Vol.1 LGBTとは?|ひとまとめには出来ない性的マイノリティの多様性

初めまして如月音流(きさらぎねる)と申します。
今回からLGBTをテーマにコラムを寄稿させて頂く事になりました。

それでは早速本日は、LGBTの基礎的なお話を少し。

LGBTはそれぞれ、

L=レズビアン(女性同性愛者)
G=ゲイ(男性同性愛者)
B=バイセクシャル(両性愛者)
T=トランスジェンダー(性転換者)

という意味です。

LGBTと纏めてセクシャリティマイノリティ(セクマイ)や性的マイノリティ等と言ったりします。 LGBTと書いても、何のことなのかよくわからなかった方も、分解してみると聞いたことのある言葉だったのではないでしょうか?今回はそれぞれについて補足をしたいと思います。
レズビアンについては、特に補足はありません。皆さんご存知の通り女性同性愛者です。

ではゲイについてです。ゲイという言葉ですが、これは男性同性愛者を指していますが元々ゲイという言葉自体が男性同性愛者だけではなく女性同性愛者、両性 愛者も含む、同性愛者の事を指した言葉です。最近は男性同性愛者を指して使うようになりましたが、男性同性愛者を指すレズビアンの対としてはホモセクシャルという言葉があります。

次にバイセクシャルですが、例えば男性のバイセクシャルだったとした場合に男性が女性を愛する部分は一般的な 恋愛と何ら変わりません男性を愛する場合があるという側面だけを切り取ればゲイ(ホモセクシャル)とも言えますが、女性を愛する場合もあるのでバイセク シャルと呼びます。バイセクシャルの中には男性を愛するという感情ではなく、性的な嗜好としてバイセクシャルで有る場合もあります。

最後にトランスジェンダーですが、これまで愛の対象という側面で自己の認識をしていたレズビアン、ゲイ、バイセクシャルとは少し違う部分が有ります。トラン スジェンダーは恋愛対象によって自己の認識をしてトランスジェンダーとして定義される訳では有りません。トランスジェンダーは、自分の体と精神の違和感か ら自己の体を精神のある性別に近づける行程を踏んだ人間の事を指します。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルは対象の人間がいる2人称視点の性自認であるの に対し、トランスジェンダーは自己の精神と肉体の関係からなる1人称視点の性自認という事が言えます。この部分がLGBTの中でもトランスジェンダーは属 性が違う部分でもあります。

いかがでしょうか?
LGBTという言葉で少し違った認識をしていらっしゃいませんでしたか?
さらに、トランスジェンダーの中にも男性トランスジェンダーと女性トランスジェンダーというように細分化されます。

男性トランスジェンダーの事をMTF (Male to Female)
女性トランスジェンダーの事をFTM (Female to Male)

そ して、一般的には、生物学的性別(sex)と性の自己意識(gender identity、性自認)とが一致しないために、自らの生物学的性別に持続的な違和感を持ち、自己意識に一致する性を求め、時には生物学的性別を己れの 性の自己意識に近づけるために性の適合を望むことさえある状態を指し、性同一性障害(GID Gender Identity Disorder)と言う場合もあります。トランスジェンダー(性同一性障害)と性的指向であるレズビアン、ゲイ、バイセクシャルはこの事からも違いがわかって頂けたのではないでしょうか?

私自身は戸籍上、(今は戸籍もかえれますので生物学上というのが正しいのかもしれません。)男性ですのでトランスジェンダーというジャンルの人間です。そして男性トランスジェンダーの事をMTF (Male to Female)です。

よ く男性のトランスジェンダーというとホモセクシャルと混同される方がいらっしゃいますが、前途の通り男性トランスジェンダー=ホモセクシャルではありませ ん。男性トランスジェンダーは、自己の精神が女性であると認識をし、その精神の性別に対して体の方を近づけている人間ですので恋愛対象というベクトルで見 た場合に男性を愛したとしてもそれは精神の性別である女性が男性を愛している状態です。よって恋愛の形としては異性愛にあたりこれはマジョリティです。

複雑ですが、理解していただけるとありがたいです。

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