第15回 私を窓辺に飾ってよ いい花咲くよ

連載第11回でお伝えした通り、
九州・佐賀へ行ってしまった、女の性(さが)サセコさんですが、
なぜか同時期に、
あのAKBのさしこちゃんまで九州・博多に送り込まれることに!

サセコにさしこ‥。
偶然の一致とは到底思えません。(思うだろ)

もしかすると、「話題のさ○こちゃん九州送り計画」が秘密結社フリーメーソンによって進められているのかも。
次は紗栄子ちゃん(女が嫌いなママタレ1位)か?幸子ちゃん(お家騒動)か?

というわけで、6月23日の土曜日に開催された
『Campy!飲み会~サセコ・フォーエバー』で、
サセコさんはCampy!ガールズ一同が泣きまくる中(一部ウソ泣き)、
佐賀にお見送りされたのでした。

遠く離れても、サセちゃんのこと忘れないからねーッ!

と言った舌の根も乾かない、一週間後の30日に、
なんとサセコさんたら新宿2丁目に現れやがったんですよ。

そう、2CHOPOの編集長でもあるキム・ビアンカさんとバブリーナさんがオーガナイズするパーティ
『真夜中は別の顔』、通称マヨベツにCampy!ガールズが出演したんです。

今回はなんとあのセクシーアイドル、恵比寿マスカッツさんとの共演!

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恵比寿マスカッツ vs 2丁目オカマスカッツ

まさか、大好きなマスカッツの皆さんと一緒に、
ホームグラウンドな2丁目のクラブ、ArcHさんの舞台でショウができるなんて‥‥。

本当に、セクシー女装で良かった!(いつからセクシーついた)

もしかすると2丁目のお客様の中には、
彼女たちセクシー女優やモデルさんはあくまでノンケ男性のためのものであって、
ゲイタウンが迎え入れる類のタレントさんじゃないのでは?
という疑問を持つ方もいるかもしれません。

でも、故・東郷健さんの言葉を思い出して。

「全国のホステス、パンパン、妾、仲居、および おかまの皆さん!!」

という割と無茶な並び、あったでしょ。

無茶だけど、40年前にゲイをカミングアウトして立候補した方だけに、
一歩も二歩も先を見据えた言葉だったんじゃないかしら。

世間は、とくに公の場になればなるほど、性的な事柄に厳しいもの。
物腰柔らかなオネエキャラ自体は、午前中のテレビにも当たり前のように登場できる時代になりましたが、
「同性愛」という言葉は、同性同士の性行為を意識させるためか、海外ニュース以外ではあまり直球で使われることはありません。
(いまや日本一、パンチの効いた局になりつつあるNHK-Eテレさんでは、『ハートネットTV』などで深い部分も扱ってくださってますが。)

恋愛におけるLOVE & SEXは、けっこうセットなはずなのに、やっぱり公に出せるのはラブまでで、セックスは敬遠される要素なんですよね。

もちろん、昼間からなんでもどっかんどっかん見せちゃうべきとか、女子も男子もヤレばヤルほどステキとか、そんな風には思ってませんのよ。まあ、アタシはどっちも、それならそれで受け入れますけど、世間様が性にブレーキをかけている意味は分かるの。

そらーね、街じゅうから「アイツが噂のサセコだぜ!」とか言われてたら、喜べるのは女装オジサンのサセコさんくらいだと思いますし、そんな目に合わないよう、親や社会が女性に純潔と貞淑を求めるのも仕方ないのかもしれない。
不幸な恋愛、望まない妊娠や性感染症のリスクもあるわけだしね。

でも実際には、本当に望まない物理的なリスクであれば、自分がしっかりしていればだいたい回避できるわけだし、それ以外はほとんど、偏見によるつらさだと思うんです。

自分でも卑下しながら、こんなアタシは最低だ、なんて思いでヤッてるような状態はどうかと思いますが、
世の中にはプライドとポリシーをきちんと持って、セクシーなお仕事に携わっている人、もしくは自分なりのスキモノライフを送っている人が大勢いるんじゃないかしら。

ちょっと前に、渋谷公会堂でのマスカッツさんライブを、2CHOPOメンバーで関係者席から拝見させていただいたんですが、

お母さんへの感謝と愛をうたう『おかあさん』という曲に入る前に、
それまでお笑いシモネタも勢いよくかましてくれていた人気のメンバー、Rioちゃんが
「今日、私のお母さんも会場に来てくれてます。
お母さん、いろいろ心配かけてごめんね」
と話したの。

そしたら、
アタシたちの斜め前方にいたRioちゃんのお母さんが堂々と立ち上がって、力強くワーッと両腕を振ったんです。

アタシもサセちゃんも泣いたさ。
セクシーアイドルのステージを見ながら泣きまくるオカマおっさん二人って、まあ薄気味悪いですけど、

この時、
それが生まれつきの属性だろうが、人生の中で選んだスタイルだろうが、
性的なものを軽蔑し、臭いものにフタをするやり方では
社会の理解を得る以前に、自分自身にも内なる嫌悪感を生み出してしまうんだわ、と強く感じました。

おねマスのレギュラーゲスト、大久保佳代子さんが以前ツイッターで

「恵比寿マスカッツは、プロフェッショナルでそのへんの女子よりよっぽど純粋な普通のズベっ娘達です。私も負けられない。プロフェッショナルなおばさんズベ公にならないとな。」

という素晴らしいつぶやきをしてくれてました。

損をする面もあるかもしれないと分かっていて、
それでも自分の信念と誇りを抱いて
堂々とさらけ出せる人って、本当にかっこいい。

マスカッツさんのデビュー曲『バナナ・マンゴー・ハイスクール』はとってもスケベでアホ楽しい歌詞ですが、

冒頭のモノローグが、彼女たちの意義を象徴しているようで、グッと来るんです。

「私を窓辺に飾ってよ いい花咲くよ」

どんどん、いい花咲かせてね!

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