Vol.8 前代未聞のアイドルユニット「LADYBABY」から目が離せない!

 

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誰も思いつかなかったであろう異色な組み合わせのアイドルが今世界で話題になっているのをご存じでしょうか?

コスチュームメーカー「クリアストーン」のPRユニットとして今年3月に結成されたLADYBABYは、「ミスiD2015」でグランプリを受賞した金子理江(17歳・フィリピンとスペインと日本のハーフ)、同じく入賞者の黒宮れい(14歳・日本)、ヒゲ女装パフォーマーのレディビアード(永遠の5歳児・オーストラリア)からなる3人組ユニット。

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アニメやコスプレ、アイドル、温泉など「ニッポンカルチャー」がテーマの「ニッポン饅頭」はYouTubeで公開されてから、わずか10日で330万回という新人アイドルグループとして驚異的な再生回数を記録しています。英語圏やアジアだけでなく、世界中から寄せられるコメントは楽曲やメンバーへの感想の他、「日本は何でこんなことができるんだ?」というものも目立ちます。確かに、このユニットのメンバーはあまりにも沢山のギャップを包括しています。国籍、人種、年齢、性別、バックグラウンドなど、どれも一つでも違えばまとまりにくいものばかり。

いくらダイバーシティ化が推し進められる現代でも、ビジネスベースに乗せるには大きな軋轢もあったのでは? この挑戦的なユニットを企画したクリアストーン社にお話を伺ってみました。

ーなぜこのグループが生まれたのでしょうか?
「LADYBABYは当初、クリアストーンが出展する予定だったアメリカの某展示会のステージで、会場にいるアメリカ人をはじめ各国の人たちをアッと驚かせる為に結成されたグループでした」

ー最初から外国人へのサプライズが構想の中にあったのですね。
「インパクト勝負の展示会らしい企画です。しかしその展示会での出演が諸事情により無くなってしまい、せっかくこんな面白いメンバーが集まったのだからもったいない!という理由で、まずは日本国内でPRユニットという形で活動していく事になりました」

ー意外な成り立ちだったんですね。グループ名の由来は何でしょうか?
「コスチュームを共同製作して下さったデザイナーの塩澤政明さんのアイデアで、レディビアードの『LADY』と、愛らしい娘を表す『BABY』を合わせてました」

ーレディビアードだけがグループ名に名前を入れてもらっているんですね。メンバーはどうやって選ばれたんですか?
「レディビアードが表紙に印刷されたフリーペーパーの英字誌をクリアストーン代表の小野が偶然見つけ、直感でレディビアードをクリアストーンの海外展開のイメージキャラクターとする構想が生まれました」

ー直感で!(笑)
「さらにビアードと相反するアイコン(小さくて可愛い女の子2人)を両サイドに立たせる事で、それぞれのインパクトを最大限に引き出すアイデアが生まれ、以前からキャスティングを協力してもらっているミスiD主催者の小林司さんに相談したところミスiDの金子理江と黒宮れいを紹介してもらいました」

ーメンバー3人のバランスは、緻密に計算されていたんですね。確かに、3人並んだ時のインパクトはすさまじいですよね。何もかもが対極にあるという……このユニットの活動目的、目指すステージは何ですか?
「LADYBABYは本来、クリアストーンのPRユニットですので、クリアストーンの企業理念とイコールです。人生に『非日常』のエッセンスを加えることで、自分の殻を破る、生まれ変わる、生きる喜びを実感する。LADYBABYその旗手となって見せていきたいです。具体的なビジョンでは、東京五輪のある2020年に向けて、クリアストーンでも様々な商品や仕掛けを打っていきますのでLADYBABYもそれに連動して、ニッポン国内を盛り上げ、元気づけ、そんなニッポンの姿を世界に発信していきたいです」

ー盛り上げるという意味では、アイドルは恰好のパッケージですね。このユニットのキャッチフレーズは「世界のルールを変えちゃおう,Change the rules,Smash the boundaries 」ですが、これはどんな意図がありますか?
「LADYBABYの『既成概念に囚われない自由な心』を意味しています」

ーまさしく、メンバー構成にも反映されていますよね。どうして国籍、年齢、性別、何もかもが違うメンバーを組み込めたのでしょうか?
「異なる大きなパワー同士がぶつかることで、すごいものが生まれることを期待しました。タイプの違うメンバー同士ですので、時に摩擦が生じることもありますが、お互いを尊重して高め合っているとても良い関係性と思います」

ーMVの330万再生という数字は、まさしく化学反応の結果といえますね。とはいえ、従来のアイドル像とは全く違うレディビアードの起用に当初反対意見はありませんでしたか?
「反対というより、、レディビアード起用の意味が理解できない人が圧倒的多数でした。代表の小野と私(下田)以外の社員は理解に苦しんでいました(笑)。しかし『分からないものはとりあえずやってみよう』という社風がクリアストーンにはありますので、反対は起きませんでした」

ー時代を先取りする必要があるコスチュームブランドらしい社風ですね。ところで、大きなギャップで注目を集めたLADYBABYは世界に新しい価値観を提示したと言えます。そんな中で、日本が世界で担う役割は何があると思いますか?
「島国であり、独自の文化を形成してきた私たち日本人の感性は、世界の中でも特殊であり、浮世絵や映画などのアート作品、車や機械などのハードウェア、マンガ、アニメ、ゲームなどのソフトに至るまで、いつの時代も世界の人々を驚かせてきました。そんな日本に生まれた以上、現代にいる我々も世界にサプライズを発信していく任務があるのではと考えています」

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まずは第一弾のサプライズ、大成功でしたね! 今後の展開も期待しています。どうもありがとうございました!
今回、このMVが海外で大きな話題になったことで、日本の受け皿の大きさに改めて気づきました。あらゆる個性を受け止め、ジャパンカルチャーとして独自のものに発展させることは、寛容さと想像力がなければできません。それができ、許される社会は、外に誇れるものだと思います。
また、声高にボーダーレスを叫ぶよりも、エンターテインメントとして表現することがより浸透するものになっていくのだと感じました。
メンバーそれぞれが、ありったけの個性をほとばしらせるLADYBABY。これからどんな化学反応を日本、そして世界で起こしていくのか、目が離せませんね。

 

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