第92回 寒くて家から出たくない日に。東小雪おすすめムービー

 

寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか? 今週は東小雪が担当します。
最近、メディアでLGBTのテーマが取り上げられる機会が増えましたね! 私が特に感じていることは、セクシュアル・マイノリティの総称としてのLGBTという言葉が、メディアの中で注釈なしに使われることが多くなったということです。数年前まではメディアの方に「LGBTと書いても一般の読者はわからないから…」と言われてしまうことも多かったのですが、ここ最近は注釈なしに使われたり、私が口頭で「LGBTについて発信する仕事をしています」と自己紹介しても、すぐに理解していただけることが多くなりました。
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現在発売中の雑誌『Pen』2/1号の「しあわせな結婚。」特集
リネハン元アメリカ総領事の『夫夫円満』とあわせて、拙著『ふたりのママから、きみたちへ』がLGBT枠としてピックアップされています
言葉が広がるようになるにつれ、理解も深まっていくように思います。
It’s getting better!! の気持ちを忘れずに、前を向いていきたいと思います!
さて、年末に大好きなクィア映画をご紹介した記事が大変好評でしたので、今回はこちらの映画をご紹介したいと思います。東京でも今日は雪がちらつくような寒さです。こんな真冬の日には、家を暖かくして温かいココアでも飲みながら、じっくり映画鑑賞がおすすめです。
■『ウォールフラワー』
http://wallflower.gaga.ne.jp/

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ドラッグ、同性愛、性的虐待、トラウマと精神疾患、いじめ、自殺…。現代の若者が抱える問題が詰め込まれている映画です。高校生活を描いたハッピーエンドの青春映画…かと思いきや、次々と深刻な問題が明らかになっていきます。2CHOPO読者にとっても、身近で切実であろう問題が鮮やかに表現されているので、引き込まれるのではないかと思います!
ハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー役でおなじみの、エマ・ワトソンさんのチャーミングな魅力と演技力にも注目です。
私は映画から拝見したのですが、原作小説はアメリカで200万部を売り上げたベストセラー。そちらも読んでみたいと思います。
ただ、私にとっては、学校でダンスパーティーがあったり、チョコレートブラウニーに大麻が入っていたりするというのは馴染みがありません…。(先日ご紹介したロックミュージカル『bare』にも、大麻入りのチョコレートブラウニーが登場していました。)テーマは普遍的であっても、文化的な差を大きく感じるので、日本発のこういった作品が数多く生まれるのを期待したいと思います!
■『まほろ駅前多田便利軒』

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邦画が好きでたくさん観ています。おもしろそうな邦画が観たくて、たまたま拝見したこちらの映画、なんと! レズビアンマザーが登場してびっくり!!
三浦しをんさんの小説が原作です。日本ではまだ珍しい家族のカタチがさらっと登場するのに驚くと同時に、映画や舞台、小説は「時代を映す鏡」なのだとあらためて思いました。
三浦しをんさん原作の映画『舟を編む』も大好きな作品です。親との問題を抱えている人にはぐっとくるものがあるのではないかと思います。
■『サイド・エフェクト』

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精神疾患の新薬と、それに関わる人々のそれぞれの思惑が交叉するサスペンスです。
精神科医、精神病院、製薬会社。巨額のお金が動き、翻弄されていく患者…。と、思いきや…。
精神病院の閉鎖病棟に入院したことがある私は、あらためて背筋の寒くなる映画でした。(私の体験は『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』(講談社)をお読みいただければ嬉しいです。)
実は、この映画を2CHOPOでご紹介したのには理由があります。ネタバレになるので詳しくは書けませんが…。セクシーなシーンにドキドキしてしまいます! 気になった方はぜひチェックしてみてください。

今回はいろいろなジャンルの映画をご紹介してみました。いつもとは違うジャンルの映画を観るのも、日常生活のスパイスとなってくれる場合がけっこうあって、おすすめですよ。

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Photo: Yuko Sudo

 

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