第34回 中華 × ロココ

晩秋の候、朝晩の冷え込みも厳しくなってまいりましたね。
御機嫌よう。 HOSSYで御座います。

さて早速ですがコチラの動画を御覧ください。

こちらはジャンポール・ゴルチェによる2011年春夏のオートクチュールのフィナーレを飾ったウェディングドレスなんですが、コチラを纏った美しいモデルさん。。。。。

なんと男性です。

彼の名前はアンドレイ・ペイジック。アンドロジニーモデルとして一番有名だと思います。

東欧のボスニア・ヘルツゴビア出身で17歳の時にマクドナルドでアルバイトしてる所をスカウトされ、現在オーストラリアのモデルとして活躍する身長188センチの21歳。
男女両性の衣装を着こなす性を超越したアンドロジニーモデルとして、ハイファッションの世界の中心にいる彼は、そのセンセーショナルな魅力によって「性に関する議論」の中心にもなっているのですが、彼自身、性指向に関しては明らかにしていないようで、インタビュー等でも性に関する従来の概念でなんやかやと特徴づけられる事を拒否してるようです。
しかし、その対応や語り口は非常にクレバーかつシニカルだったりして人物の内面としても非常に魅力的であることがわかります。

以下、参考までにHuffington Postインタビューの一部を抜粋。

モデルとして、あなたは有名になりました。そしてある意味、あいまいな性のシンボルともなっています。この役割を担うことはどう思いますか?
(役割を担うことは)当初、自分の目標ではなかった。(だけど)自分のストーリーがトランスジェンダーや両性具有について研究したい人たちにとって有益なものになるのなら、共有してもいいと思ったの。最近ジャン=ポール・ゴルチエのショーで中国に行ったんだけど、(自分がいた建物の)外には100人あまりの子供たちが手に花や贈り物、そして手紙を持って手を振ってくれた。一番感動したのは、人里離れた場所に住んでいて、両親からの理解もなく、追い詰められたと感じている人が、自分と話をすることで安堵のようなものを感じてくれたことだった。

2011年にメイクをしてカーラーを巻き、上半身裸の状態で『Dossier』誌の表紙を飾った際、その号がバーンズ&ノーブル(米最大級の書店チェーン)や小売業者によって検閲されたことがありましたね。
たとえそれが不必要であったとしても、自分は(常に何らかの)議論の的になる気がしている。この件は想定外で、ばかばかしいと思った。(雑誌に登場した自分の姿は)不快だとは思わなかったしね。たとえそれが男の子でも、女の子であっても。どちらにしても、検閲されるべきじゃないと思ってる。

『FHM』誌の「世界で最もセクシーな女性100人」リストで98位に選ばれ、(その後同誌の屈辱的な表現がもとで)リストから外されたことについては?
(選ばれたことは)ほかの女性と同様、光栄に思った。自分がセックスシンボルになるなんて、考えたこともなかったから、すごいことだと思ったよ。そういう風に見られるのは、また違った形の美しさを探って、受け入れて、そして境界線をなくすってことでしょ。

メディアからの注目を集めるためだけに、自分は起用されたんだと思ったことは?
自分はメディアからの注目を(モデルを務める)ブランドに集めている。それは自分がブランドにもたらすことのできる(あくまでも)一部分だとは思うけど。結局はビジネスだから、自分が洋服を売ることができれば、彼らは使ってくれるってわけ。

新規でタッグを組みたいブランドとその理由は?
カバーガール(米コスメブランド)と『Playboy』誌。両方ともメジャーだし、アメリカ文化の一部でもある。そんなビッグネームと仕事ができたらいいね。モデルになった当初、自分はスタイリッシュ過ぎて、(活躍の場も)限定されると思われていたから。(カバーガールや『Playboy』誌のモデルに起用されれば)そういった型を破ることになる。ブラジャーのモデルを務めたときのようにね。

将来、性転換手術をするという選択肢もありますか?
自分としては、すべての選択肢をオープンにしていたいと思ってる。だけどこれは個人的なことだから、あまり話はしないよ。

詮索してしまってごめんなさい。
大丈夫。多くの人が聞いてくるしね。

彼の様に曖昧なものを曖昧なまま抱え込む事のできる度量とむしろそれを楽しんでいるような余裕はホントに素晴らしいなと思う訳です。
また彼の活躍は、あらゆるグレーゾーンにいる人達にとっても非常に心強く、嬉しい事ではないかと思うのです。

まっ、それだけの美貌持ってりゃねーとバイアスに見ちゃう気持ちもありますけどね。w

わたしも「PlayBoy」と組んでみたーい。←りーむー。

という訳で本題。

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今回のテーマは「中華×ロココ」

依頼主は現在、福岡にいらっしゃるリリー・チャンさんです。
こちらが着用画像。

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先日の週末に新宿二丁目のカイリーナイトでお披露目なさったようなのでご覧になった方もいるのかな?

オーダー内容として頂いたのは「黒ベースに赤を組み合わせたコルセットトップとビッグシルエットのスカートにボレロの3ピースでロココっぽいシルエットだけど中華な味付けして欲しい。そして、それに合わせたヘッドドレスも。」ということでした。

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コルセットは黒サテンでつくった、腰回りのペプラムがフリルになったオーバーバストの胸カップ付きで、カップの上部をチャイナ柄の赤の生地で切り替え、赤のフリンジを配しました。ボディは赤の花のモチーフと花びらを散し、金のビーズで刺繍しています。フロントがオープンファスナーで開閉できる様になってますがファスナーが見えないように比翼仕立てにし、チャイナボタンを配しました。

スカートは内側にチュールのパニエを仕込んだ黒サテンの2段切り替えのビッグシルエットでバックに同生地のバッスルリボンが付いています。。

ボレロは肩を強調したシルエットの赤のチャイナ生地で作り、金のビーズのついたパイピングを裾端、立ち衿周りに挟んでいます。バックには帯から取ったダイヤ柄の生地をパッチワークして、その上からビーズ刺繍をしています。肩は二重になっており内側のノースリーブになった袖周りに赤のフリンジを配しています。

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ヘッドドレスに関しては予定では「THE チャイナ!」って感じのものを作ろうと思っていたんですが、後に依頼主のリリーさんから「小さめサイズのシルクハットにして欲しい。」と言われこうなりました。w とりあえずチャイナな味付けとしてチャイナボタンを前面に並べてみました。w

お披露目のカイリーナイトの日も、ワタクシ、他の制作物でミシンンに張り付いておりましたので伺う事も叶わず、ご着用になったご本人を拝見してないので着用画像は後からご本人にいただきました。

リリーさん。。。。。。。。。制作前にもちろんサイズいただいてたんで判ってはおりましたが。。。。。。。。。

やっぱり随分とオオキクなられましたね。。。。。。。。

って事で、また。

ちゃお。

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