第72回 ワタシも書くよ。リベラーチェレポ!!

皆様、御機嫌よう。HOSSYです。

先日、編集長バブリーナさんのお誘いでコチラの連載陣でもあるモウシンさんとエスムラルダさんで、映画「恋するリベラーチェ」の試写会に行って参りました。

既に他の連載陣の方に大概の書きたい事を先んじて書かれてしまってるので、重複する部分も多いかもしれませんがレポートいたしますね。

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リベラーチェさん。

日本では余り知られていないようですが、1950~80年代ラスベガス中心に活躍したピアノパフォーマーで、その天才的な才能と技術に話術、そして黒ダイヤモンド付きの75万ドルのミンクのケープや、重さ90キロにも及ぶラインストーンや宝石を散りばめた裾のお引きずり5メートルの毛皮のコート、舞台にロールスロイスで登場するなど桁外れに悪趣味とも言える派手な衣装と演出で、世界で一番稼ぐパフォーマーとギネスにも載ったほどに一世を風靡した方です。今で言えばLADY GAGA的おっさんですね。実際、彼以降のパフォーマーに多大な影響を与えたと言われています。

ステージでそんな積載過剰な衣装を着てる為、日常では被るだけのゆったりとしたワンピースのような、いわゆるカフタンドレスの様なものを着て過ごしてたというのが、塗ってない自宅でほぼスウェットなわたしは「あー。わかるわー。」と、とても共感いたしました。(レベル違う。)

また、世界で一番最初に“カメラ目線”をした人物とも言われ、劇中ご本人が自慢げに話してるシーンも御座いました。今じゃエロビデオなんかじゃカメラ見るなって言ってもカメラ見ちゃう素人の方が多いのにね。

正に自意識過剰を絵に描いた様な方で、それをショービズ界で遺憾なく発揮されてたようです。

当時はホモフォビアも強くエイズパニックの時代。彼は同性愛者であることは最後まで隠していたようですが(隠せてます?それ?的な見る人が見れば判るというか暗黙の了解というか開けてはいけないパンドラの箱という感じなんですけど。)そのリベラーチェの晩年を、マイケル・ダグラス&マット・デイモン主演、スティーブン・ソダーバーグ監督で映画化した映画です。本国では劇場用ではなく、TV放映用として制作され後に劇場公開になったようですが、何故かというと『あまりに同性愛すぎる。』という事でハリウッド側から渋い顔されたからだそうです。

確かにハリウッドスターが「俺にも掘らせろ。」なんて言ってるの観たことありませんw

ストーリーは、1977年夏、ラスベガスで出会ったリベラーチェ(マイケル・ダグラス)と青年スコット・ソーソン(マット・デイモン)は、年齢や住む世界を超えて互いにひかれ合う。スコットは運転手兼愛人としてリベラーチェを支え、リベラーチェはスコットの親代わりにもなり、2人の秘められた関係は順調に続くかと思われた。しかし、薬物への依存やマンネリ化した日々が次第に2人の間に溝を深めていく…という展開。

邦題にもなっちゃってますが、リベラーチェの生涯についてというよりも、どちらかというと原作伝記を書いたスコットのお話といった感じで、映画自体伝記にかなり忠実なようですが、死人に口無し、どこまで本当かわかりませんw
のちのち調べたらこのスコットさん、ブルボンヌさんも書いてましたが、かなりの曲者でした。

若く美しいが貧乏で素朴な青年と60手前のセレブと出会い、華やかな世界に飛び込んで行くアメリカンドリームとも言える話は年齢や住む世界の格差を乗り越えてと言ったら聞こえがいいですが意地悪な言い方すれば“妾の成り上がりと転落”物語で近場でも似た様な話なんか聞いた事あるようなないような・・・自粛。(この辺の例えはかなり突っ込んでモウシンさんがやってくれてますので任せます。)

劇中、整形手術やダイエット、加齢や病中よる変化など特殊メイクが素晴らしくて感心してたんですが、後で調べたら日本人でした。なんだか同じ日本人て言うだけで嬉しいですね。

