第7回 韓国人の元彼が復縁を迫ってきて、ほとほと困っています。

どうもいらしゃいませ。ココ銀座でございます。香港は夏が日本より一ヶ月遅れな感じですが、ようやく残暑が少し和らいで来たので、かつて東洋のカスバと呼ばれた「九龍城砦」跡地へ遊びに行ってまいりました。植民地時代にここだけ中国領として残ったため「無法地帯」のように言われていましたが、法律の隙を突いた裏医者や裏工場はあった程度で案外平和だったとか。当時地元の小学生だった友だちのジェイド嬢は社会科見学で行ったそうな。

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コンクリートジャングルも今では市民の憩いの場に

さて、もう7回目にもなってくるといろいろなお便りをお寄せいただくのですが、かなり深刻なご相談がありましたので急遽取り上げることにいたしました。元彼がストーカー化していて困っているというご相談でございます。

Q:韓国人の元彼が復縁を迫ってきます。たびたび家の前で待ちぶせされて、毎回毎回「お前が好きだ」とド直球で言ってくるんです。こちらはもう付き合う気はないのでほとほと困っています。(埼玉県・ハイブリッジさま)

一番大切なのはご自身と周囲の方の安全です。できれば親友などの信頼できる第三者といっしょに元彼と対面して、ご自分が困っているとはっきりと伝えてみてください。それでも相手の行動がエスカレートするなら、警察などのしかるべき機関に相談することも考えましょう(くわしくは法テラスのサイトを)。カムアウトがまだなら面倒かもしれませんが、場合によってはご家族への状況説明も必要かもしれません。

懐かしのチャン・ドンゴン。「アナタが好きデス」も気持ちがあればこそよね

あくまでも私個人の意見ですが、韓国の文化では感情表現が日本人の想像をはるかに越えてストレートな気がいたします。自分が10代のころに中国へ語学留学して、韓国人のおじさまと相部屋になりましたの。そうしたら、おもむろに韓国の太極旗を自分のベットの脇に張り出したのよ。ここで日の丸を貼りかえそうものなら決定的にこじれると思ってとりあえず世界地図を張って対抗しましたが、結局精神的に参ってノイローゼ気味になってしまいまして…。

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ええ、ちょうどこんな具合に貼られていましたの

それで何とか話し合おうと思ったんだけどいざ面と向かうと口が開かないの。そこで同い年の韓国の友だちがいたから間に入ってもらって話を聞いたら、おじさんは旅行時に必ず国旗を携帯して毎日国歌斉唱するんですって。愛国心をストレートに表現せずにはいられなかったのね。結局、私がその友だちと部屋を交換したんだけど、去り際におじさんいわく「びっくりさせて悪かった。でも、思ったことはちゃんと言わないと病気になるぞ」。本当よね(笑)。

まあ、お相手の文化的な問題があるかもしれませんが、ストーカーは命に関わる場合もあるので、ことを荒立てたくないと問題を先送りするのはおすすめできません。たとえばニューヨークに留学中の後輩・T子嬢は先日こんな恐怖体験をしたそうな。

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ドアをあける前にはどうぞご用心。必要なら通報しましょう

T子:この前ね、夜中に酔っぱらった知り合いが来て、ダンダン凄まじい勢いで叩くもんだから近所迷惑でしょ?扉開けたの。そしたらギョロギョロした目でナイフ持って立ってるわけ。
銀座:ぎゃー、怖い!で、どうしたのよ?
T子:とりあえずナイフ下ろせって言って。なんとか下ろしてくれたんだけど、無視したらどうなることかと思って仕方ないから一晩中付き合ったわよ。
銀座:えー、通報しなかったの?
T子:それが寝落ちして(笑)。酔ってるからストーカー発動したのかな?と思ってたら、やっぱり朝もストーカーなのよ。全然帰る気配がないしまた喚き散らすしで、刃物は隠したんだけどワインボトル握って暴れるから、警察呼んでお引き取りいただいたわ。マジで死ぬかと思いました。

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ちゃんと犯人が捕まってよかったけれど、ゾッとするわよね

このストーカーさん、自分の脳内でストーリーが完成しちゃっていて、もう刃物を持っていくしかないと自分を追い込んでしまっているのよね。ここまで来ると通報するしか方法はないけれども、まずは元彼さんの脳内で何が繰り広げられているのかを知るために、ハイブリッジさんから第三者を立てた話し合いを提案されてはいかがでしょう。それでは次回の更新は10月9日でございます。いよいよ秋の夜長ですわね。それまで、どうぞごきげんよう。

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カチンカチンじゃない
硬幫幫啊(イン・バン・バン・ア)
触ってもいい?
可以摸一下嗎?(コー・イー・モー・イー・シア・マ)
(「可/コー」はバナナをくわえ込むように口を半開きで発音)

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