【映画】カミングアウトの苦悩を描き切ったベン・ウィショー最新作『追憶と、踊りながら』が近日公開

 

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ロンドンで暮らす初老の中国人女性とゲイのイギリス人青年の交流を、『007 スカイフォール』『クラウド アトラス』などの話題作に出演し、今最も注目されている俳優ベン・ウィショー主演で描いたヒューマンドラマ、『追憶と、踊りながら』が5月23日(土)より劇場公開される。

 

初老を迎えたカンボジア系中国人のジュン(チェン・ペイペイ)は、ロンドンの介護ホームでひとり寂しく暮らしている。英語が話せない彼女の唯一の楽しみは、息子のカイ(アンドリュー・レオン)が面会に来る時間だけ。言葉のわからない彼女にとって息子のカイだけが、ロンドン、ひいてはイギリス社会とのライフライン的な存在だった。

一方、カイは自分がゲイで恋人リチャードを深く愛していることを母に告白できず、日々悩んでいた。

そして訪れる、突然の悲しみーー。

ひとり取り残されてしまったジュンを心配したリチャードは、カイの“友人”を装ったまま、ジュンの面倒を見ようとするが……。

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特筆すべきは、繊細でありながらも、時として力強い演技でリチャードという悩める男性を演じたベン・ウィショーの存在感(自身もゲイであると公表している)。また、「グリーン・デスティニー」などに出演したベテラン女優チェン・ペイペイが、孤独な母親役を熱演している。本作が長編第1作となるカンボジア出身の新鋭ホン・カウ監督が、自身の自伝的ではないにしろ、パーソナルな経験を投影させながら繊細なタッチで描いている。

映画が最後に聞かせてくれる音色が、この悲しみに暮れる物語に希望と癒しを与えてくれる。


『追憶と、踊りながら』
5月23日(土)より新宿武蔵野館、シネマ・ジャック&ベティほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ホン・カウ
出演:ベン・ウィショー、チェン・ペイペイ、アンドリュー・レオン、モーヴェン・クリスティ、ナオミ・クリスティ、ピーター・ボウルズ
主題歌:「夜来香」(李香蘭)
原題:LILTING
イギリス映画|2014年|英語&北京語|カラー|1:2.35|5.1ch|86分|DCP
後援:ブリティッシュ・カウンシル 配給:ムヴィオラ
公式サイト:www.moviola.jp/tsuioku

(c) LILTING PRODUCTION LIMITED / DOMINIC BUCHANAN PRODUCTIONS / FILM LONDON 2014

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