第13回 嵐の夜に。

さて、コレを書いてる現在、絶賛台風4号上陸中でして正に外は狂乱めいた暴風雨。
強風すぎて部屋自体ずっと震度2位で揺れてますし、網戸が勝手に開いたり閉まったり繰り返していて、最初はポルターガイスト現象かとビビリ、強風のせいだとわかっていても気味が悪いわーと思っていた所、極めつけに窓の方でバンって凄い音がしたので瞬間、反射でそちらをみると部屋2階なのに窓に人が張り付いてる!!!

ヒーッツ!!!

と思ったらどこかしらから飛んで来た洗濯物と思われるTシャツが張り付いて落ちましたの。部屋で一人軽く悲鳴をあげました。腰抜かすかと思いました。とんだホラーな「嵐の夜に」だわ。

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このお話、「友情」を描いた物語として国語の教科書に載ったりもしているのですが映画版では種族、年齢、はもちろん性別まで軽く飛び越えてしまってるとんでもなくリベラルなファンタジーです。ご覧になってない方は是非一度観る価値は有るかと思います。

さて、そんな中、原稿書かねばとPCの前に陣取れど、書かねばとは思うばかりでツイッター眺め、書き込みしたりしてたら2時間以上原稿一文字も書いてなかったんですが雨風も弱まった頃にTLが、とあるフォロアーさん曰く「本日のハイライトはカワイ子ちゃんが帰宅困難ツイートして、イケメンに心配してもらうの図」ばっかりになったので潮時かしらと重い腰をやっとあげて書き始めましたの。

ゴキゲンヨウ。HOSSYです。
本日ご紹介するのは1年半位前になるのかな?コチラの連載面子の一人でもいらっしゃるブルボンヌさんからの依頼で制作したものです。

当初発注内容は
「ボンドガールみたいなイメージ。」

ふむふむ。
ってことはシンプルな黒サテンとかシルクのシンプルなバイアスドレス系、もしくはタイト、ボディコンシャスなレザーとかエナメルのコンビネゾンかしらと頭に描いておりましたら

「色は紫系。」

え?! あ、そう。紫ですか。

「でもってジュディ・オングのエーゲ海に捧ぐみたいなギミックあり系。」 (若いコには伝わらないわよね。絶対。。。)

え?!ええっ?!うむむむむむ。。。。。紫系のボンドガールでジュディ・オング。。。。。。。。。

イ、イメージがまったく繋がらない。日本人のボンドガールは浜 美枝(1967年公開007シリーズ『007は二度死ぬ』)だし、そもそもジュディって帰化した台湾人で、帰化名は翁ジュディなのよね、でも帰化当時は翁玉恵「おきな たまえ」。ってじいさんのタマに恵まれます様にってか?!とかデザイン云々どころか訳判らないとこまで迷走し始め、結局出口が見つからずブルボンヌさんの頭の中で一体どのような衣装が思い描かれてるのかまったく推し量れませんでした。結局

「ブルボンヌさん。もの凄く申し訳ないんだけど、わたし、まったくイメージ浮かばないの。」

と正直に申し上げました所、間髪入れず即座に

「ボンドガール関係なしで、お任せします。」

って、おい!!

ってことで頭の中からボンドガールを暗殺し、残った「紫系のジュディ・オング系ギミックあり系」ってことでこーなりました。

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上半身は2重仕立てになっており下は艶ありの紫サテンで首もとに深いカウルネック(中世の修道僧が着用したフード付きマントのことで、フードが垂れた時の様にドレープの入ったネックライン)ドレープを入れ、バックは更に深くドレープ入れて、袖は広げると円になるフレアの半袖にしました。

上になっている方の前はウエスト部分に布がX状にひねったドレープ入れ、バックはV字にフリルを配し、スカートは同生地で8枚接ぎのフレアスカートにし各繋ぎ目の腰下までに三角マチを差し込みさらにフレア分量を入れてあります。
肩に細長い三角のシフォンを各2枚、計4枚着いていますがその内、両肩1本づつは首の後ろで結んで垂らし、装飾効果と肩が落ちるのを防止する役目をしています。残りのシフォンは垂れた先が別に作った腕輪に繋がっていて、腕を上げると扇状に広がるという事で、いちおーここが「ジュディ・オング風味。」です。w

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装飾としては肩に紫系パールで憲章を付け、左前のドレープに沿う様に金ビーズ刺繍をしました。
ネックレスは紫、紺、グレーのパールのグラデーションとアクリルパーツで作ったハイネックネックレス。

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ヘッドドレスは紫系の羽根とラインストーン、スパンコール、ビーズで作ったカチューシャタイプ。

コチラの衣装、たまたまブルボンヌさんが着用なさってご出演なさったTV番組拝見する事ができたのですが、とても素敵に着こなしていらっしゃいましたよ。
既に女性になられましたが大先輩のカルーセル麻紀さんと共演してらっしゃって「ゴーカ!!」と言われながらネックレスを繋いだ犬のリードのように引っ張られていて観ていてヒヤヒヤした記憶が御座います。

ブルボンヌさん。
またの注文お待ちしておりますわね。

という訳で、また。ちゃお。 (あ。台風過ぎたっぽい。)

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