第11回 失敗しないゲイバー開業への道!(その1)安くおさえたい開業資金

こんにちわ。LGBTフレンドリーな会計事務所、税理士の上村大輔です。

今回からはビジネス系の新企画!ゲイバー(ビアンバー、レストラン等を含む。以下、便宜的に「ゲイバー」と表記します)開業のために必要な「お金」について、全3回シリーズでお話したいと思います。

1.開業したい!と思ったら。
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「ゲイバーを開業したい」と一口にいっても、そこまでのプロセスは皆さん一人一人のストーリーがあるかと思います。ビジネス志向が強い方、LGBTが集まれる心地よい居場所を作りたい方、先代から引き継いだ方、趣味でやる方……それぞれの理由があるでしょう。でも、どうせ始めるからには、長く続くお店になれば良いな~という思いはみなさん共通しているのではないでしょうか。お店を長く続けるためには、お客さんが絶えないこと、多く集まることが必要です。

立地やコンセプト、接客、ターゲット、客単価、リピート率などが影響してきそうですね。当事務所はゲイバーマーケティングの専門ではないので……これらの詳細はノウハウがありませんが、実はお店継続のため大切なことがもう一つあります。それは「運転資金がショートしないこと」です。

資金をそこそこ貯めて開業をしたけれど、思いのほかお店の内装にこだわったりしているうちにお金がかかってしまい、お金にあまり余裕がないままOPEN当日を迎えてしまったとしましょう。よく、最初の1ヶ月くらいはお友達や知り合いが来てくれて、なんとかなるという話を聞きますが、だんだんそれも減ってくると……お店が軌道に乗る前にお金が底をついてしまい家賃や給料などが払えず……あっと言う間に継続するのが難しくなってしまうケースもあります。そうならないためにも、開業にはどういった費用が必要になるのか、事前にしっかり計画立てることが大切です。

2.開業にはいくらくらい必要なの?
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バー開業に必要になってくるお金、大きく分けると大体以下の通りです。それぞれ、大まかな額を見て行きましょう!

(1)物件取得費
店舗物件を借りるために必要な費用。保証金、前家賃、不動産仲介手数料などで、これらを全て合わせると(地域によりますが)家賃月額の8~12ヶ月分位になる場合が多いようです。仮に家賃20万円なら160万円~240万円くらいですね。

(2)什器・備品・消耗品費
イス、テーブル、食器、カラオケ、音響、インターネット設備、インテリア、メニュー、名刺などなど。1点1点は少額でも、積み重なると結構な額になります。カラオケ機器は置くか置かないかで、店の雰囲気がガラッと変わりますね。集客に役立ちそうにも見えますが、毎月3.5万~5.5万円のリース料がかかるようですので、元を取れるかどうかがポイントです。

(3)内外装・設備工事費
設計費、内外装工事費、看板設置、電気水道ガス電話等の工事、冷暖房機器です。まっさらな状態(スケルトンと言います)から自分好みの店に作り上げる場合は、かなりお金がかさみます。(地域によりますが)スケルトン物件の場合、一坪あたり約50万円前後、こだわれば100万円以上の工事費が目安になります。例えば10坪のお店であれば500万円前後、最大でも1,000万円くらいが目安で、それを超えると過剰投資と考えられます。

(4)運転資金
日々の経費支払や家賃支払など、開業後にかかるお金を、あらかじめ余裕を持っておくことが大切です。こちらは最低でも、仕入れと給料(人を雇う場合)の合計3ヶ月分くらいは用意しておきたいところ。6ヶ月分くらいあれば開業後の自分の生活費も補えるので、軌道に乗るまで少し時間がかかる場合でも安心です。なお、開業時にレセプションやパーティをやる場合は、その費用もここに含めておきましょう。

3.初期費用を抑えるためには!?
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と、いろいろ見てきましたが、いや~お店を始めるって、結構お金がかかりそうですね……でも、初期費用を安く抑えてお店を始める方法もいくつかありますので、ご紹介いたします!

(1)居抜き(いぬき)物件
居抜き貸しという、前のお店の内装や備品などが残った状態で借りられる物件もあります。このケースでは造作を譲り受けるためにお金を払う場合がありますが、スケルトンよりも費用を大幅に抑えることができます。ただし、実際にそのまま使えるかどうかや、退去時にスケルトンにして戻さないといけないかなど、注意が必要です。

(2)中古の備品購入
冷蔵庫、製氷機などの電子機器や流し台など、さまざまな中古機材も初期費用を抑えることができます。ただし故障などには要注意を……。

(3)リース賃貸
新宿・歌舞伎町や札幌・すすき野など、バーなどが密集している繁華街の場合、「リース賃貸」という契約方式があります。これは、内装工事も終わり、カウンターやイス、備品などの設備もみんな揃った状態で借りる方式です。毎月の賃料は自分で内装などを作る場合に比べて割高になりますが、まずは開業してみたい方には費用面でリスクが少ない物件です。

この他にも、そもそも賃料が安いエリアで出店するというのも一つ。まだゲイバーがないエリアや観光地などで、実は結構人が集まりそうなところがあるかもしれません。また、内装工事費については工夫とセンスと、手伝ってくれる人を集められる人望?で、自分なりに安くオシャレにできる余地があります。

いかがでしたでしょうか。開業にかかる費用は大体分かったけど、自己資金だけでは足りない場合、残りをどうやって準備すれば良いの~!? って思いますよね。次回は、結構いろいろある必要資金の集め方、調達の仕方についてご紹介いたします!お楽しみに~!

※今回は、新宿二丁目の不動産屋さんで、ゲイバー開業支援実績が豊富なフタミ商事さまの多大なるご協力をいただいて執筆いたしました。
【協力】フタミ商事 新宿二丁目BAR(バー)開業ナビ

かみむら会計事務所は、ゲイバー、ビアンバー、ゲイマッサージ等をはじめとするLGBTビジネスの開業支援、経理、税務申告、節税のご相談などを承っております。初回相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。お問い合わせ内容に「2CHOPOを読んだ」と記載いただけるとスムーズです。

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