第47回 結婚記念日でした

 

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3月1日は、結婚記念日でした。
東京ディズニーリゾートでの結婚式から、早いもので1年…。

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結婚式はあたらしい家族の愛に包まれて、私にとって大きな節目となった、とても幸せな出来事でした。

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ミッキーマウスもゴンドラもウエディングケーキも、なにもかも素晴らしかったけれど、本当に素敵だったのは、こんなにも愛を受けとりにくい私が、たくさんの大きな愛を見て、感じて、受けとることができたということです。

同性同士の結婚式ということで、理解が得られず苦しんでいたとき「差別はあなたの心の中にこそあるのだ」と諭し、叱咤激励してくれた方。*動画はこちら

「血縁の家族がひとりも出席しない結婚式で、堂々と立っていられるだろうか?」と涙する私に「こゆきちゃんがまわりから愛されているってことを忘れちゃってもいいよ、私、そのたびになんどでも言ってあげるから!」とメールしてくれたお姉さんのような人。

ぶつかりながら、ときには泣きながら準備を進める私たちを、あたたかく見守り続けてくださった、ひろこさんのご両親。

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本当にたくさんの方に支えていただいて実現した、愛あふれる結婚式でした。

2013年の3月1日は、東京に春一番が吹いて、ディズニーシー園内の木々も大きく揺れていました。「このままだとゴンドラに乗船できないかもしれない…」という天候だったにもかかわらず、挙式の直後、ほんの一時だけ風がやんで無事にゴンドラに乗船できたことは、今思い出しても不思議な奇跡です。

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この東京ディズニーリゾートでの結婚式が、『レズビアン的結婚生活』(イースト・プレス社)というコミックエッセイになりました! 大好評発売中です。

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まだの方はぜひお読みくださいませ♡ おかげさまで、売れています!

先日、読売新聞の書評欄に「偏見こそ唯一の障害」という見出しで、下記のようにご紹介いただきました。

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「社会の偏見と言うが、その社会を構成している僕たち一人ひとりが、偏見から自由になることを目指せば、(ふたりの)お子さんも幸せになれるだろう。」[2014年3月9日(日)読売新聞 評・松井彰彦(経済学者、東京大教授)より引用。( )は引用者による。]

私はこれまで、多様な性があること、どんな人もありのままで生きていいのだということを、当事者の視点から発信してきました。「マイノリティ」の存在を「マジョリティ」の方に理解していただけるように努めてきたのです。しかし今回のこちらの書評では「偏見こそ唯一の障害」であると、マジョリティ側が偏見から自由になることを目指したいと書いてくださっています。些細なことのようですが「マイノリティ」の私にとっては非常に嬉しいことでした。また、それが読売新聞という日本で最も発行部数の多い新聞に掲載されたということにも、あたらしい時代の訪れを感じずにはいられませんでした。

しかし「マイノリティ」「マジョリティ」と言っても、私だって「その社会を構成している僕たち一人ひとり」であることに変わりはありません。自分の中にある差別や偏見に気づくこと。それが「マイノリティ」「マジョリティ」などの属性に関係なく必要なのだと思っています。

新しい風を感じた、結婚式からこれまでの1年間。次の1年は、どんなあたらしい年にできるでしょうか?

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Photo: Yoshi Yamaguchi

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