第3回 『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』

東京レインボープライド2014、お疲れさまでした〜。LGBTQの皆さん、そしてサポーターの皆さん、GWの間はレインボーウィークですからねー。まだまだ楽しんで参りましょう!

ここでちょっと豆知識。世界的かつ定期的なプライドウィークをみると、日本(東京)はオーストラリアのマルディグラの次に早いタイミング。次は5月のブラジル(サンパウロ)。そして、じつは6月がもっとも多くの町でゲイプライドが開催されています。ロンドンやベルリン、そして各州で行われるアメリカも6月。それって何かというと、あの「ストーンウォールの反乱」事件が6月28日に起きたからなんですねー。はい、この事件を知らない人はググるべし。LGBT人権運動夜明けの日ですよ〜。

ストーンウォールから、今年ではや45年。あのときより確実に状況は変わり、LGBTQの皆さんが社会に顕在化し、少々生きやすい世の中になったことは言うまでもありません。が!しかし、それでもなお世界中に差別偏見に苦しむ人、特に若い世代が多いのは現代社会の課題。「今のあたし、Let it goしちゃってもいいのかしらん……」と悩んでいるティーンの叫びは、60年代のそれとなんら変わらないんですよ。

750_1

そんな若者の声を集めたドキュメンタリーが、今回紹介する『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』。ヘドウィグといえば、ジョン・キャメロン・ミッチェルの傑作ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』のこと。キャメ子さんはこの映画版の楽曲でトリビュートアルバムを制作して、NYにあるLGBTQのティーンのために開かれた「ハーヴェイ・ミルク・ハイスクール」(NY市の認可を受けた公立高校)のチャリティにあてたんですよ。

750_2

それだけでも充分ウルウルもんなんだけど、さらにスゴイのが参加ミュージシャン。「他人の曲を演奏するの初めて」というヨーコ・オノをはじめ、ベン・フォールズやらジョナサン・リッチマンやら。よくぞ集まった一流アーティスト!という面々。

750_4

彼らのメイキング映像に加え、ハイスクールに通う生徒達の日常や彼らのインタビューもまとめ、楽曲が持つメッセージと彼らの苦悩との戦いをだぶらせている、というわけ。

750_5

正直、少々かったるい編集部分もあるけど、当事者じゃないと共感できないドキュメンタリー。プライドウィークで気分が盛り上がっているときにこそ、彼らの声に耳を傾けてみて。みんな、一人じゃないのよ〜!

 

750_8

<作品情報>
ヴォイス・オブ・ヘドウィグ
監督:キャサリン・リントン
出演:ジョン・キャメロン・ミッチェル、ヨーコ・オノ、ベン・フォールズ ほか
販売・発売:アップリンク
発売中 3,800円

<DMM>でレンタル
ヴォイス・オブ・ヘドウィグ
<Amazon>で購入
ヴォイス・オブ・ヘドウィグ [DVD]

Top