第9回 No Rain, No Rainbow

9月1日(日)
IVLPプログラムに無理矢理入れこんでもらった訪問地、ニューヨーク。たった2泊3日でサヨナラなんて、悲しすぎます。。。朝から早起きして最後までニューヨークをしゃぶり尽くすためお散歩へ。毎年9月第1週の月曜日は、アメリカの連邦政府が定める国民の休日Labor Dayということで、ホテルのあるMidtownは歩行者天国になりイベントが開かれていました。レモネード、プレッツェル、ホットドッグ、タコス、マカロニチーズなどハイカロリーメニューのオンパレード。早起きしたものの、胃袋はまだ睡眠中。おとなしくカップに入ったカットフルーツMIXを買って朝食に。ニューヨークは、いつ来ても何かしら新しい話題の建物やお店ができていて歩いていても飽きることはありません。とても気になるものを発見!現在建築中という工事現場の看板に、Baccarat Hotelという文字が。コンセプトだけでオカマ心を鷲掴みです。笑。ストレートフレンドリーなTHE OUT NYCとあわせて、次回、プライベートで遊びにくるときは泊まってみたいな。

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Midtownでの歩行者天国。

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現在建設中の、Baccarat Hotel。すてき!

てくてく歩いて、Times Square付近のお土産さん通りに到着。日本の友達にベタなニューヨークグッズを、ということで数軒をはしご。お目当ては井戸さんに教えていただいた、こちらのTシャツ。おなじみの「I ♡ NY」Tシャツですが、♡部分がLGBTフレンドリーの象徴のレインボーカラーになっていて、「7・24・11」という数字が入っています。2011年7月24日にニューヨーク州でも同性婚制度が認められたことをお祝いするものですね。前回ニューヨークに来たのが3年前なのですが、その頃に比べて、LGBTフレンドリーであることを示す6色レインボーフラッグが街中に明らかに増えていました。これまではカフェやレストランなどのお店の窓にステッカーが貼ってあったり、たまにレインボーフラッグが飾ってあったりという程度だったのですが、特別ゲイバーやゲイショップが多い地域ではないにも関わらず、ウィンドウディスプレイやポスターなど、様々なデザインの中にレインボーが組み込まれているものが多い印象。街全体が同性婚制度導入のニュース、LGBTを含めみんなに優しい街であるということをうまく観光資源として活用しているのかもしれません。ニューヨークらしいですね。個人的には、LGBTというテーマで健全に経済がまわることは大切なことだとも思っています。ストーンウォール事件からもうすぐ50年。辛く苦しい時代のことはきちんと記憶に留めつつ、ニューヨークならそれをみんなにとってハッピーなお祝いにしてくれるんじゃないかな、と思いました。50周年にも、是非遊びに来たいです。

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同性婚制度の導入をお祝いするTシャツ。

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SOHO HouseではLabor Dayならぬ、「Gay-bor Day」イベントが開催とのこと。行けなくて残念。

お土産を調達した後は、気合いでMidtownからChelseaまで歩いてきて、4年前に住んでいた家を確認。6ヶ月間という短い滞在だったので、どうせ住むなら楽しい場所がいい!ということで、恥ずかしながら実はわたくし、Chelseaのど真ん中 8th Avenue沿いの18th Streetと19th Streetの間にある「GYM SPORTS BAR」の隣、24時間営業のポルノショップの2階に住んでおりました。笑。オーストラリア出身のゲイのインテリアデザイナーが自分の部屋をフラット貸ししていて、ロンドン出身のストレートの証券マンと3人でシェアしていた形です。夏も最後の週末ということで、家主はFire IslandというLGBTがこぞって夏にでかけるビーチリゾートに遊びに行っていて留守でした。残念。

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Chelseaの街を手をつないで歩くグッド・エイジングなゲイカップル!思わず、シャッターを押してしまいました。チャーミーグリーンのCMみたい。

帰りは地下鉄でホテルまで。ちょうど日本にいるグッドのメンバーから、昨日8月31日に無事に夏期営業を終えた、葉山カラフルカフェのクロージングパーティーの写真が送られてきました。パーティーにご参加頂ける方に事前に、赤・橙・黄・緑・青・紫の6色のうち、どれか1色をドレスコードとしてお伝えし、みんなでお店の前で虹をつくって記念撮影。「みんなでつくる、みんなのカフェ」というカラフルカフェのコンセプトのもと、文化祭のりで1年目のクロージングパーティーで始めた企画ですが、3回目のマスゲームも大成功だったようです。2ヶ月の間に、たくさんの方に遊びにお越し頂きました。この場をお借りし御礼申し上げます。ありがとうございました!!

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3年目のカラフルカフェ、無事終了しました!ありがとうございました!

午後15時半にはラガーディア空港に。空港内にて遅めのランチを食べた後、小さな小さな飛行機に乗り込み、3時間のフライトを経て、IVLPでの4つ目の都市オハイオ州のシンシナティに到着。。。したは良いものの、何かおかしな様子。。。そう、空港の中に人っ子一人おらず、がらんどう状態なのです。あまりにもニューヨークとのギャップが激しすぎて無言になる4人。この街にて、いったい何を学べば良いんだろう、という悲壮感も。。。空港からホテルに向かうバンの中では、通訳のFredさんとマリエさんも含め全員で、「やっぱり明日がLabor Dayだとみんな家に帰って街が静かなんですね。」と確かめ合い、慰め合い。。。ホテルの周りにも、ホテルのロビーにも全くお客さんがいないので、意を決してフロントのスタッフに尋ねると、「もちろんLabor Dayだからだね。街に人がいないのは、観光客を含めてみんなリバーサイドであと30分後から始まる花火を見に行ってるんだよ」とのこと。

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ラガーディア空港で遅めのランチ。

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シンシナティ行きの飛行機。

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この後、何が起こるか知ることのない、笑顔の僕たち。

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夕焼けがきれいでした。

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本当に誰もいない、シンシナティの空港。

荷物を部屋においてホテルからリバーサイドに歩いていくと、確かにたくさんの人が同じ方向に向かっています。良かった。。。人がいた。。。間もなく始まったLabor Dayをお祝いする花火。日本の花火大会に比べると演出も規模もちょこっと物足りない感もありますが、夏の終わりの象徴でもある花火を、ここアメリカで、しかもシンシナティという初めて聞いた街で、この4人で眺めているのが何だかおかしくて。会場であるリバーサイドにもレインボーのイルミネーションが施されていたりして、「保守的な都市とは言っているけど、意外とLGBTについては面白い取り組みもあるかもね。あれこれ心配してても仕方ない!目一杯シンシナティライフを楽しみましょう!」ということに。ホテルに戻り仕切り直し。夕食はロビー隣にあるレストランにてシーフードです。。。が、最初の一口を食べて顔を見合わせる4人。何これ、しょっぱい!メインディッシュだけでなく、付け合わせのパンも、心臓が止まるんじゃないかってくらい、しょっぱい。。。シンシナティによる初日からの塩対応に、ショックを隠しきれない4人でした。汗。

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明日のLabor Dayを祝う花火。

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この後、何が起こるか知ることのない、ちょっと元気を取り戻した僕たち。

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会場にはレインボーのイルミネーションも。

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ホテルのレストランに戻って夕食。

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すごく美味しそうなのに。。。涙

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