【短期集中連載】いざ!多様な花咲くトロントへ。Vol.3[LGBTライフ篇]

リズはふくよかで、化粧っ気がない短めの髪のレズビアン。

LGBT旅行会社に勤めながら、トロントのパレードにおいても活躍しているため、一緒に歩いていても人が寄ってくるほどの有名人。今回、リズの世話焼きオバちゃん的な親切のおかげで、チャーチストリートを中心としたVillageの様々な場所を案内してもらえた……というか、連れ回された。

チャーチストリートを少し入った所には、ドラァグクイーンたちを描いた壁画がある。よく見るとこの壁画のドラァグクイーンの耳元や首元には、キラキラ光る宝石のようなものが着いているのだ。奇抜な格好で派手なメイクをしたドラァグクイーンたちが何メートルにも渡って集まり、スパンコールのように怪しく光っている様は妖艶だ。

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また、およそ100世帯のLGBTの人たちばかりが暮らしているコンドミニアムがある。

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昨年のWorld Prideを機に、LGBTの公園やメモリアルも増設されている。

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毎年毎年AIDSで亡くなった人々の名前が書かれた記念碑があり、手紙や花が添えてあったりする。

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ゲイを中心にLGBT関連の本を扱った世界最古のゲイの本屋さん『GLAD DAY BOOKSHOP』は2階にあり、やさしい店員さんがにこやかに迎えてくれた。

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店員さん「半年くらい前にここに黒人の男の子が訪れて、自分のセクシュアリティのことで悶々と悩んでいたんだ。自分はゲイなのか、バイセクシャルなのか……自分のことを受け入れられなくて、親にも周りの人にも言えないし、それに加えて黒人ということでも酷く悩んでいたんだ。僕は彼と長い時間話をして、そのまま、君のままでいいんだよと言ったんだ。そして、ここにある色々な本を紹介したんだ。やがて半年くらい経ったある日、派手な格好をした若いドラァグクイーンが目の前に立ったと思ったら……その子だったんだよ! もう完全に吹っ切れてる感じで、ふたりで抱き合って大笑いしたんだ」


【トロントのレストラン紹介】
トロントは、世界の国際都市と比べても決して引けを取らない食の都であることがわかった。それもこれも多様な人種が暮らす街だらかであろう。今回、オンタリオ州観光局のおかげで、とても美味しいレストランに行くことが出来た。この場を借りて、ありがとうございました!

【おすすめ度:★★★】
CLUNY
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『Distelly』内にある雰囲気のいいビストロ。半分オープンキッチンになっていて広い店内は人で賑わい、予約ができないため名前を残して待つしかないのだけど、牡蠣や魚介類が氷上に綺麗に並べられていたりして、パリにいるような華やかな気分になる。鶏肉のバスク風煮込みをいただいたが、料理は多すぎないので、メニューをチョイスすれば楽しい食事になるだろう。

【おすすめ度:★★☆】
SMITH
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チャーチストリートにあるLGBTフレンドリーなかわいいビストロ。1階と2階は家にいるような暖炉があり、3階はラウンジのように賑やかな音楽が流れている。メニューは大きな新聞のようなザラ紙にイラストで書いてあり、オリジナリティーがありお洒落だ。生牡蠣、アスパラガスとキノコのサラダ、鶏肉の揚げたものいただいたけど、肉はボリュームがあるので日本人ならばメイン一つでいいかもしれない。

【おすすめ度:★★★】
FRANK’S KITCHEN
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リトルイタリーにあるこじんまりとしたイタリアン。日曜日もやっていたので(レストランは日曜休みがほとんど)、友人に紹介されて行ったのだけど気持ちのいいレストランだった。エスカルゴのブルゴーニュ風サラダ、スパゲッティボロネーゼをいただいたのだけど、アミューズでポルチーニのスープが少し出たり、サービスも素晴らしい。ボロネーゼは、残念ながら本場とは違うが、一般的にはOKだろう。


トロントのレズビアンのお節介おばさんリズが、酔っ払って僕にこんなことを言っていた。

「この町では、イタリア人だろうが、ポルトガル人だろうが、黒人だろうが、ユダヤ人だろうが、中国人だろうが、ゲイ、レズビアン、トランス……セクシュアリティがどうであれ、みんなおんなじなのよ。『あなたはどんな人なのか?』ということが大切なの。これほど多様性を尊重している町は、他にないんじゃないかしら……」

カナダはどうやら、僕たちの国よりもずっと進んでいるみたいです。

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