第7回 「おそロシア」じゃ済まない、ロシアの性的少数者たちの状況

 

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まきむらよ。

わかりきってることだけど、言うわ。

暑いわね!!

暑い中まいにち会社に部活に自宅警備にそれぞれの人生を頑張ってらっしゃるあなた、特に真夏の戦場・夏コミに行かれたあなた、ご体調を崩されていませんでしょうか。

この原稿を書いている今はCIA元職員であるスノーデン氏のロシア亡命(リンク先:Wikipedia)Pinknews.co.uk」から数件箇条書きでご紹介します。(※閲覧注意だから、心が疲れているお友達は次の画像まで読み飛ばしてね! リンク先のニュース画像にもショッキングなものがあるので気を付けてください!)

■今年のロシアで起こった、性的少数者や理解者に対する暴力事件リスト
10代ゲイ(とされた)男性、誘拐され、服を脱がされ、両親へのカミングアウトを強要され、写真を撮られて公開され、暴行死
ロシア国内でのプライドパレードが行政により中止させられ、主催者が殺害予告および暴行を受ける

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本当に、「おそロシア」じゃ済まない。あまりに悲しく、受け止めがたいニュースです。

ちなみにこれらはすべて、イギリスのセクシャリティ関連ニュース専門メディアによって報じられたことです。未確認情報が多少含まれているということ、また性的少数者への暴力を強調して書きがちな可能性があるということは踏まえなければいけません。

しかし、多くの場合犯人が明確であるにもかかわらず逮捕には至っていないという点を見れば、こう言い切ってしまっていいかもしれません。「ロシア政府は同性愛に対する法的弾圧を強め、また同性愛者や混同されがちな性的少数者たちに対する暴力も黙認している」と。

わたし、同性愛者や性的少数者を気持ち悪いと思う気持ちそれ自体は仕方がないものだと思うのね。でも、それをむやみやたらと主張したり、ましてや人を殺す理由にしたりすることは、許されるべきではありません。だって、たとえば、異性愛者を気持ち悪いと思う同性愛者だっているんだもの。

だから、そういう自分の中の「誰かを気持ち悪いと思っちゃう気持ち」って、どうにかその「誰か」に直接向けないように処理しないと、人類は傷つけ合いの殺し合いになります。ただでさえ傷つけ合い殺し合ってるとこなのに、これ以上もういいわよね。だってわたし、大事な人や自分自身を、傷つけられたくないし、殺されたくないもの。

ということで、ロシア国内でも、また国際社会においても、ロシアの性的少数者弾圧に対してなんとか行動しようという動きがあります。「ロシアが今こうなってる」という状況をご紹介した今回の記事に続き、次回では「ならば、どうするか」ということで、日本含む国際社会の反応をご紹介していきたいと思います。

それでは、今回も、読んでくださってありがとうございます。なんか「ロシアは」とか「日本は」とか「国際社会は」とか言ってると、なかなか実感がわかないかもしれない。けれど「国際社会」って、あなたやわたしや、地球に住んでるひとりひとりの集まりなのよね。自分に関係ないことってなんにもないんだなあって、フランスと日本を行き来する生活になったここ数年、特にリアルに感じるようになりました。

今回ロシアで起こった一連の暴行事件についても、本当に読んでいて辛かったわ。わたしの記事を読んでくださった結果、「知りたくなかった……」って思っている方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ないわ。眠って、食べて、好きなことをいっぱいしてください。でも、もしそれで元気になったら、気が向いたときだけでもいい、また知ろうとしてほしいと思います。繰り返さないためには、そのための行動をするには、どんな行動をすべきか話し合うためには、話し合ってよりよいアイデアを出すためには、まずできるだけ多くの人が知ることが大事だからです。

「同性愛者だから」「男なのに女みたいだから」「なんかキモいから」……人間はそんな理由で人間を傷つけ、それを正当化します。けれど、悪いのは、傷つけられた人が同性愛者だからでも、男なのに女みたいだからでも、なんかキモいからでもありません。「どんな性的指向や性別を持つ人でも、それを理由に傷つけられてはならない」というのが、国際的な流れです。

その流れを感じられるようなことを、次回の記事でご紹介したいと思います。また、来週の月曜日にね! まきむぅでした◎

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