第56回 ふたりで妊活

前々回にも書きましたが、私たちは妊活をはじめています。今回はひろこさんにも妊活の感想や、子どもに対する想いを聞いてみたいと思います!

こゆき:妊活といえば、まずは基礎体温だよね。排卵日がわからないと人工授精できないから。でも基礎体温って、ちょっとめんどくさいよね…。

ひろこ:基礎体温ねぇ。私も珍しく3日坊主にならずに続いているかも。

こゆき:仕事が忙しいと生活が不規則になりがちだし、朝は忘れちゃうんだよね。だから枕元に体温計を置いて、ふたりで気をつけてる。どちらかが「…体温、はかった!?(とんとん)」みたいな(笑)

ひろこ:まぁ、たいてい私が先に測って小雪ちゃんに「はかった?」って聞く役だけどね。そして手元のiPhoneアプリに即記録。IT女子っぽいけど、実は体温計の機能を使いこなせていないだけという話も。

こゆき:同じアプリで記録して、ふたりで一緒にグラフを見ながらいろいろ話し合っているよね。私は予測式の体温計よりも実測式の体温計の方が使ってみて良かったよ。実測式は時間がかかるんだけど、やっぱり正確だと思う! グラフがちゃんと二層になると嬉しいし、続ける気も起きますね。ひろこさん、前に挑戦したときは基礎体温、挫折してたよね? でも今回は続いていますね?

ひろこ:そうだね。ものすごく夢のないこと言うと、引っ越しして私の側にもベッドのサイドテーブルができた影響も大きいかも。それだけじゃなくて、なんか今回は真剣味が増したからなのか、すんなり習慣化できてるよ。実測式って5分くらい測るでしょう、朝のそのちょっとした時間自分と向き合えるのもいいかななんて思ったり。でも最近仕事が忙しいことが多くて、徹夜状態の日が続いたりするとさすがに基礎体温も測れず、もう少し身体大事にしなきゃ、と思うよね。

こゆき:レズビアンカップルならではのことって、普段はあんまり感じないんだけど、基礎体温を励まし合って記録しているときは「ならでは」だ! と思います(笑)

ひろこ:そうね。私はどうも女性のバイオリズムとか月の満ち欠けとか新月とか、そういうものに興味がなくて、高温期と低温期とかもいまだに一生懸命考えて、あぁそうそう、今生理前だから高温期なのね、とか頭で理解している感じかな。

こゆき:私は妊活を意識するようになって、自分の身体を大切にするようになったかな。冷えないようにしたり、貧血にならないように鉄分をしっかり摂ったりって、妊娠を望む望まないに関わらず必要なことだもんね。でも仕事が忙しいとどうしてもおろそかになってしまう…。

話は少し飛ぶんだけど、ひとつ、ひろこさんに聞きたいこと。私が精子提供を受けて妊娠出産したとしたら、その子どもは、私とドナーの男性には似ていても、ひろこさんには遺伝的な特徴は似ないよね? それってどう思ってる?

ひろこ:うーん、何とも思わないかな、、。子どもは子ども。血がつながっていようがいまいが、家族として迎え入れる子どもとどういう関係性を築いていけるか、ということの方が私にとっては重要だと思っているよ。年を重ねるにつれて、あまり血のつながりにこだわらなくなってきている気がする。いろんな家族の形があるということを、肌で感じているからかもしれないね。

こゆき:おおお! いいですね! でも私は、ひろこさんが精子提供を受けて出産した子が成長するにつれて、やっぱりひろこさんにそっくり! で、私には似ていないという事実を、私がそのときにどう感じるか、わからないんだよね。まあ、私に似ている子(特に娘)を前にしたとき、私がどう感じるかもわからない。いけないとわかりつつも、やっぱり私の中からも毒母的な感情がむくむくと沸き上がってくるのだろうか…?

ひろこ:だいじょうぶ、だいじょうぶ。せっせと私が毒抜きしますから。

こゆき:あ、でもそれはあるかもしれない。血のつながらない子どもも一緒に家族にいるということが、ある種のストッパーになったりすることもあるのではないか? などと想像しています。でも本当にその時になってみないとわからないことだから、今は寝不足と貧血に気をつけます(笑)

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読売新聞の取材を受けたときの写真です。多様な家族とLGBTについてお話ししました。記事はこちら

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