#10 「いいね!」「シェア」「リツイート」どうしてますか?

 Comment  連載   みっつんのLondon Days              

みなさんはSNS・ソーシャルメディアをどのように活用していますか? 便利だったり楽しい反面、プライバシーの確保に四苦八苦してやめてしまう方も多いと思います。特にアウトしてないLGBT当事者にとっては、『バレたらヤバい』死活問題ではないでしょうか。

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こんにちは、みっつんです。連載を始めてはや10回目。先日フェイスブックに2CHOPOさんのページがあることを知り、早速『いいね!』をクリック。そうしたら『友達にこのページへのいいね!をリクエストしましょう』と表示がでてきて、友だちに広めようと宣伝も兼ねてリクエストをしたんです。その後、こんなお知らせも届き、

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「よかったよかった」と思って見ていると、一週間ほどして予想と違う反応が見えて来たのです。それは「いいね!」してくれる人が割とノンケの友だちが多かったということ。その男女比は半々くらい。最近は『アライ』(セクシュアル・マイノリティ当事者ではないけれど、支援したい気持ちを持っている人のこと。東小雪さんの記事より) も増えて来たんだなーなんて、嬉しく思ったのも束の間、同時に気づかされたのは、

「もしかして、LGBT当事者は『シェア』や『いいね!』をしたくてもできない??」

よくよく見てみると、「いいね!」をしてくれた20名のうち、ゲイの友だちは6名。そのうち本名で登録している人はたった1人! 確かに、2丁目発だと謳っている2CHOPOのページに「いいね!」したら、繋がってるひとのリアルタイムフィードとやらに自動でお知らせが行き、「あいつ、やっぱそうだったか〜」と、まわりに思わせる可能性大ですよね、そりゃしにくいですよね。。。

昔は僕自身も「バレないように!」ミクシィやフェイスブックを利用していました。プライベートセッティングを個別に変えたり、いろんな心配をして、結局めんどくさくなって放置していた時期もありました。しかし、親へのカミングアウトと自身の結婚を機に、僕がゲイだと知らない古い友人からの溜まっていたリクエストも堰を切ったように承認し、ロンドンでのゲイライフを何も言わないままさらけ出しちゃっているのです。それは、やっぱり、楽です。

もちろん、全ての人がSNSで自分の生活を見せびらかす必要はないし、そこでカミングアウトしなきゃいけないと言うわけではありません。人によって置かれている状況はさまざまですから。ただ、僕の場合はSNSで自分の生活の様子を伝える事で、ノンケの友だちや知り合いに対し、目の前にいるのに見えていなかったセクシャル・マイノリティや、その生活を可視化できたというのは大きなことでした。「僕はこんなふうに暮らしているよ」と。また2CHOPOの記事やほかLGBTに関するニュースなどを「シェア」して、それを知らない社会に周知していく手段としても、とても有効だと思います。

インターネットやソーシャルメディアの登場は、全世界にとって革命的だったことはもとより、セクシャル・マイノリティにとって、仲間との出会いやそれまでなら知り得なかった情報を得られるという意味でも、たくさんの希望を与えてくれたと思います。しかしそれと同時にリスクが伴うのも事実です。それはまるでハサミやナイフのようなもので、使い方が分かっていれば便利な道具、使い方を誤れば人や自分を傷つける事もたやすいものになる、そんな風に思います。

今回、たくさんのアライの友だちが、生の声がつまった2CHOPOのことを知ってくれたのは、とても嬉しい事でした。そして当事者がまだまだ声を出しにくいなか、アライの方達が彼らに変わって「シェア」や「いいね!」をしてくれるのは、本当に心強いことだと気づかされました。

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“LGBTの象徴である「レインボー」をモチーフに、社会での共存と共生を誓い、個性の調和・多様性が交わる「交差点」でありたいという希望のシンボル”

これは2CHOPOのロゴマーク、今はまだ本当の声が出せない(出さない)人も多いかもしれませんが、この交差点にLGBTもアライも関係なくもっとたくさんの人が集まって、またそれぞれに広がってくれるといいなと、思うのです。

 

ー黄赤系アプリで使える英会話ー

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Points!
*Spitroast = 本来は鳥や豚なんかの串刺しにされた丸焼きのこと。口からお尻まで一本の棒が貫かれている姿が似ている事から、3Pの際の体位のひとつとしてこう呼ばれる。

 

 2014/11/20 06:00    Comment  連載   みっつんのLondon Days              
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