第1回 日中関係が冷え込んでいるようですが、果たして日本人が中国へ行ってもモテるものなのでしょうか。

どうもいらっしゃいませ、ココ銀座と申します。和光さんの時計台のそばで育ちましたが、10年くらい前に思い立って中国に引っ越しましたの。最初は北京に3年くらい住んで、それから香港へ。どうも肌に合っていたようで、居ついてしまいました。旅行にも行くんですが、日本を含めアジアからめったに出ないわねえ。すっかりアジアンゲイでございます。それではみなさま、どうぞおよろしく。

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たそがれのビクトリアハーバー

さて、この「アジアンゲイ的相談室」は、アジアにまつわるさまざまな質問やお悩みなどにお答えするコーナーでございます。初回のご相談は、2CHOPO編集長のバブリーナさまから頂戴しました。

Q:日中関係が冷え込んでいるようですが、果たして日本人が中国へ行ってもモテるものなのでしょうか。(東京都・バブリーナさま)

ずばり、結論から申し上げますわ。答えはイエス!ジャパンはモテ要素なの。日本人であれば、モテる可能性がググっとアップいたします。

驚かれるかもしれないわね。神社やら島やらでバチバチやってるから、日本のニュースでも「中国、中国」ってほとんど毎日言ってるわけじゃない。でも、それは中国でも同じことなのよ。年がら年中「日本、日本」と聞かされているわけだし、個人の好き嫌いはさておき、目の前に日本人がいれば、興味を持ってくれるチャンスはあがるんじゃないかしらね。

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中国の雑誌『知日(日本を知る)』

ある意味、日本って中国ではメジャーな国なんですのよ。もともと日本に興味がなかった人でも「初めて会った日本人だ」とか言われてかえって会話がはずんだってパターンもありましたっけ。ご心配なく。普通の中国人はいきなり殴りかかってきたりしません。デモ隊に近づいたり、治安の悪い地域に行ったりしなければいいの。どこの国でもおんなじよね。

これは中国に限らないけど、ドラえもんを知らない方はあまりいらっしゃらないでしょ。お寿司もラーメンも大人気だし(日本のラーメンは中国だと和食扱いですの)。香港には「日本城」っていうお店もあるし、すでに昭和の「おフランス」的な扱いなのかしら?あ、そう!二丁目「コレステロール」のタクヤママのご活躍、あれも香港のお友だちに教えてもらったんでした。

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日本製品だけとは限りません(笑)

すごいのよ、日本のアダルト文化。AVもノンケの世界じゃ蒼井そらさんが女神みたいにあがめられてるけど、ゲイだとやっぱり故・真崎航さんが伝説ね。中国語で「ジェンチー・ハン」って読むんだけど、こちらのゲイ友に「ハンは日本語でどう読むの?」って何回聞かれたか分かりやしない。

最近は日本に旅行に行くのもハードルが低くなったわね。昔は「中国人はなかなか外国に行けないから簡単に日本へ誘わないように」とか言われたものだけど、最近じゃみんな気軽に行くでしょ。特に北海道なんてスイスみたいなポジションになっちゃって。先週も「札幌行くから、イケメンがいる温泉教えて!」というメールが来たの。知りませんってば(笑)。

というわけで、日本人なら、ほかの国の人より話のとっかかりがあるんじゃないかしら。例えば中南米とかだったら「どこ、それ?」とか言われちゃうかもしれないわけじゃない。でも、日本(中国語は「リーベン」)という国を知らない中国人はまずいません。とりあえずタイプの人にアプローチして「リーベンから来ました」って言えばいいのよ。それできっかけ作りはクリアしたんですから、あとは筆談でもボディートークでもなさって「下半身外交」をくり広げてくださいましな。

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まずはとにかく乾杯からよね!

ことばの不安?マージャンおできになる?はい、数字オッケー。挨拶も「ニーハオ」と「シエシエ」は言えるでしょ。ほらもう中国語できるじゃない!大丈夫よ、大都市だったら英語ペラペラな留学帰りも多いし、日本語をお勉強しているイケメンと交流するのも楽しそうじゃない?これにて一件落着ですわ。

はい、あれこれ言わずにパスポートを持って、北京でも上海でも、どこでもいいからいってらっしゃいな。日本人はビザなしで中国に行けるの。アメリカもイギリスもロシアも韓国もたいていの国はビザ代がかかるのに、日本人はパスポートだけで2週間滞在可なんだから、行かないのはもったいないんじゃないかしら?

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このカードを書いて出したら即入国

そうそう、最後に一つだけ。政治や戦争の話題が万が一出てきたらとにかく何も言わずに悲しげな顔をすることをおすすめします。これでだいたいの人は大人な対応をしてくれますから。国同士のことなんですし、われわれ一般人にはどうにもなりませんものね…。

中国は身内と他人をしっかりと分けるお国柄。一度友だちとして「身内」に入れてもらえれば、家族同然の付き合いをしてくれます。人と人のきずなって、国境をこえるものですのよ。だからもし中国に好きな人ができたら、ゆっくりきずなを深めればよろしいんじゃない?さて、どうかしら。中国に行きたくなって?それでは、今回はこの辺にて失礼いたしましょうか。どうぞごきげんよう。

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「ココ銀座のアジアンゲイ的相談室」では、みなさまのアジアにまつわるさまざまな質問やお悩みなどにお答えしていますご相談はこちらまで、どうぞお気軽にお寄せください。

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