第79回 宴の後はいつだって。

皆様、御機嫌よう。HOSSYでございます。

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先週土曜日、衣装、内装、フライヤー、ショーと様々にしゃしゃらせていただいてる、RUSH CRUISEコンセプチュアルシリーズの第5弾【NEO JAPONESQUE】が開催されました。これを御覧になってる方でご来場頂いた方いらっしゃいましたら、この場でお礼させて頂きたく存じます。

さて、今回紹介させていただきますモノはお正月という事や、今回のコンセプトが【NEO JAPONESQUE】という事で、それに合わせて発注頂いたダンサーGOGO AKIさんの衣装です。

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まずはいつも通り着用画像御覧頂いてッと。

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御覧頂ければ判る通り、徐々にパーツを脱いでいくとイメージが変わる作りになっております。

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オーダー内容としては「黒でロックな和」これだけです。w あとは完全にお任せの丸投げ。w
イメージとしては着物とライダースジャケットの融合させたものにしました。

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トップは黒の留袖をばらして柄合わせをに気を付けながらノースリーブのライダースジャケットを作り、それに重ね着した振り袖のボレロは画像では見えませんが松の模様が織りで入った反物生地を使用し、デザインとしては判り易く言うとラグランスリーブの袖だけのようなデザインになっています。

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袖ボレロを脱ぐとノースリーブのライダースになるという訳です。

ボトムはこちらも画像だと判りにくいですが、軽く透け感と張りのある全体にラメの入ったシャンタンと言う素材の生地で作った袴で、着脱は簡単にできるようマジックテープで留るようになっており、プリーツは持ち運びなどで消えてしまわないように全て折り線の際をミシンで叩いています。そしてこれも画像では判りにくいのですが裾と腰の辺りに金の塗料で龍のステンシルを施しています。

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チョーカーと篭手は帯の生地で作ったもので、金の飾り鋲などで装飾しています。

着用画像で身に付けているアンダーウエアも製作したもので、こちらは紫の和柄のストレッチ素材で立体裁断のローライズを作りました。

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顔半分のお面は“面頬”というのですが、これはプラスチック製のお面を顔の上下に切り分けたものをベースに、軽量紙粘土やパテで鼻の形や開いた口の皺等、表情を盛り、黒に塗装した後リアルファーで作った髭を付け、面の裏側からプラスチックバンで作った金歯を取り付けています。

という事で今回は以上!!

さてご存知の方も多いと思いますが、上記イベントの前日と同日に開かれたファイナルパーティーをもって、94年の「BAR DELIGHT」→「ZINC」→「Ace」→「ArcH」、名前や運営は変わりつつ、同じ場所にに約20年の長きにあった“ハコ”が無くなりました。

ワタシが初めて二丁目に多大なる期待を抱いて訪れたのが、それより遡る事、数年前。それこそ今の多様性の有り様なんて考えられない位、画一性や匿名性が大事とされ、一般社会ではみ出し者だったワタシはそこでもはみ出し者で、ゲイという共通項だけで繋がれるという夢子ちゃんだったワタシはすっかり失望し、二度とこの街には来ないだろうと今ではすっかり一般的にはなったけれども、当時ではまだまだサブカル、アングラだったクラブ文化の方に入り浸っておりました。そしてクラブ文化というものが時代と共に、一般的娯楽として市民権を得て行く中で二丁目にできたのが「BAR DELIGHT」

そこで週一の“女装”ではなく“DRAG QUEEN”のママを探しているという事で、人伝いにワタシの所に話が来て二丁目に舞い戻ってきたような形になりました。それまで二丁目に立ち寄る事なかったわたしは当然人脈もしがらみもなく、それだけに自由であったとともに随分とポッと出のくせにと意地悪もされたものです。そこから二丁目のクラブ文化の中で色んな方と出会い、別れ、それから前述の通り、あの場所では色んな形で関わったり、遊ばせていただきました。ワタシの二丁目でのクインの歴史はあの場所とともにあったといって過言ではありません。

そしてあの場所がファイナルを迎える数日前、やはりその場所で出会い色々な形で関わらせていただいた DJ 中村 直さんの訃報が届きました。

人は皆誰かの作った道の上を歩き、場所を作り、そしてそれをなぞりながらだったり、なくなっても新たに作り出し、それらの道は時に交差したり、平行したり、遠ざかってもどこかで繋がってる。いきなり途切れた道のように思えてもまた繋がってく。ワタシもどこまで続く道かわからないけど、あの場所やいろんな人と交差した点に想い馳せ、これからも歩いていこうと思います。

ちゃお。

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