第87回 年末年始にじっくり観たい!こゆひろおすすめクィアムービー

 

こゆき今回は冬休みにオススメのクィア映画をご紹介したいと思います。私とひろこさんは映画が大好き! 私たちもこの冬休みはふたりでゆっくり映画鑑賞をする予定です♡
ひろこ:寒い日は、お部屋であたたかい飲み物を片手に映画鑑賞してみてはいかがでしょうか?
シーン別のおすすめクィア映画です。
◆LGBTのPRIDEを感じたい!
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こゆき:こちらは1988年製作の映画。原作はブロードウェイミュージカルで、トニー賞を受賞した作品です。女装してショーに出演しているゲイの主人公が、傷付きながらも誇り高く生きようとする物語です。
ひろこ:舞台も観てみたいね。
こゆき:家族に受け入れられなかったり、浮気をしたり、家族が亡くなったり、引っ越したり… 主人公は人生の中で養子も迎えます。主人公のPRIDEに感心すると同時に、国も時代もセクシュアリティも違うけど、自分を重ねずにはいられません。
「毒母」ぶりが世界共通なところもこの映画の見どころ。主人公は、今でいうところの毒母と激しい口論になり、思わず「彼はゲイに愛はないと思うママと同類に殺されたのよ!」と叫んでしまいます。家族だからこそわかり合えないかなしさや、カミングアウトの問題が胸に迫ります。
ひろこ:ラストシーンは何度見ても泣けます。古い映画なのに今観ても新しい、普遍的な作品です。私がLGBTの活動を始めるきっかけとなった大事な映画のひとつ
◆精緻な物語に酔いしれたい
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ひろこ:好きなんだよね〜、アルモドバル映画。また『バッド・エデュケーション』はいろんな意味でディープ…。
こゆき:最初は、
「あれ? イグナシオ? エンリケ? あれ? イグナシオじゃないの??」
となります(笑)
ですが、私は3年前に観たときより理解が深まりました。
この映画にはカトリック教会の性虐待の問題が出てきます。私ごとですが、今回この映画を観直して理解が深まったのは、性虐待について自分の中で整理がされたからだと思います。(『Lの世界』も流行した当時はジェニーが性被害を受けていたことに気がつけなかった。解離ってこわい…!)
性虐待の加害の問題と同性愛は、全く違う問題です。まずはそこははっきり言っておきたい。加害することと加害者のセクシュアリティは関係ない。子どもへの性虐待はセクシュアリティに関係なく起こります。むしろ世の中には異性愛者の方が圧倒的に人数が多いのだから、加害者も多いわけです。同性愛者だから加害するわけでは、もちろんない。
上記の前提の上で、この映画はゲイ男性による性虐待の問題をあぶり出しています。
ひろこ:劇中劇から目が離せない、ぐいぐいと引き込まれる映画です。
◆あたらしい家族について考える
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ひろこ:私が子どもを持つことについて考えるきっかけとなった、大切な作品です。橋口監督はゲイであることをカミングアウトしています。
こゆき生きづらさを抱えるシングルの女性とゲイカップルが子どもを作ろうとするお話。実際にゲイ男性からの精子提供で子どもを作ろうとしている私たちは、
「おぉ。本当に『ハッシュ!』みたい」と思うことが、今現実に起きています。
何度も繰り返し観ている映画だけど、キーワードとなっている「父親になれる目をしている」という台詞について、今考えさせられています。
精子提供に「父親になれる目」は必要なんだろうか?
「父親」ってなんだろうか?
精子と卵子って? 親って?…
ひろこ今年は精子提供を考えてくださる方に実際に会ってじっくり話してみたり、ということを続けています。簡単に答えを出せることではありませんが、私たちの中で大切に考え続けていきたいテーマです。みなさんもぜひ映画をご覧になって考えてみてほしいと思います。
◆ロックミュージカルで盛り上がりたい!
RENT
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こゆき:『RENT』はクリスマス頃には毎年観ています! 今年も観ようね。
ひろこ:私はサウンドトラックを常に聴いていますよ。でもとくにクリスマス前は聴きたくなる。
こゆき:『RENT』はクリスマスシーズンには外せないよね。私たちの結婚式でも「Seasons of Love」を五十鈴ココさんに歌ってもらいました。想い出の映画。
こゆき:それから、私はこの冬休みに新たに観たい映画は、『BOUND』と『わたしはロランス』かな。まだ観てないの!
ひろこ:今年は『アデル〜ブルーは熱い色』や『チョコレートドーナツ』など、感動的な作品の公開が続いたよね!『チョコレートドーナツ』は1館からの上映だったのに、口コミで人気が広がり、全国140館以上でのロングラン上映になったヒット作。現在、DVD/Blu-rayも発売されているので、また観たい方は要チェックですね! 私たちもまた観たいね♡ というか、DVD買いたい。
こゆき:優れたクィア映画は、まだまだ社会的にマイノリティとされているLGBTの人たちにチカラを与えてくれます。来年も素晴らしい作品に出会えるといいね!
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ひろこ:新居のお気に入りのくつろぎスペースで、このベンチで映画を観ます。(これは少し前のツーショットですが..。)

 

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