Vol.11 トランスジェンダー|LGBTの就職について~企業の受け入れ態勢・準備~

四月ですね! みなさん、お花見はしましたか? 如月です。

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私は家の近くの遊歩道で少しだけお散歩がてらお花見しました。暖かくなってきましたし気持ちの良い毎日ですし、幸せな気持ちになりましたね。

さてさて、今日は企業側でLGBTの採用について気をつけること、準備するべきことを少し書こうと思います。最近はLGBTに対しての認知も広がり、受け入れ体制が出来上がってきていると感じています。しかし、LGBTに否定的な社員もいないし上層部も理解がある。そうであれば、採用する側の企業はLGBTの採用の準備ができていると言えるのでしょうか。

私は、それだけではLGBTの採用に関して企業側の準備は万全ではないと考えます。という訳で、私なりに企業側はこんな準備・体制作りが必要だと感じることをいくつか挙げていきます。

1、LGBTの採用自体がダイバーシティを受け入れる体制を作ることであるという認識を持つ
LGBTだけではなくダイバーシティ(多様性)の一環として様々な社員を受け入れる体制を作り、正しい知識を持っているかどうか。

2、口頭や雰囲気だけではなく企業理念や採用基準が明文化されていること
会社説明会など、担当者レベルの会話の中に、「弊社にはLGBT人材を採用する体制・準備がある」と言うだけではもちろん不十分です。当事者はカミングアウトに際して、精神的に大きなハードルがあります。明文化することでカミングアウト後の環境の変化(待遇など)を想像しやすく安心して働くことができます。

3、LGBTの当事者同士のコミュニケーションが取りやすい環境にあるか?
いくら企業側が受け入れ体制を整えてもLGBT当事者としては、もしも他に社内にLGBTの当事者がいるなら話をしたいと思うはずです。そういった場合に、当事者同士でコミュニケーションが取れるような環境があるとカミングアウト後でも安心して働けます。しかし、すべてのLGBT当事者がカミングアウトしたい訳ではありませんし社内で公表はしたくないけれど上司にだけはカミングアウトしたいといった場合もありますので、カミングアウト段階でどこまで公表するのかは、当事者とよく相談する必要がありますね。

4、専用トイレなどがあるか?
主にLGBTの中でもT(トランスジェンダー)の場合に必要になる準備です。まず、トイレは望む性の方を使えるのか? 専用トイレがあるか? もしくは、準専用トイレ、例えば、女性とMtF(男性から女性へのトランスジェンダー)が使えるトイレや男性とFtM(女性から男性へのトランスジェンダー)が使えるトイレを用意しているか。

5、名前の扱いのルールはあるか?
こちらも主にトランスジェンダーに必要な制度かと思います。社内外で本名以外の名前が使えるかどうかです。もちろん、契約関連は本名である必要がありますが、例えば名刺や社内での呼び名などは望む性らしい名前が使えることが重要です。しかし、これもある程度ルールが必要になります。また、管理職などになった場合、契約書に署名などで本名が必要になる場合があります。この時にはさすがに本名を使わざるをえません。契約書は代表者名で作れる、もしくは社内で別名を使う場合は、戸籍上の名前も変更する準備を同時に進めるなどLGBT側の手続きも必要になります。戸籍上の名前の変更については、いずれ詳しく書きますが実際に名刺などで使っている実績があると手続きがスムーズになります。

いかがでしたでしょうか? 4月は新しい社員が増える時期でもあります。潜在的なLGBTは全人口の10%近くも存在しているという統計もあります。LGBTダイバーシティの認知と正しい体制を社内で作り優秀な人材を確保する準備をしてみてはいかがでしょうか?

ではまた。

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