第54回 ローマ法王、ダライラマ…宗教指導者が同性愛について語ったことまとめ

 

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まきむらよ。

毎週月曜、こちらの連載「まきむぅの虹色ニュースサテライト」をお送りしております。

今回のテーマは、

宗教指導者が同性愛について語ったことまとめ

です。

2014年6月26日、キリスト教カソリックの最高機関であるローマ法王庁が「同性婚は認めるべきでないが、同性愛嫌悪もまた認めない」との文書を発表し、大きな話題になっています。

この文書は、いわば世界中のキリスト教指導者のアンケート結果をまとめたようなもの。

主に、

・同性愛者を裁こうとすべきでないということ
・同性カップルの子どもの洗礼を拒否すべきでないということ
・個人のあり方を「ゲイ/レズビアン/同性愛者」という言葉で定義づけるのは必ずしも適切でないこと

……といった、司祭のみなさんのいろんな意見がまとめられています(原文は自身の誕生日にホームレスたちを招待したり、かつてThe Daily Beast

全否定ですよ先生

まあ、7年経って考えが変わったのかもしれないし、チベットを背負う立場からアメリカとの関係に気を使ったのかもしれないし、わかりませんけど、少なくとも「性にはさまざまな形がある」っていうこの発言だけでも大きいわよね。

★ ユダヤ教/ラビ「私は自分が同性愛者であることを恥じない」

「私は同性愛を支持しない。神が禁じている。しかし同性愛者のコミュニティに対して、我々ユダヤ教徒はもっと誠実に接するべきだ。数年前のニューヨークで、ユダヤ教徒の同性愛者らがイスラエルパレードに参加しようとした時、ユダヤ教系の学校がボイコットを表明したことがあっただろう。他の罪を負うものはパレードに参加したのに、なぜ同性愛者だけが排除されねばならないのか」

 

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(出典:Ynetnewsが、ゲイであることをカミングアウトしたユダヤ教指導者ロン・ヨセフ氏の言葉を伝えています。

「30歳になって、『自分はユダヤ教信者でありゲイでもあるのだ』と認めたことで、やっと穏やかな気持ちになれた。(中略)2009年にカミングアウトして以来、脅されたこともあった。けれど何よりも、宗教界がゲイである自分を歓迎してくれたということに驚いている」

ヨセフ氏は「自分が同性愛者であることを恥じていない」といいます。しかしながら、同じく正統派ユダヤ教徒である恋人の男性とは、まだカップルとして出歩くことができないのだそうです。

一般的に同性愛を認めていないと思われている宗教の、その信者や指導者にも、同性愛者や同性を性的指向に含める人はいるものです。「信じることと愛すること、どっちを選ぶ?」と問われた時に、どちらも諦めない姿勢を見せた人が、どちらかを選ばせる権利が自分にはないと気づいた人が、今、状況を変えていっているところではないでしょうか。ゆっくりと、でも、確実に。

日本にだって、自分の性的指向と、自分を構成する宗教や慣習や業界などとの狭間で悩んでいらっしゃる方もおありのことと思います。だけれども、どうか、「どちらかを捨てなくてはならないのだ」とは思いこまないでほしいです。仮にいま、どちらかの世界との人間関係を絶たなければならなくなったとしても、自分がそれを信じている気持ち、それを愛している気持ちは、誰にも奪えるものではありません。

ということで、今回も読んでくださってありがとうございました! また来週月曜日にね。まきむぅでした◎

 

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