「LGBT求職マッチングサービス」ワイルドカード山野 弘司さんインタビュー

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2CHOPOが業務提携を行い、業界初の試み「LGBT求職マッチングサービス」の運営を開始したワイルドカード株式会社。今回のプロジェクト担当、山野 弘司さんにプロジェクト開始の経緯、登録の現状や反響などのお話を伺いました。

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__プロジェクトを始めることになった経緯からお教え下さい。
山野 弘司(以下、山野):元々、人材紹介事業をしており、転職をお考えの方と日々キャリアカウンセリングを実施しているのですが、これまでにご来社頂いた方の中に、LGBTの方がいらっしゃいました。カウンセリングのタイミングから当社の担当にカミングアウトをして頂き、転職活動をご支援させて頂きました。

結果的に、ご希望の業種・職種で選考を進めていらっしゃったソーシャルゲーム系企業様から内定が出て、その企業様に転職されたのですが、たまたま、その会社にもLGBTの方が数名在籍の上、勤務していた事も決め手となったというお話をお聞きした事があったという事もあり、このタイミングで課題感をもったという事がそもそものきっかけでした。

ご自身がLGBTである事をオープンにして活動できず、悩んでいらっしゃる方が多いのだなという点に、紹介エージェントとしての気づきを得ました。

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__登録にはどのくらいのLGBTの方が来社しましたか?
山野:反響はたくさん頂戴しているのですが、これまでのご経歴・職歴、お住まいなど、諸々の条件に合致する方を中心に、現在10名ほどの方とコンタクトをとらせて頂きまして、3名の方との面談を実施予定です。

__これまでLGBTについての社内研修などはありましたか?
山野:これまで実施しておりませんでしたが、今後は社内規定も含め、取組んでいく予定です。

__LGBTに対して、スタッフが特別に配慮している点などはありますか?
山野:特にございません。当事者の方からはLGBTである事をオープンにすると、選考にどんな影響が出るのだろうと心配される方が多いのですが、ご心配には及びません。今回、開始したサービスでは、セクシュアリティをオープンにした上で、LGBTにご理解のある会社さんをご紹介させて頂くという、事前にLGBTである事を開示して頂く以外のプロセスは、通常の紹介業とは変わらないフローで対応をしております。

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__ちなみに御社にはLGBTスタッフはいますか?また今後LGBT人材雇用の予定はありますか?
山野:カミングアウトをしている社員もいます。また、今回のサービス開始のリリースをみて、実際に人材紹介業に従事されてこられたLGBTの方からのお問合せも頂戴しましたので、面接をさせて頂いた上で当社の選考を通過されるようであれば、雇用という事にもなるかと思います。

__プロジェクトに対する反響はいかがですか?
山野:転職活動のシーンで、少なからず悩みを抱えていらっしゃった個人の方からの反響は当初のイメージより大きいなという感想なのですが、紹介先企業様に関しては、そもそも規定をお持ちでなかったり、どう対応すれば良いのかわからないなどといったご意見もあり。想定していたよりは紹介先企業様の開拓に力を入れなければなというが、スタート後の反響と感想です。

__最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
山野:今後の展望としては、出来るだけ多くの方の転職支援を実現させたいなと考えています。業界初の試みですので、注目されたり、反響も大きかったりしますが、本質的にはLGBTである事を気にせず仕事ができ、日々生活ができる状態である事が、普通であるはずだと考えております。

採用する企業側の理解、一緒に働く職場の理解がどんどんと進み、一日もはやく、LGBTの方がありのままで働ける環境が実現すればよいなと思っています。そうなる様、今回のサービスが良い機会になってもらえればなと思います。

__ご回答、ありがとうございました!

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http://lgbt-recruit.com/

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 2014/09/02 06:00    Comment     LGBT求職  ワイルドカード              
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