Vol.6 トランスジェンダー|如月音流がトランスした話①

こんにちは如月音流です。
年々時間が進むのが早く感じる今日この頃。子供の頃は、もっと一日が長かった気がします。時間の流れの感じ方は年を重ねる毎に相対的に早く感じるようになります。1歳の頃の一日は人生の365分の1ですが、30歳の頃の1日は10957分の1でしかありません。なるほど、最近の時間の流れの速さにも納得がいきますね。

さてさて、前回お話したトランスジェンダーはどうやってトランスするの?というお話ですが、今日は如月の場合についてちょっとお話ししたいと思います。

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私が整形手術を受けようと思ったキッカケはいまから10年程前にさかのぼります。
新宿のとあるニューハーフバーでバイトをしていた時期があります。その時のママに興味半分で「ちょっと整形とかしてみようと思うんだけど…」なんてお話をしたところ、「あんたはこことここやった方がいいよ!」とかなり具体的に教えてもらいました。。。(笑)そんなにいわれたら、なんかやんないとダメなんじゃないかと。むしろコンプレックスになっちゃう位で、それから少し本気で考えるようになりました。それで、もっと詳しくお話を聞いたところ良い病院があると教えてもらいました。

それは、東京の警察病院という病院です。
普通の美容外科かとおもいました?違うんです。実は普通の美容外科では出来ない様な大手術が警察病院はできるんですね。もともと、警察病院の形成外科は、美容医療というよりも事故で欠損してしまった患者の治療等の骨形成などの技術が高い病院なんです。という事は、ニューハーフが受ける様な骨形成なんてむしろ朝飯前にできちゃうんだそうです。

そんな話を聞いて、確かに!と納得して、その警察病院の形成外科を受診しました。そこで私の診察をしてくれた先生が大森喜太郎先生という先生です。あとでいろんな美容外科の先生に聞いた所かなり有名な先生だそうで、驚きました。その先生に私は診察してもらって男性と女性の骨格の違い等詳しい話を聞きました。初回の診察が終わったところで、ある病院を紹介してもらいました。市ヶ谷にあるクリニカ市ヶ谷という病院です。ここは大森先生が院長をやっている病院で、実際の手術はこの病院で受ける事になりました。

手術前のカウンセリングで沢山相談しました。
私は、おでこ、顎、鼻、ほお骨、の手術をする事になりました。前日から入院して食事は21時までに済ませて翌日の手術の為に準備します。手術の前日は今でも覚えていますがものすごく不思議な気分でした。怖いのか?うれしいのか?楽しみなのか?自分が自分では無い感覚とでも言うのでしょうか?それまでの自分が終わって、新しい自分が始まるそんな丁度中間地点。。死ぬ間際なのか生まれる直前なのか?そんな感じです。

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そしてついに当日の朝が来ました。
朝は、食事はもちろん水もダメで手術まで何も口に出来ません。私の手術前に友人が何人も訪ねて来てくれました。ドキュメンタリーを作るという事で手術にカメラも同行していましたのでカメラマンも来ていました。私の手術の一部始終を撮影する為です。

ばたばたした中、あっという間に手術の時間が来ました。
たしか午前九時からだったと思います。看護師の方がこられて手術ですよーと。ストレッチャーにベットから移動します。別にこの段階では、怪我人でも病人でもありませんから普通に起き上がり移動します。友人の声援?応援?を背に病室を出て、相変わらずの不思議な感情のまま怖いのか?うれしいのか?自分の事では無い様な現実の中、手術室に運ばれて行きました。

手術室に着き、麻酔の為に点滴の針を左手に刺します。
看護師さんが話掛けてくださり、気を紛らわせてくれます。私にとっては全身麻酔での手術は初めてでしたので、麻酔がどんな物なのか非常に興味があったのを覚えています。麻酔なんてこれまで歯科医で歯の神経に打つ物しか体験がありませんので全身麻酔で自分の意識が無くなるという事がどんな状態なのか想像もできませんでした。看護師さんに「全身麻酔はどんな感じですか?」等と聞いてみても「眠たくなりますよー」という程度の解答です。そのくらいは想像出来るけど。。

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そんなやり取りの後、ついに手術開始です。
看護師さんの「それでは、麻酔入れていきます」という合図。とうとうこの時が来てしまった。それと同時に麻酔にちょっと歯向かってみようといういたずら心。眠らないようにがんばって耐えてみたらどうなるんだろう?

看護師さんが数字を数え始めます。1 2 3 4 5 。。。

眠らないように耐える私。。。6 7。。

ここで私の記憶はなくなりました。

続きはまた再来週!

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