第68回 DYSTOPIA満員御礼 その1

今年の夏は例年にない酷暑に時折バケツをひっくり返したかの様なゲリラ豪雨の頻発など天変地異の前ぶりか?とも思える様な天候ではございましたが、ようやくしのぎやすい、落ち着いた季節となりましたね。

お久しぶりです。HOSSYです。

さらっと2回連続でこちらの連載をお休みさせていただいたのですが、以前宣伝もさせていただいた RUSHCRUISE コンセプチュアルシリーズ第四弾“DYSTOPIA”が先週末無事満員御礼で開催する事ができ、その為の準備でバタバタとしておりました。

お読み頂いてる中でご来場頂いた方がいらっしゃいましたら、この場をお借りして御礼申し上げます。

このコンセプチュアルシリーズといいますのは、本流から派生したスピンオフイベントとでもいうもので、ゲイ雑誌BaDIさんとのコラボレーションで毎回一つのテーマにのっとって開催しているのですが、ワタクシはフライヤーのアートディレクション、出演者の衣装、当日の内装にショー出演を毎回させて頂いております。

こちらの連載第66回では、宣伝も兼ねてフライヤーで使用した衣装の紹介をさせていただきましたが、今回はそれら以外の諸々の紹介をさせて頂きたいと思います。


前回に引き続き今回もワタクシがオープニングショーを担当させていただきましたが、それがこちら。オリジナルの演出、振り付けはここではオナジミのアキさん。今回もダンサーとしても出て頂いてます。(向かって左。)

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まずこちらで着用しておりますショー冒頭のコートですが、シルバーの合皮とオレンジの反射板生地の切り替えでつくったもので、ヒップをパターン操作でかなり強調し、前合わせはわざとアシメトリーに開いたデザインにし、その開いた部分に黄色のシフォンを組み込んでいます。

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アシメトリーな襟周りは金のカシメで装飾し、肩と袖上部、袖口は縫い付けの立体カシメを付けています。(画像はカシメ装飾前。)

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そのコートの下に仕込んだ衣装は、マットな光沢のシルバー合皮をベースに作ったオールインワンで、股下がスナップボタンで開くようになっており、バックは編み上げで締め上げられるようになっています。

フロントの女体ですが、これは水着などを展示する為の平面ハンガーを運動量を考慮して身体の屈伸や関節、筋肉の構造など解剖学的にカットし、ペイントして他の装飾とともに組み込んだもので、かなり固い素材なので縫い付けは不可のため、適所にドリルで穴を開けカシメによって固定されています。そして、LEDを配置しました。(ほとんど100円ショップの自転車用の防犯ライトです。w)

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仮面は、パコラバンヌのショーで使われたフィリップトレーシーによるものを真似しました。勝手に眉毛付け足しちゃいました。素材は塩ビ板です。これを電熱器で加熱し変形させるヒートプレスという技法で形をつくりペイントしたんですが、このペイント方法も特殊な技法の“キャンディーカラー”と呼ばれているもので、簡単にいえば暴走族の方々が車体に好んで施すもので、車のテールレンズをイメージしてください。テールレンズは中から光が透過してランプが見えていますよね。キャンディカラーはちょうどこのようなもので、キャンディカラーを通して底色が透けて見える状態で、言わば底色との合成により、とても深みのある冴えた色味になります。下地カラーとキャンディカラーとの組み合わせにより、合成色を無限に作り出すことができるということです。

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今回は下地色にシルバーのグリッター、キャンディーカラーはゴールドの組み合わせで今回初挑戦だったんですが、非常に手間と根気のいる方法だった割には、この仮面に関してはやる意味がほとんどありませんでした。w 完全な自己満足ですね。

見えない裏地などもそうですが、こういった一見してわからない手間というのは、身につける人のモチベーションや気ともあいまって、目に見えなくても伝わるオーラを放つと信じています。w ご心配なく。ワタシは正気です。たぶん。

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靴はリメイクを施したものにブーツカバーを装着しております。靴は元値2千円と言う激安で手に入れたシンプルなハイヒールにストラップと足首のパーツを増やし、ミラーを割ったもの(そのままだと危険なのでエッジは全て金属ヤスリで研いでます。)をソールに貼付け、トンガリ装飾しています。

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ブーツカバーはシルバーの合皮で作りました。

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ダンサーの衣装はコチラを参考にオリジナルアレンジで制作したもので、トップスは床に広げると完全な四角形になります。素材は、ウエットスーツなどに使われるボンディングという素材で、独特の質感と伸縮性があります。パンツも股間部分はその素材に透明ビニールを重ねたものとストレッチのシルバー合皮で作りました。サンバイザーも100円ショップのオバサンがよく自転車に乗る時に使ってるものを、オレンジの塩ビ板などに組み替えてリメイクしたものです。ここで組み込んだLEDも100円ショップのものばかりです。w

という訳で今回はここまで!!
次回に続けさせていただきまっす!!

ちゃお!!

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