“賃貸”を続けるべきか?と悩んでいる方が多いようです。その結論から申しますと・・・

答えはありませんっ!そもそも“購入”と“賃貸”で、比較・検討すること自体がナンセンス!何かにつけて、“購入” vs “賃貸”というテーマが取り上げられ、さまざまな検証が行われています。が、最終的には個人の価値観と判断に任せますというような結論にいきつくことが多いようです。その結論は、間違っていません。

よって、「“購入”と“賃貸”のどっちがおトクなの!?」という議論は、“購入”と“賃貸”そのものの性質を理解するのには良いかもしれませんが、答えを出すものでは決してないのです。(“購入”と“賃貸の性質がどう違うの?というテーマだけでも朝から晩まで喋れてしまうくらいの深〜いテーマなので、どこかの回で書きましょう。。。今回は、“購入” vs “賃貸”の議論がなぜナンセンスなのか?という詳細は割愛いたします。)

だとしたら、“購入”と“賃貸”の特性をしっかり理解し、私たちLGBTが住宅購入するのと賃貸を続けるのとで何が違ってくるのかを踏まえた上で、自分自身のライフスタイルに合った選択をしていくのがベストなのです。そして、『住宅』関係で昨今の議論になっているのが

消費税増税!

「消費税増税の前に住宅を購入するべきか!?」ここ最近、駆け込み寺のように、このご相談をしにいらっしゃる方がとても多いのでここで少しお話しておきます。また結論から申しますと・・・

増税前に焦って、購入する必要はない!
by ファイナンシャル・プランナー T

です。消費税増税って、そもそも、政府が2014年4月に5%から8%に税率を引き上げるかどうかは、景気動向を踏まえて、今秋に判断すると言っているのですから、増税も先延ばしになる可能性もゼロではありません。「でも、増税する可能性の方が高いじゃない??」だとしたら、「いつ買うの?今でしょ!」って、林先生ばりにみなさんも言いたくなりますよね?でも、私の意見は「今じゃないでしょ!」なんです。私が増税前に焦って購入する必要がない!と言うのはなぜか?

•増税のタイミングで住宅ローン控除が”拡大”される。
•増税後は住宅価格が”下がる”可能性が高い。
•消費税は建物部分に”のみ”かかる。

という理由からです。その他にも理由はありますが、話が長くなってしまうので、今回のコラムでは、ここまでにしておきます。『住宅』のような人生最大と言える大きな買い物をどうなるか分からない消費税増税によって、心を振り乱され、焦りと感情だけで購入してしまうのはとても危険だと思います。

では、消費税増税のことは忘れて、私たちLGBTにとっての『住宅』の“購入”と“賃貸”について、もっと掘り下げてみていきましょう。ヒトトコロに留まれない方々が多いLGBTの皆さん。

購入した物件に一生涯住みます!という方。

将来、別の場所に住むかしれないし、日本にいるかもわからない可能性が高いという方。

とでは、住宅の考え方が全く変わってきます。また将来的に家を買い替えたり、引っ越したりする可能性が高いのであれば、売却したり賃借人を募集して、貸して家賃収入を得ていく。ということも考えられるでしょう。だとするとそこには、投資の要素も含まれて来ますので、開発の予定地域や人気エリアで地価の上昇の可能性が高かったり、貸しに出す時にも空室リスクが低いであろう場所を選んだ方が将来的に有利になります。

さらに住宅(不動産=資産)を持つという観点で言えば、ノンケの感覚であれば、子供が産まれて現在の賃貸物件が手狭になってきたので、出産を機に住宅購入を検討したり、将来的に子供達に残してやることが出来るという感覚はとても強いと思います。ただ配偶者も子供もいるLGBTの方はごく少数。結婚も子供もライフプランの中にないのであれば、賃貸の身軽さというアドバンテージはとても高いかと思います。そこで、私の独断と偏見で購入向きの方と賃貸向きの方の傾向を整理してみました。

【購入向き】
•現金をたくさん持っていて、一括購入しても痛くもかゆくもない方。
•住みたいエリアが決まっていて、一生その場所で生活しようと思っている方。
•配偶者、子供がいて自分が死んだ時、家族に安心して住める場所を確保してあげたい方。
•都心や地方都市の開発エリアの物件を狙っている方。
•駅近物件や人気エリアなど将来的に賃貸に出しても空室リスクは少なそうな物件をゲットできる

【賃貸向き】
•同じ場所に飽きてしまい、引っ越し頻度が高い方。
•日本でずっと暮らすか分からず、将来はハワイやフィリピンなどでロングステイも考えている方。
•自分が死亡した後、不動産を相続する人がいない方。
•貯蓄の習慣がなく、住宅購入の際の頭金や諸費用が捻出できない方。

いかがでしたでしょうか?あなたはどちらに当てはまりましたか?そうは言っても、住宅購入は出会いとタイミング!というのも否定出来ません。と言いますか、実際は計画のないところで突然住宅購入を決める人が多いということです。それはそれで良いと思いますが、もし出会いや勢いで住宅購入(住宅ローンを組んだ)をしてしまった方は、購入後でも遅くないのでその後のライフプラン、マネープランをしっかり立て、将来の生活をより充実したもの、不測の事態に備えることを強くおススメいたします。

家賃をずっと払っていくくらいなら、住宅購入した方が良いかな?という感覚は誰しもが持っているかと思いますが、同じ購入するにしても現金一括でボ〜ンと買うのと住宅ローンを借りて買うのとでは大違い!次回はそのあたりも踏まえて住宅の続編として「購入」、「住宅ローン」のLGBTとノンケとの違いについて詳しくお話したいと思います。

私の所属するNPO法人「グッドエイジングエールズ」ではLGBTの住まいについての取り組みにも力を入れています。住まいのあり方は年々多様化しており、私自身、LGBTのための居住施設だけでなくLGBTタウンのような複合施設のようなものを作り上げたいという壮大な夢がありますので、長い目で「グッドエイジングエールズ」を応援して頂ければ幸いです。

今回は少しばかり?長くなりましたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!また次回をお楽しみに!

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