第26回 友だちになるために人は出会うんだよ どこのどんな人ともきっとわかりあえるさ

なんとなく、先週原稿を落とした気がするのですが、
きっと気のせい、気のせい!

最近いろんなことを、気のせいにするようにしています。
30代後半になってからメキメキ乳首が感じるようになったのも気のせいだと思うし、
ちょっと前に素性を隠してチョメチョメしてたお相手から、最中に突然「女優女優女優!」とつぶやかれたことも気のせいだと思うんです。嗚呼。

てかね、このサイトでこのテーマで連載しちゃった以上、カミングアウトネタもやらにゃーならねぇと思って始めたものの、
やっぱ人様の人生に大きく関わるかもしれないことを語るってのは、こちら側もヒヤヒヤものなんですよ。

いつか、丑三つ時に、頭にロウソクを差したオカマが襲ってきて、
「お前にそそのかされてカミングアウトしたら、気持ち悪がられたぞえ~!」
なんて大鎌を振り回されるかもしれませんし。(カマつながり)

言葉を人に発信するというのは、それを受け取った人になんらかの影響を与えるということ。

世界中で吐き出されるツイートが、一日分だけで、トルストイの『戦争と平和』1万冊分になるという恐ろしいご時勢ですが、
そんな濁流の中の、たった一かけらのつぶやきに、お互い、ウキウキしたり、ガックリきたりしてるんですものね。言葉って恐ろしい。

アタシも、ろくでなしでドスケベな女装ホモおじさんなりに、(とくにこの連載は)悩みながら人様に言葉をお届けしております。

というわけで一回休み失礼しました~。

さて、前回までに、赤の他人へのカミングアウト、会社の同僚へのカミングアウトについて語らせていただいたので、
次は「友達へのカミングアウト」で行ってみます。

てかそもそも友達って何なの。

どれくらいの頻度で会ったり、想いを交わしたりすれば、知り合いじゃなくて友達と言えるんでしょう。

そういや知り合いのやや頭のおかしいオカマが、
最近「ずっとも」という単語を連呼しているんですよね。
ずっと友達、の略で。

ブルボンヌはぁ、
読者の皆さんと、ずっともだよ \(^o^)/

みたいな。
うさんくさーい。
それに対して、大御所女装のHOSSY先生が熱く使用反対を呼びかけていらっしゃる意味がよく分かります。

そんな取り扱い注意な「友達」なんて言葉に、
自分自身の属性をどこまで託すべきなのか。

たとえば月に一回、趣味の仲間と会っている人が、
わざわざ趣味以外のそっちのシュミも伝えたほうが良いかは、
その仲間との関わり方次第でしょうしね。

ただ、「何でも言える友達」という常套句があるように、
知り合いではなく友達というからには、
あなたという人柄を知ってもらう上で、たいていの場合は重要であるセクシュアルな属性も知ってもらうのが、より友達らしい状態のような気はします。

前回も言いましたが、性的なことは、本当にあらゆる会話や行動に関わってくるんですから。
(2CHOPO編集長キムビアンカさんのキャッチフレーズは、「SEXは物事の中心よ」)

なので、個人的には
「親友にゲイだって言えてないんだ」
ってのは、すごく違和感を覚えます。
まあ言葉遊びですけど、そこ言えない親友って何なの、と思う。
親友なんて上級単語は、互いのケツの穴くらい晒し合った関係にこそ使ってほしい。(なんていうと、ヤリ友がみんな親友になっちゃってタイヘン!)

でも、汎用性ある「友達」となると、趣味などに特化された部分だけのお付き合いもありなんだろうなーと。

とは言え、
Facebookだのtwitterだので、「薄ら友達」が増えゆく時代、
より「この人は」と思う友達に対しての、
自分ってこんなやつだけどよろしくお願いします、という真っ当な気持ちからのセクシュアリティのカミングアウトであれば、
それは、ツールに頼らない、より心のあるつながりになりそうな気はします。

そして、そんな風に晒したあなたの気持ちを喜んで受け止めてくれる人こそが、
本当に「友達」って言える人なんじゃないかしらね。

ちなみにアタシの場合は、誰彼かまわず、オカマだの女装だのドスケベだのを全開で生きてるせいで、
もっとすごいものを晒させていただけないと「友達」って思えない域に達してしまいました。
我が友となる者はさらにおぞましきものを見るだろう!ってか。

うさんくさいとかさんざん言いましたが、
下の血縁が作りづらいセクシュアルマイノリティにとって、
「友達」は本当に大事なものだと思います。

みんな、
ずっとも作ってね~☆ \(^o^)/

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