スコット役のマット・デイモンももちろん素晴らしかったんですが、ともかくリベラーチェ役のマイケル・ダグラスの演技のスゴイ事といったら!
試写後リベラーチェ本人の映像などを見たらかなり似ています。マイケル・ダグラスに微塵も“おネイさん”感じてなかっただけに、かなり驚愕しました。

あと個人的にロブ・ロウ。かなりツボです。完全脇役なんですが顔芸がヤバいです。正に怪演。

ネタバレになるのであまり内容については語れませんが、ブラックコメディとしてもメロドラマとしても(エンディングの演出の素晴らしい事!!)秀逸な作品だなーと思いました。

という事で本題

先週も触れましたが今回はダンサー・マイキー率いる「東京ゲゲゲイ」の皆さんとポールダンサー・KUMIさんの衣装の紹介です。


まずはコチラの動画。

DANCE@TV という番組の中で行われている『DANCE@HERO』ダンスチームコンテストの為に結成されたチームで、予選22チームから選抜された8チームが4ラウンド勝ち抜き戦の形で進む中、常に1位を獲得し、この最終の第4ラウンドの衣装を制作いたしました。(ちなみに見事、優勝!!)

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マイキーさん、この連載を読んで頂いてるようで第55回で紹介した「ビョーク襟の着物」を参考にしてデザイン画を送ってくださいました。

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で制作したものがこちらです。

シルバーメタリックのかなり軽いラメ生地で作ったラップワンピースとコルセットの組み合わせです。

ワンピースは襟の半襟部分にオレンジがかった赤とチャコールグレーの織りの市松模様生地を使い、袖口と前裾の合わせには赤のグログラン模様の生地を切り替えで差し込んでいます。

かなり激しく踊るので、前裾の合わせの開きだけでは運動量に対応できないと思いバック中心に深めのスリットを入れました。また同じ理由で脇の下も大きく開けています。

コルセットはバック中心にオープンファスナーで着脱できるガンメタリックシルバーの合皮をメインにして作っていますが、バックの一部はストレッチ生地に切り替えています。これも激しい動きに対応できるようにです。

帯紐は、赤のエナメルの細ベルトを作り前中心でリボン状の飾りを作り、その上から金の大きなカシメでコルセットに留め付けています。これも帯で隠れる後ろは途中から赤のゴムに切り替え動きに対応しています。帯は半襟でつかった同生地の市松模様でリボン状に別に作り取り付けています。

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続いてこちらがポールダンサー・KUMIさんの衣装。(後ろ姿撮り忘れました。汗)

テーマは「火の鳥」。

ベースの形はノースリーブのレオタードです。ブラカップは赤のサテンの上から赤のシフォンをヒダを寄せながら作ったものです。胸から下は透ける赤のパワーネットで作り、お尻、股間部分だけは透けないように赤のストレッチサテンに切り替えています。

そのベースの上から赤のサテンを立体裁断の要領でドレープを付け、形作り腰回りには赤×金のレースと赤のシフォン、オーガンジーなどの円フリルを縦に縫い付けています。更にバラの造花の花びらや赤のスワロを散りばめています。

胸から上は肌色のパワーネットで切り替え、ハイネック部分は赤のパワーネットにプリーツ加工したリボンを縫い付けています。首、首下は赤のスワロをグラデーションに大小合わせて貼っています。肩は肩パッドの様な形状のベースの上に羽根をつけてそれを後から縫い留めています。

また動画でしか見えませんが、バックにはスナップで取り外し可能な赤のオーガンジーで作ったフリルのトレーンが付いています。

実は当初、演目で空中にリングを浮かべたエアリアルで演じる予定でしたが、出来上がってから設営不可となった為、ポールに変更になり、動画を御覧頂ければわかるように、後から両脇ウエスト部分を空けました。

ヘッドドレスは赤のラメのデニムで土台をまず作り、両脇の翼は厚紙を土台に羽根を貼ったものを設置しビーズ刺繍やチェーンなどの装飾をいたしました。

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最後に着用画像としてマイキーさんから頂いた画像、幾つかの中からコチラをおまけに付けさせていただいて・・・

また!!

ちゃお!!!

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