第46号 パープル・ハンズ「老後のお金と住まい」無料講座(8/30)、受付中!

 

 ●FPさんに聞いてみた
先日、横浜であったお金のセミナーに参加してきました。「60歳定年、再雇用か、リタイヤか? セカンドライフをどう考える?」というタイトルです。チラシには、「こんなことにお困りではないですか?」とあって、

退職後、お金が足りなくならないかしら?
年金がこれ以上減ったら、生活ができるかしら?
定年後に仕事を続けたほうがよいのかしら?

などのつぶやきが載っています。どうですか、ご興味あります? 「お金」は死ぬまでついて回る問題ですね。私も拙著その他で「ゲイ(セクマイ)の3大難問」は、

お金が一生つづくのか
故郷においてきた老親どうする?
子なしで迎える自分の老後

と語っております(笑)。
老後のお金をどう考えたらいいのか。定年まえの準備はもちろん、いまや人生80年時代、定年後にも走りながら準備することがいろいろあるでしょう。

このセミナーは、神奈川県で活動するFP(フィナンシャルプランナー)さんが、一般財団法人「ゆうちょ財団」の助成金を得て地域のシニア向けに開催した無料セミナーです。
ちなみにFPとは貯蓄や保険、不動産、相続などライフプランにかんしてお金の面を中心に相談に乗る専門家。認可された団体が実施する国家検定試験の合格者。私も2級FP技能士をもっています。多くは銀行や保険会社に所属していますが、それらに所属しないいわゆる独立系FPのほうが、企業の意図に左右されない中立なアドバイスをしてくれるともいわれています。

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 老後の特集はよく出されていますね。

 ●老後の出発点を高くする
この「老後とお金」のセミナー、ポイントはどんなことだったでしょう。
まずは、老後は長いということの再確認。60歳で定年を迎えても、いま、60歳の人の平均余命は23年。そのかんの収入をどう確保する? おまけに年金が始まるのは65歳から。いわゆる「空白の5年間」問題もあります。
FPさんも魔法の杖があるわけじゃありません。金のなる木があるならともかく、定年後の収入減に対しては

長く働くことも前向きに検討しましょう
働くことで生活にリズムが出て、社会とのつながりが保て、健康も維持できて医療費も節約

と、きわめて真っ当なことをおっしゃっていました。実際、60代、下手すりゃ70代もまだまだ元気。希望すれば65歳まで継続雇用してもらえる時代です。
ただ、1週間で何時間働くか(20時間未満、20〜30時間、30時間以上)で、いろいろな制度に入れたり、もらえるお金があったり、逆にもらえる年金が減額されるなどして、収入に違いが出てきます。とくに健康保険や年金への加入はいろいろな条件で加入先が変わり、保険料や将来の年金額にも意外と違いが出てくるのです。
定年まえのかたなら、継続雇用してもらう場合などは今後の自分の働き方(時間数)と手取り額の変動について、会社の総務や、べつにFPさんなどに相談して、いろいろシミレーションしてもらうことが大事です。

とまあ、制度についてはメンドウそうなことを言いましたが、それ以外では、定年時の出発点を少しでも高くすること、つまり貯金ですね。あと、国民年金に未納がある人は追納したり、65歳まで任意加入して、あとあともらう年金額をアップする手もあります。あるいは自主的に年金をもらう年齢を引き上げると最高42パーセント増額されるのでした。このことは、以前、こちらでもご説明しましたね。
そのほか自営業者で上乗せの保険を探しているなら、国民年金基金が得。死ぬまでもらえる終身保険だし、保険料は税金上、優遇されるので、民間の保険商品よりじつはおトクです。
それに先立ち、やはりFPさんなどの専門家に家計分析をしてもらって無駄な支出をチェックしてもらうなども効果大です。

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 ●当事者による、当事者のためのセミナー
さて、細かいことを書いてしまいましたが、老後とパートナーシップの確かな情報センター、NPO法人パープル・ハンズでは、じつはこの横浜のセミナーとおなじく「ゆうちょ財団」さんの金融相談等活動助成金をいただいて、上野エリアの会場で、「にじ色あんしん老いじたく講座」という3回シリーズのセミナーをすることになりました。

あらためてこの助成金をご紹介すると、これは「高齢者及び大規模災害の被災者ならびに障がいのある人等向けに金融相談事業や金融教育事業等を行うNPO等団体を対象に、その活動費の一部を助成」するもの。性的マイノリティ高齢者のライフプランという切り口が珍しかったのか、今年はじめて採用していただきました(平成27年度助成一覧)。
これまで新宿二丁目のaktaさんを中心に活動してきましたが、以前からやりたいと思っていた上野・浅草など東京東部エリアへは、初お目みえです。

第1回(8月30日)は「老後のお金と住まい、こう考える!」と題し、いま述べたお金の話題や高齢者用住宅などの情報と、セクマイの事情に即した考え方のコツをご紹介する予定。
セクマイの事情とは、シングルだったり、法律上認められていないパートナーがいたり、親族と関係が悪かったり、HIV陽性だったり、書類と見た目の性別が違っていたり……などなど。
それらの現実に即し、銀行などが開催する富裕層向けではなく、ほどほどのお金で安心して暮らすために、最低限これだけは、といった内容でお話します。助成金事業なので、入場無料なのも嬉しい(秘密厳守、性別・セクシュアリティ不問)。
なお、第2回(10月)は「介護、病気、認知症」をテーマに、そして第3回(1月)は「遺言と相続、お墓、死後事務」です。いたれり尽くせり?

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現在、参加を受付中です。希望者は、お名前(ニックネーム可)と年齢を書いて、info@purple-hands.netまでお申し込みください。折り返し、会場のご案内を差し上げます。地下鉄上野駅の3番出口から徒歩1分の便利な会場です。定員は30名。超過の場合はシニア層の受講を優先し、お若いかたにはご遠慮いただく場合もありますので、あらかじめご承知おきください。
では、みなさまのお申し込みをお待ちしています。

 

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