第32回 都知事選を前に~各国首都代表が性について語ったこと

 

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ついに今週末は東京都知事選ね。
まきむらよ。
あ、写真はGayStarNews

あらやだカッコイイ

冷静に、憲法を後ろ盾に抗議するところが、政治家らしく毅然としてカッコイイです。

ところで、ちょっと余談。「いろんな国の首都を調べよう」と思って、のっけからびっくりしたんですが、南アフリカには首都が3つあるんだそうです。しらなかったー!

なぜかというと、権力の集中を防ぐためなんだそうです。
中学校の社会科で、「三権分立」ってやつを習いますよね。法律を作る「立法」、法律に従って政治を行う「行政」、法律に従って裁判を行う「司法」の3つの機能を別々の機関に持たせることによって、お互いに監視しあうようにし、どっかが偉くなりすぎてしまうのを防ぐというやつ。

日本では

・立法の国会
・行政の内閣
・司法の裁判所

というふうにして権力を分散させていますね。
ですが南アフリカでは、

・立法のケープタウン
・行政のプレトリア
・司法のブルームフォンテーン

というように、それぞれの街にそれぞれの機能を持たせることによって三権分立をなしているんだそうです。
「立法のケープタウン」とか、なんかカッコイイ……「特攻の拓」みたい……!

パトリシア市長、これからもガンガンぶっこんでってください><

★ メキシコ―高齢男性に無料バイアグラ配布を発表した市長

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出典:CNNメキシコ、メキシコ市では同性結婚が法制化されています出典:AFP

2008年には、メキシコシティ市民である70歳以上の男性にバイアグラを無料配布すると発表(出典:NY Daily News

確かに、国力がどうの、少子化がどうのといった視点も大切かもしれません。けれど、それよりも今生きている人々の幸福度を上げようとするこの姿勢、そして何より性のことを「やらしいこと」として扱わずしっかり重要なこととして扱うようなこの発言、見習うべきものがあると思います。

★ シンガポール―家族の形を上から定義する首相

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ご発言の安倍首相感が半端ないですね。

“まっとうな”家族! 美しい国! そういう「パパとママとぼく」みたいな家族像を伝統的な正しいものだと主張できるのは、まさに、正しいとか間違ってるとか言われる筋合いもなく実際存在しつづけてきた「パパとママとぼく」的でない家族を、正しくないと切り落とすことで伝統なるものを構築してきたからでしょうに――

シンガポールは“開発独裁”といい、経済的発展のために独裁を正当化する体制で政治が行われています。よって、首相さまは家族の形を定義する権限まで持っていらっしゃるわけです。さて、日本ではどうでしょうね。家族って、誰が決めるものでしょう?

★ オーストラリア―“同性婚”だけに意識集中しないで戦う市長

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(出典:msn産経ニュース)

日本でむりやり例えれば、同性婚に反対する国会に対して、東京都議会が都条例で同性婚オッケーにしちゃったんだけどそれを最高裁で無効にされたみたいな話ね。結果同性婚法制化できてないですけど、それでも国政に都政が挑戦状叩きつけてるこの感じ、なかなかかっこいいじゃないですか。

そんなケイティ・ギャラガー氏は同性婚について、さぞかしカッコイイ言葉を残しているだろうなあと思い、公式サイトを見てみたのですが、それだけじゃありませんでした。

「キャンベラは、文化、信条、民族の多様性を祝福する街です」

法律の上でいないことにされていた、トランスジェンダーやインターセックスの人々を条文に盛り込む改正法案。
オーストラリアの先住民アボリジニや、トレス海峡諸島民の文化を守るための改正法案。

とりあえず同性愛者と性同一性障害者を押さえとけばセクシュアルマイノリティ関係はだいたいオッケー! はいダイバーシティ☆ みたいな認識も多い中、幅広く具体的な改正法案を出しているギャラガー氏、すばらしいと思います。

……ということで、4人ご紹介してまいりました。

ご紹介してきたとおり、性のあり方に関することは、セクシュアルマイノリティだけの問題ではありません。セクシュアルマイノリティの問題というのは、同性愛者と性同一性障害者だけの問題ではありません。

そして政治家さんのお仕事というのもまた、性のあり方に関する施策だけではありません。だけれども政治にかかわる人が「セクシュアルマイノリティってなんですか?」レベルでは、もはやお話にならない時代が来ています。

選挙があるたびに、「投票したい人いないんだもん」の声が聞かれますが、ならば一番謙虚にお勉強してくれそうな人を選ぶべきではないでしょうか。今回の東京都知事選挙は2月9日に執行される予定です。わたしには選挙権がないけれど、選挙に行ける人はぜひ行ってほしいなあって、心から思っています。

ということで、読んでくださってありがとうございました! また来週月曜日にね。まきむぅでした◎

 

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